「キム・ヘスの迫力ある演技がすごい!」「少年法という社会問題が興味深かった」「子育て中にはキツイ内容‥」日本のネットでも大きな話題を集めているNetflix『未成年裁判』。その第1話と2話で取り上げられている”小学生誘拐殺人事件”は、2017年に仁川市で起きた実際の事件がモチーフとなっている。
Netflix(ネットフリックス)オリジナルシリーズ『未成年裁判』は、2月25日から世界配信され、ここ日本でも大きな話題を集めている。
そんな『未成年裁判』の衝撃的なエピソードが、実話を基に制作されているのをご存じだろうか。

特に、第1話と2話で取り上げられている”小学生誘拐殺人事件”は、2017年に仁川市で起きた実際の事件がモチーフとなっている。
2017年3月、韓国全土に衝撃が走ったあの日の事件を振り返る。
携帯を貸してほしい‥小学2年生の女の子を誘拐した少女K
2017年3月29日、午後。
少女Kはなぜか、近所の小学校の下校時間を検索していた。
すると、小学校2年生の女の子が少女Kに近寄って来て「ママに電話したいので、携帯を貸してくれませんか?」と尋ねた。
少女Kは「携帯のバッテリーが切れちゃったから、家の電話を貸してあげる」と女の子を誘引。後の警察の調査で、少女Kの携帯電話はバッテリーが切れていない事が判明する。

『未成年裁判』で男の子を誘引する少年ペク・ソンウ(画像出典:Netflix Korea 公式インスタグラム)
マンションの15階にある部屋に、女の子を連れてきた少女K。
途中、エレベーターの防犯カメラを意識したのか、13階で降りて階段を利用するという、不可解な行動を取っている。
少女Kは携帯電話を取り出し、友人である女のP(当時満18歳)に「捕まえた」「生きている女の子」と、メッセージを送信。これに女Pは「(エレベーターの)防犯カメラは確認した?」と、犯行に協力するようなアドバイスをする。
そして女Pは、少女Kに衝撃的なメッセージを送った。内容は「指はかわいい?」というもの。
その日、女の子を無残にも殺害した少女Kは、その指を切断して封筒に入れ、女Pに渡すのだった。
逮捕された少女Kと女P
2017年4月6日、警察(仁川延寿警察署)は満16歳の少女Kを、”未成年者略取・誘拐・殺人・遺体損壊及び遺棄”容疑で逮捕する。
警察の取り調べに対し、少女Kは「女の子が猫をいじめたので、カッとなって殺した」と供述。加えて「うつ病と統合失調症の病歴を持っている」と明かしたという。
少女Kは、警察や検察の取り調べから、裁判官による審理の過程まで「(自分は)多重人格者であり、別の人格が犯行に及んだ」と主張。
しかし、多くの犯罪心理学専門家は、・防犯カメラを意識していた・殺害現場をきれいに片付けていたなどの行為から、衝動的な殺害ではなく、計画的犯行だと強く疑った。

警察に逮捕される女P(画像出典:YTNニュース スクリーンショット)
一方、少女Kとメッセージのやり取りをしていた女Pも、”殺害幇助及び遺体遺棄”の容疑で、同年4月11日警察に逮捕されている。
女Pは「少女Kが、本当に殺害を実行するとは思わなかった‥単なる”*ロール・プレイング”だと思った。指もおもちゃだと思ってた」と供述。
*ロール・プレイング:現実に起こる場面を想定して、複数の人がそれぞれ役を演じ、疑似体験をするゲームや遊び(出典:Wikipedia)。
そんな彼女の言い分に、少女Kは「(インターネットで知り合った)女Pから、子どもを殺害するよう何度も強要された。学校でいじめに遭い、友達もいないので女Pとの関係に執着してしまい、(やむなく)子どもを殺した」と反論している。
結局、裁判の争点は「女Pに殺害教唆の罪を問うか、幇助の罪を問うか」になった。韓国の検察は、女Pの殺害教唆を主張し、無期懲役を求刑。
一方の満16歳の少女Kに対しては、少年法が定める法廷最高刑とされる、懲役20年を求刑する。
2人に対する司法の判断とは
2017年9月22日、仁川地方裁判所で2人に対する結審公判が行われ、
- 少女K – 懲役20年
- 女P – 無期懲役
と、検察の求刑通りの判決が言い渡された。
2人は判決を不服とし、直ちに控訴。そして控訴審(2017年11月~2018年4月)では、少女Kの懲役20年という刑は変わらなかったものの、女Pに関しては殺害教唆が認められず、懲役13年の減刑となった。
***
『未成年裁判』を観た日本の視聴者からは「キム・ヘスの迫力ある演技がすごい!」「子役の演技が上手すぎて、気味が悪いくらい」と俳優らを称賛する声から、「それぞれの事件で考えさせられた」「少年法という社会問題が興味深かった」「子育て中にはキツイ内容‥」「大人と子ども、それぞれの立場や環境‥親として考えさせられることばかりだった」など、深いストーリーについてのコメントが多く寄せられた。

迫力ある演技を披露しているキム・ヘス(写真提供:©TOPSTAR NEWS 出典:Netflix Korea)
本作の*ハイパー・リアリズムに魅了されるファンが続出する中、その裏に潜む痛ましい事件の存在は明らかにされていない。
*ハイパー・リアリズム:極度の写実、写真を用いて対象を克明に描写する美術の潮流(出典:コトバンク)。
韓国国内では『未成年裁判』の影響により、少年法の改正を要求する声が再び高まっている。
3月9日に開かれる大統領選挙に出馬した候補者も、少年法に関する持論や改善方案を呈している模様だが、果たして‥。
(関連記事)Netflix「未成年裁判」あの少年犯を演じたのは27歳の女優だった
『未成年裁判』予告編(動画出典:Netflix Japan)
編集部おすすめ記事
-
どれにする?4月早々日本のVOD配信開始を迎える「期待作」韓国ドラマ3選
-
【VOD別】見逃し要注意!4月に配信終了する韓国ドラマまとめ
-
「本日も完売しました」アン・ヒョソプ、農夫役で新境地!チェ・ウォンビンと描く対照ロマンス
-
“日記が流出した気分” ク・ギョファン、JTBC「誰だってもっと自分を好きになろうとしてる」脚本への強い共感
-
「21世紀の大君夫人」放送前から熱狂的支持!3月最新韓国ドラマ 話題性トップ5
-
アン・ボヒョン主演ドラマ「神のビー玉」カンヌ国際シリーズフェスティバルに招待
こちらも投票お願いします!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
3時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
ナナ、ブランド「E.B.M」のイベントに出席!(PHOTO4枚)
-
KARA パク・ギュリ、米子で温泉満喫!癒やしの旅行ショット公開
-
パク・ソジュン、ブランドイベント訪問ショット公開!洗練されたブラックコーデ披露
-
どれにする?4月早々日本のVOD配信開始を迎える「期待作」韓国ドラマ3選
-
IVE、日本4thアルバムに先駆け新曲公開&App Storeキャンペーンソングに起用
-
4時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
マーク、10年の歩みに幕・・SM退社&NCT全活動終了を発表
-
「本日も完売しました」アン・ヒョソプ、農夫役で新境地!チェ・ウォンビンと描く対照ロマンス
-
ウ・ドファン、Netflix「ブラッドハウンド シーズン2」で再び世界へ!進化したキム・ゴヌに注目
-
tvN「ボゴム・マジカル」本日(4/3)感動のラスト営業!パク・ボゴムら三兄弟が贈る最後の一日
-
JTBC「誰だってもっと自分を好きになろうとしてる」コ・ユンジョン、無価値観に向き合う理由とは?
-
5時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
ILLIT ウォンヒが4カ月連続トップ!26年4月新人K-POP個人ブランド評判トップ5
-
6時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
2025年デビュー組が席巻!「4月新人K-POPグループブランド評判ランキング」トップ5
-
こんな韓ドラも面白いよ!来週(4月6日~) BS・CSで放送開始「王道はずれ」作品6選
-
8時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
少女時代 ソヒョン、ブランド「COACH」のイベントに出席!(PHOTO4枚)
-
今週末(4/3~) BS・CS放送!極限状態で暴かれる「人間の本性」韓国映画4選
-
【韓ドラ時代劇】側室の子という身分を克服し朝鮮王朝最高の名医へ!その歴史上の人物とは
-
あの熱狂が再び!DKB、3rdコンサートのハイライトDVDが5月リリース決定
-
日本配信決定「クライマックス」チュ・ジフンが1位!3月最新韓ドラ出演者話題性トップ5
-
「21世紀の大君夫人」放送前から熱狂的支持!3月最新韓国ドラマ 話題性トップ5
-
来週(4月6日~)日本のテレビで放送開始「本国で二桁視聴率」韓国ドラマ6選
-
チョ・インソン主演映画「HUMINT/ヒューミント」4月1日Netflix世界独占配信スタート!
-
“日記が流出した気分” ク・ギョファン、JTBC「誰だってもっと自分を好きになろうとしてる」脚本への強い共感
-
チュ・ヨンウ、Netflix「ロング・バケーション」出演決定!恋に落ちる悪魔役に挑戦
-
IVE チャン・ウォニョン、ブランド「ROLAROLA」イベントに出席!(PHOTO7枚)
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
NCT ドヨン&キム・ミンハ ‘Fallin” MVU-KISS スヒョン ‘The Soju Fairy’ choleograph movieTWICE ‘Talk that Talk’ Choreography Video (Moving Ver.)miss A出身 Min ‘Hit Me Up (ft. JMIN)’ MVWanna One出身 キム・ジェファン ‘BACK THEN’ MVONEUS ‘Same Scent’ MVDUSTIN ‘CRAZY’ MVNU’EST ベクホ ‘Savior’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。