再び日本に韓国ドラマブームを巻き起こした『愛の不時着』と『梨泰院クラス』。人気の理由はやはり、尽きない魅力をまとった主演キャラクターだろう。現在、人気を独占している『ヴィンチェンツォ』もこれとはひと味違うキャラクターで視聴者を魅了している。
新型コロナウイルスの影響で、世界中が余儀なくされた”おこもり生活”により、再びブームが訪れた韓国ドラマ。
そのきっかけとなったのは、Netflix(ネットフリックス)で配信しているtvN『愛の不時着』とJTBC『梨泰院クラス』だろう。ともに現在も変わらぬ人気を見せ、令和時代で語り継がれる作品となる気配を感じさせている。

昨年に日本で話題となった、韓国ドラマ『愛の不時着』と『梨泰院クラス』(画像出典:tvN、JTBC)
『愛の不時着』と『梨泰院クラス』ともに、その魅力はなんといっても”キャラクター”だろう。特に男性主人公の持つオリジナリティーあふれるキャラクターは視聴者のハートを鷲掴みにした。
『愛の不時着』では、ヒョンビン扮する北朝鮮将校のリ・ジョンヒョクが、ヒロインに対して不器用ながらも優しさを見せ、彼女を守るために力強い格闘シーンを披露。軍人らしからぬ穏やかさや意外な一面も見せ、特に女性視聴者を魅了していた。

ヒョンビン演じる北朝鮮将校のリ・ジョンヒョク(画像出典:tvN)
一方、『梨泰院クラス』は、パク・ソジュンの演じるパク・セロイが、どれだけの横槍が入ろうとも、信念を曲げずに巨大な悪に立ち向かっていく姿が描かれている。どんな試練があろうと、周りにいる仲間たちと協力し合い、熱い友情で乗り越えてきた。まさに”若者のカリスマ”ともいえるキャラクターを築き上げている。

パク・ソジュン演じるパク・セロイ(画像出典:JTBC)
両作品ともに共通しているのは、不器用さを見せながらも目標に向かって一途に突っ走る姿や、常に仲間を気にかけ、優しさを見せている姿だ。粗削りであるが、人間味あふれるキャラクターと言える。
視聴者を魅了してやまないキャラクターを軸に、切なくも美しいロマンスや辛抱強く耐え抜く復讐劇が盛り込まれ、ストーリーにスピード感を持たせている。その結果、視聴者に深い余韻を感じさせてきた。
2021年、人気を独占しているドラマは『ヴィンチェンツォ』
『愛の不時着』と『梨泰院クラス』に続けとばかりに今年の韓ドラブームをけん引しているのは、同じくNetflixで配信中のtvN『ヴィンチェンツォ』だろう。

同日配信とあって日韓で人気を集める、tvN『ヴィンチェンツォ』(画像出典:tvN)
本作で登場する主人公は、ソン・ジュンギ扮するヴィンチェンツォ・カサノ。弁護士であり、イタリアンマフィアのコンシリエーリ(組織の相談役)だった彼は、組織内の裏切りによりイタリアから韓国へ渡ることになった。
そこから彼の痛快ストーリーが幕を開ける。
イタリア育ちのヴィンチェンツォ・カサノは、これまでのメインキャラクターには見られない余裕のあるスタイリッシュな姿を披露している。
武術に長け、力強さや頼もしさを持つ彼は、イタリアの高級ブラント製のスーツやゴージャスな時計で身を包み、ハイクラスの車で颯爽と行動する。自宅ではシルクのナイトウェアでくつろぎながら、ワインを堪能。そのお供は趣味であるオペラ鑑賞ときている。
誰にも真似できないような、どこまでもスマートで洗練された姿を披露し、まるで品のある香水の香りが漂ってくるような雰囲気だ。このような、一見、キザにも感じるキャラクターを違和感なくこなしている、ソン・ジュンギ。
ソン・ジュンギが扮するのは、スタイリッシュさと完璧な強さを持った人物だ(画像出典:tvN)
本作は、スピード感のあるストーリーとともに、韓国ドラマや映画の”パロディー”が登場するコミカルさ、ソン・ジュンギが魅せる美と狂気、さらに画角に収まった色のコントラストが美しい映像美も盛り込まれている。
韓ドラブームを巻き起こした『愛の不時着』や『梨泰院クラス』とは、ひと味違ったアプローチで面白味を届けており、本作にどっぷりと惚れこんだ視聴者も多い。
斬新なアイデアと良質なストーリーを盛り込み、オリジナリティーあふれる独特な世界観を次々に届ける韓国ドラマ。最終回を迎えた後に、視聴者が”ロス”となるのも頷け、さらに、次なる新作に多くの期待が寄せられるのも大いに納得できる。
ソン・ジュンギ
HISTORY D&C所属の俳優ソン・ジュンギ(ハングル 송중기)。1985年9月19日生まれ。
2008年ドラマ『霜花店 運命、その愛』でデビュー。
2010年に出演したドラマ『トキメキ 成均館スキャンダル』で一躍名を広め大ブレイクしたソン・ジュンギは以降、映画『私のオオカミ少年』、ドラマ『太陽の末裔』などに出演し人気を博した。
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