東方神起、”K-POPの帝王”というキャッチコピーに最もふさわしい貢献と活躍を見せたアイドルグループ。最近韓国ネットでは、東方神起の活躍を褒め称えるために”旧東方(구동방)”という言葉が登場している。
“K-POPパイオニア”、”K-POPの帝王”、”K-POP絶対1強”、”K-POPのダークホース”‥。
ここ数年、韓国メディアが報じるニュースをみると、かつて使用されていた”歌謡”という言葉が、”K-POP”に置き換わっていることがわかる。
韓国アーティストの活動範囲が、韓国国内から世界全域へとスケールアップしたことを象徴するかのような変化である。
そして、その貢献度や活躍によっては、上述した称号を与えられるアーティストも多いのだが、今日取り上げる人物(たち)は、”K-POPの帝王”というキャッチコピーに最もふさわしい貢献と活躍を見せたアイドルグループである。
そのアイドルグループとは、異論を恐れずにいうと、東方神起(TVXQ)だ。
K-POPの帝王、東方神起
東方神起は、今まさに世界でムーブメントを巻き起こしている、K-POP男性アイドルの”原型”を作り上げたという、その功績が非常に大きい。
もちろん、1997年のH.O.T(エイチオーティー)や、Sechs Kies(ジェクスキス)という、第1世代アイドルの活躍も目を見張るものがあったが、海外進出を念頭においた企画・戦略という面で見ると、その原型の一端を担っていたのが、東方神起であることは否めないだろう。

2000年代前半から華麗なパフォーマンスで、K-POPファンを魅了してきた、東方神起。(画像出典:TVXQ公式Facebook)
特に、世界第2位の大衆音楽市場を持つ日本を開拓し、後輩たちに活躍の場を作ったことは非常に大きいと言える。
“K-POP帝王”と称される東方神起は、現在2人組(ユンホ、チャンミン)として活躍している東方神起のことだけではない。
人々は、既にチームを脱退した3人のメンバー(ジェジュン、ユチョン、ジュンス)が、まだ東方神起のメンバーだった2003年~10年に達成した数々の偉業も、東方神起の歴史として記憶している。

韓国ファンは、2003年~10年の東方神起を”旧東方”と呼んでいる(画像出典:韓国オンラインコミュニティー)
“5人の東方神起”と言うと、現在もその名を守り続けている2人と、彼らを応援しているファンには不快感を与える言葉になるのかもしれない。しかし、大衆が記憶する東方神起の全盛期は、むしろ5人が活躍していた時代と認識する向きもある。
K-POPの”旧東方”という言葉が登場
世界の音楽ファンを虜にするK-POPアイドルの土台作りから、日本をはじめとするアジア市場の攻略は、東方神起が5人だった時代に成し遂げた快挙である(もちろん、2人になってからも旺盛であることは認識している)。
だからなのか、最近韓国ネットでは、東方神起の活躍を褒め称えるために”旧東方(구동방)”という名のSNSアカウントや、それがタイトルに付くスレッド、Youtube(ユーチューブ)動画が増えている。

5人組ボーイズグループとしてデビューした東方神起(画像出典:namu.wiki)
去る12月26日、韓国の有名オンラインコミュニティーには「アンコールステージも本気でやる旧東方神起」というスレッドが立ち、2008年KBSの音楽番組『ミュージックバンク』で『呪文-MIROTIC』が1位となった東方神起のアンコールステージが共有された。
例えアンコールステージでも、手を抜かず、真剣な表情でパフォーマンスする彼らの姿に、韓国ネットユーザーは「旧東方は本当にプロだった!」「ジュンスのボーカル、すごいね!」「レジェンドとはこういうもの」と絶賛。
また「旧東方を見習いなさい」と、音楽番組のアンコールステージで、自分のパートにファンへの感謝や挨拶を入れて、歌唱しないアイドルを指摘する辛口意見も上がっている。
ファンを憂虞させるメンバーの近況
多くのK-POPアイドルのファンの心に、”K-POP帝王”として生きている東方神起と旧東方神起。
現在5人が歩んでいる道は、残念ながら、ファンが望むような平坦なものではない。法的争いに巻き込まれたメンバーもいれば、自粛を余儀なくされたメンバーもいる。
かつての”帝王”は、その王冠の重みと引き換えに、大衆による非難のスケールが”倍”またはそれ以上にもなってしまった。
そして、大衆は彼らの”声”には決して耳を傾けない。マスコミの刺激的な見出しに操られ、罵倒に走るのみだ。
*****
12月26日は、東方神起のデビュー日だ。
その日から、K-POP帝王として、5人で、2人で18年もの間走り続けて来た。そしてその隣には、18年間並走し応援し続けてくれる、ファンというありがたい存在がいた。
多くの音楽ファンが、その高い能力とプロ意識を称賛し追憶する昨今、K-POP帝王の王冠の重みから解放され、あの時ように熱いステージを披露する姿を見届けたい。
2008年『呪文-MIROTIC』アンコールステージ
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