韓国の大御所女優、キム・ヨンオクとナ・ムニの60年来の友情が話題だ。1950年代、ラジオドラマが一般的だった時代に声優として出会い、半世紀を超える時間を支え合ってきた2人が語る友情とは‥。
84歳と80歳という、年齢を感じさせない情熱を魅せる韓国女優、キム・ヨンオクとナ・ムニの60年来の友情が話題だ。
3月14日に放送開始となったJTBCバラエティー『熱いシンガーズ(原題)』が、4％台の視聴率を記録し、好スタートを切った。
3月14日に放送開始となったJTBCバラエティー『熱いシンガーズ(原題)』（画像出典：JTBC）
合計990歳、平均年齢57歳のシニア芸能人が”合唱団を作る”というコンセプトで、キム・ヨンオクとナ・ムニは最高齢出演者1、2位としてその存在感を発揮している。
番組では、各出演者によるソロステージも披露されたのだが、キム・ヨンオクは『千の風になって』を熱唱。「”風”となって、頑張って吹き続けるのは忙しくて大変だろうけど、それでも来世は”風”になりたい」とコメントし、収録現場をうるっとさせた。
女優のキム・ヨンオク (写真提供：ⓒ TOPSTAR NEWS)
彼女は韓国で、“現役最高齢女優”という肩書を持っている。1959年にデビューし、60年もの間韓国芸能界を守ってきた大御所女優だ。
日本のドラマファンには『オールドミスダイアリー(2004)』や『コーヒープリンス1号店(2007)』、『ザ・キング: 永遠の君主(2020)』『海街チャチャチャ(2021)』などでお馴染みの“あの人”である。
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一方、キム・ヨンオクより4歳年下のナ・ムニは『私の名前はキム・サムスン(2005)』で、ヒョンビン扮するヒョン・ジノンの母親を演じ、ここ日本でも人気を博したベテラン女優。
最近では、ソン・ガン主演のtvN(Netflix)『ナビレラ －それでも蝶は舞う－』で、バレエに夢を見出した70歳の老人の妻として名演を披露している。
女優のナ・ムニ。2021年にドラマ『ナビレラ －それでも蝶は舞う－』に出演した(画像出典：tvN)
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実はこの2人、60年来の友情を誇っており、家族同然の仲だという。
『熱いシンガーズ』の制作ビハインドとして公開された映像では、キム・ヨンオクが60年前を回想するシーンが登場。
「ムニが20歳で、私が24歳の時に(2人は)出会った。見てわかると思うけど、ムニは少しおもしろい子だ。一緒にいると楽しい(笑)」
60年前の出来事を、昨日の事のように語るキム・ヨンオク。そして、長時間収録が当たり前のバラエティー番組出演については、こう語っている。
「ムニは、私がやるからやるの。私を信じてやっている」
キム・ヨンオクとナ・ムニ（画像出典：JTBC）
同映像には、輝かしい美貌を誇る2人の過去写真も公開され、韓国の視聴者を驚かせた。
最後にキム・ヨンオクは「映画にしても、舞台にしても、ムニと一緒にやりたいものがある。その時は電話をする。彼女も、私とやりたい作品があれば電話をくれる。熱いアドバイスとともに‥」と、ナ・ムニに対する愛情を惜しまず表現した。
1950年代、ラジオドラマが一般的だった時代に声優として出会い、半世紀を超える時間を支え合ってきた2人。
韓国ドラマ界の2大女優の友情と情熱は、まだまだ熱いようだ。
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