【韓流20周年企画-子役俳優編】2022年は、日韓同時開催が話題となったFIFAサッカーワールドカップから20年を迎える年となる。振り返ると日本の韓流ブームの歩みも、同じようなタイミングだったのではないだろうか‥今回は、韓国ドラマや映画を彩った、名子役の近況に迫ります。
韓国ドラマをはじめ、映画界で活躍を見せている”子役俳優”。
愛らしい笑顔から大人顔負けの迫真の演技まで、小さな体から発散されるパワーは、見る者に大きな感動を与えてくれる。
そんな彼女たちもやがて大人になり、新たなシーンで活躍中だ。ここでは、成人した子役俳優の近況をお届けします。
カル・ソウォン

『7番房の奇跡』で、イェスン役を演じたカル・ソウォン(画像出典:movie.naver)
2013年、国民を泣き笑いさせた大ヒット映画『7番房の奇跡』で、イェスン役を引き受けたカル・ソウォン。
当時8歳だった彼女は、本作で俳優リュ・スンリョンと息の合った演技を披露。感動的なシーンを幾つも描き、歴代最年少で『大鐘賞』の主演女優賞と新人女優賞にノミネートされ話題を集めた。
このオーディションの時、カル・ソウォンは最も演技ができなかった最下位だったそうだ。しかし、監督は「むしろ、このような方が子どもらしい」といい、わざと一番演技ができなかった彼女をキャスティングしたという。
映画『7番房の奇跡』以降は、ドラマ『いとしのクム・サウォル』でペク・ジニの子役を、2016年には『ドクターズ~恋する気持ち』でパク・シネの子役を演じた。

現在は、YGエンターテインメントに所属している(画像出典:カル・ソウォンInstagram)
現在、15歳(日本年齢)になったカル・ソウォンは、YGエンターテインメントに所属し精力的に活動中だ。
Netflix(ネットフリックス)でも配信中のドラマ『明日』で、主演のキム・ヒソンの子役時代を演じ好評を得ている。
キム・ジヨン

『私はチャン・ボリ!』で、ビダン役を演じたキム・ジヨン(画像出典:YouTube MBCdrama映像キャプチャー)
2014年に放送されたドラマ『私はチャン・ボリ!』で、主演俳優のオ・ヨンソ、イ・ユリ、キム・ジフンとともに人気を博した、子役俳優のキム・ジヨン。
当時、わずか9歳でありながら、難しい方言や涙の演技を完璧に披露し、大衆から多く愛される子役となった。

今後の活躍にも期待!(画像出典:BIG SMILEエンターテインメント)
現在も役者の仕事を続けている彼女は、ドラマ『七転び八起き ク・ヘラ』ではミン・ヒョリンの子役時代を、『ピノキオの鼻』ではイ・ユリの幼少時代を、日本でも大ヒットした『梨泰院クラス』ではクォン・ナラの少女時代を演じている。
また、ドラマ『優雅な友達』では、父を失った中学生スア役を担当し、視聴者の心に余韻を残す演技を披露した。
現在16歳(日本年齢)という若い年齢である彼女は、この先の活躍も期待されている。
パク・ガリョン

『天国の階段』で、キム・テヒが演じたハン・ユリの少女時代を演じたパク・ガリョン(画像出典:YouTube SBS NOW / SBS 공식 채널キャプチャー)
ドラマ『クッキ~菊熙~』でキム・ヘスの子役時代を、『天国の階段』では悪役キム・テヒの少女時代を演じたパク・ガリョン。
特に、『天国の階段』では、ヒロインに敵対心をむき出しにしながら、母親とともにいじめるというヒール役を怪演。
放送当時は、新人女優だったキム・テヒよりも優れた演技力だと視聴者から好評を得るほどで、今後の活躍にも期待がかかっていた。
しかし、2011年のドラマ『千日の約束』を最後にブラウン管を後にし、活躍の場を舞台へと移した。

『護身術』にキャスティングされたパク・ガリョン(画像出典:国立劇団Twitter)
2015年には3年連続前売り率1位になった演劇『屋根部屋のネコ』に、2019年には、韓国国内唯一の国立劇場専属劇団である国立劇団の「近現代の戯曲の再発見シリーズ」10作品目となる演劇『護身術』にキャスティングされ、舞台女優としての地位を固めた。
現在、33歳(日本年齢)の彼女は、今や韓国最高の演劇舞台に立つ大人の役者へと成長した。
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ソ・ジヒ

『私の名前はキム・サムスン』で、ヒョンビンの姪っ子ヒョン・ミジュ役を演じたソ・ジヒ(画像出典:YouTube 옛드 : MBC 레전드 드라마 キャプチャー)
ドラマ『私の名前はキム・サムスン』で、ヒョンビンの姪っ子役として出演していた子役、ソ・ジヒ。
失語症を患った難しい役柄で、ドラマの後半は病気が完治するまではセリフがなく表情だけの演技だったが、子役とは思えぬ演技力でストーリーを盛り上げた。豊かな表現力に加え、その可愛らしいルックスとともに視聴者から多く愛されている。
その後、ドラマ『ある素敵な日』ではソン・ユリの子ども時代を、『青い魚』ではコ・ソヨンの幼少期、『太陽を抱く月』ではユン・スンアの少女時代を演じ、名だたる美人女優の子役時代を担当している。

『祠堂より遠い議政府より近い』シーズン2で、ソン・ハナ役を演じた(画像出典:IMAGINE ASIA)
現在24歳(日本年齢)になったソ・ジヒは、最近ウェブドラマで人気を集めている。
再生数800万回を記録し、大ヒットを飛ばしたウェブドラマ『祠堂より遠く議政府より近い』シーズン2で、はつらつとしたソン・ハナ役を演じ、再び大きな愛を受けている。
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