BTS(防弾少年団)のジミンが、最近美容室で手入れをしている自身の姿をSNSに掲載。これにJ-HOPEが「H.O.T」というコメントを残したのだが、その意味を巡り韓国ファンと海外ファンの反応が分かれているという。果たして”H.O.T”の意味(正体)とは?
世界で最も人気を博しているボーイズグループ、BTS(防弾少年団)。
韓国出身の有名人としては前例のない、世界規模の知名度を誇るBTSなだけに、韓国の人物やモノが、彼らのおかげで海外で紹介されるケースが増えている。韓国ファンはそれを「BTSに強制PRされた」と、冗談めいた表現を用いる。
その恩恵を受けた代表的な事例が、韓国のインスタントラーメンだ。いくつかのラーメンが「〇〇の好物」「〇〇が練習の合間に食べていた」と口コミで広まり、海外で飛ぶように売れたというニュースには、慣れ過ぎてもはや驚くことがないほど。
そしてBTSに”強制PR”された人物も多く、BTSメンバーが「感銘を受けた」と明かした詩人やエッセイストの書籍は、ここ日本でもアマゾン(Amazon)売れ筋ランキングの上位を占め、その光景は、今となっては珍しくないのだ。
BTSメンバーによる”強制PR”は、そのものに触れるという直接PRもあれば、思わぬひと言で、瞬く間にネット上で話題になるという間接PRがある。
先日、ジミンとJ-HOPEのやり取りが、まさに間接PRの事例になるだろう。
ジミンの写真に、J-HOPEが付けたコメント”H.O.T”とは
去る12月14日、ジミンは美容室で手入れ中の自分の姿を、鏡越しに撮影してSNSに投稿。

美容室で手入れ中の自分の姿を掲載したジミン(写真提供:©TOPSTAR NEWS 出典:BTS公式コミュニティー)
これを見たJ-HOPEが「H.O.T」とコメントを残すと、韓国ファンと海外ファンの反応が分かれるという現象が発生した。
まず海外ファンは「J-HOPEが、ジミンに”Hot”と言った!」と興奮。”Hot”は、英語圏の若い世代を中心に、”魅力的”、”セクシー”との意味でよく使われているため、J-HOPEがジミンのヘアスタイルに対して、その溢れ出る色気を褒めたと話題に。
一方の韓国ファンは、90年代後半に絶大な人気を誇っていた、第1世代アイドルグループ、H.O.T(エイチオーティー)を指していると推測。なぜなら、ジミンの(写真に写っている)ヘアスタイルが、H.O.Tのリーダー、ムン・ヒジュンが当時やっていたヘアスタイルと類似していたためだ。

H.O.T リーダー ムン・ヒジュン(画像出典:韓国オンラインコミュニティー)
K-POPに詳しい海外ファンも「これは”Hot”ではなく、韓国アイドルの”H.O.T”を指しているよ」と、親切に説明している。
H.O.Tは誰?
K-POP人気ボーイズグループの系譜をご存じだろうか?
韓国の音楽ファンが認める、その時代ごとにトップ男性アイドルが存在し、年代別にまとめたのがそれだ。
H.O.Tは、K-POPシーンを沸かせた歴代トップ男性アイドルの出発点として称えられる、第1世代アイドルの代表格である。その人気ぶりは、東方神起やBIGBANG(ビッグバン)、今のBTSに例えられる(韓国国内の人気に限って)ほど。

90年代のBTS、H.O.T(画像出典:韓国オンラインコミュニティー)
1996年、SMエンターテインメント(以下、SM)が世に送り出した5人組アイドルとして、後に東方神起やSUPER JUNIOR(スーパージュニア)といった人気アイドルの発掘・育成において、大きな影響を与えたとされる。
特に、メインボーカルだったカンタの*歌唱法は、シン・ヘソン(神話)、チャンミン(東方神起)、ベッキョン(EXO)などの後輩アイドルが引き継いでいる。
*SMプロデューサー、ユ・ヨンジンにより考案された、高音とバイブレーションを強調する歌唱法
(関連記事)チャンミン、D.O.・・SMが誇る、’ユ・ヨンジンが声帯で生んだ子どもたち’とは
ジミンのおかげで念願の海外進出?
ティーンエージャーから絶大な支持を受けたH.O.Tは、2001年に*解散を発表。
*2014年、あるバラエティー番組の企画により再結成。2018年には、ソウル五輪メインスタジアムで単独コンサートを開催した。
韓国では”レジェンド”として仰がれるH.O.Tだが、海外進出とは無縁だった。
それもそのはず、彼らが活躍した90年代後半~00年代前半は、韓国の大衆音楽が世界で認められるという事が、想像もできなかった時代だったから。
もちろん、中華圏で人気に火が付いたが、正式な”海外進出”というよりは、韓流ドラマ人気の付属品のようなポジションだった。
そんなH.O.Tが今回、ジミンのおかげで世界のBTSファンを中心に、その名を密かに広めている。
韓国ファンは、SNSを通して海外ファンに「かつて、BTSほどの大人気だったよ」「第1世代アイドル、K-POPレジェンドなので聞いてみて」など、海外では知られていないK-POP史(?)を共有している。
H.O.T. – 아이야(I Yah), Music Camp 19991023
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
編集部おすすめ記事
-
KickFlip、2ndミニアルバム活動を完走!「FREEZE」で示した成長と存在感
-
ATEEZ ホンジュン、深まる眼差しに酔う夜・・洗練のスーツ姿で魅了
-
KARA ハン・スンヨン、夏のドームに爽やかスマイル!始球式で届けた元気なエール
-
“7月1日デビュー” AHOF、タイトル曲「その場所でまた会おう」MVティザー公開
こちらも投票お願いします!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
ATEEZ ホンジュン、深まる眼差しに酔う夜・・洗練のスーツ姿で魅了
-
ピョン・ヨハン、黒の余韻と花束の彩りあふれる投稿が話題に
-
うちの地元で観られる?25年7月ローカルテレビ局で楽しめる注目の韓国ドラマ4選
-
チュ・ヨンウ×チョ・イヒョン再共演「巫女と彦星」好発進で注目!6月第4週 韓ドラ視聴率ランキング
-
チョン・ヘイン、SBS「四季の春~恋めぐる僕らの季節~」の最終話に医師役でサプライズ登場!
-
“7月1日デビュー” AHOF、タイトル曲「その場所でまた会おう」MVティザー公開
-
「未知のソウル」OSTスペシャルアルバム発売決定!感動のシーンを音で辿る
-
24時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
KickFlip、2ndミニアルバム活動を完走!「FREEZE」で示した成長と存在感
-
KARA ハン・スンヨン、夏のドームに爽やかスマイル!始球式で届けた元気なエール
-
来週(6月30日~) BS・CSで放送終了「絶対外せない」韓国ドラマ5選 & 見逃しVODまとめ
-
ZEROBASEONE、デビュー2周年記念プロモーション始動!スケジュール画像の“謎アイコン”に注目集まる
-
SEVENTEEN THE 8、その眼差しに射抜かれる!新たな一面を写し出した黒白ビジュアル
-
命をめぐる葛藤が始まる!イ・ボヨン×イ・ミンギ主演「メリー・キルズ・ピープル」8月1日韓国放送開始
-
少女時代 ユナ、目線ひとつで語る美しさ!漆黒の午後に魅せた静かな存在感
-
ユン・ゲサン主演「トライ:僕たちは奇跡になる」、情熱と笑いが交差する“奇跡のラグビー部”物語が始動!
-
Netflix・Disney+ほか話題作が続々!7月日本配信の韓国ドラマは“豊作の予感”
-
放送から20年!2005年日本の韓ドラファンを沸かせた作品5選&視聴できるVODまとめ
-
BTOB ユク・ソンジェ、“静けさ”と“品格”で魅せるジュエリーブランドイベント
-
25年6月K-POP女性ブランド評価ランキング ベスト5!BLACKPINK ジェニーが3カ月連続の快挙
-
ASTRO ユンサナ、音楽的“変身”を遂げる・・2ndソロアルバム「CHAMELEON」ついに全貌公開!
-
パク・ボゴム「グッドボーイ」スチール写真が話題に・・夏の陽射しに染まる演技の情熱
-
ATEEZ、12thミニアルバム「In Your Fantasy Edition」発表!新たな“幻想の扉”が開かれる
-
“まるで1シーン” ナムグン・ミン、期待と安らぎがあふれる穏やかな午後
-
Stray Kids I.Nが届ける“ひと夏の癒し”・・写真一枚で伝わる優しいまなざし
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。