日本でも人気を集めているNetflix Koreaの恋愛リアルバラエティー『脱出おひとり島(原題:ソロ地獄)』。出演者はモデル、インフルエンサー、経営者などMZ世代が憧れる仕事に携わっている。しかし、韓国ネットではその職業から”ビジネス広報”と察するネットユーザーも多いという‥。

韓国発の恋愛リアルバラエティー、Netflix(ネットフリックス)『脱出おひとり島』の人気が熱い。

『脱出おひとり島』

『脱出おひとり島』(画像出典:韓国 Netflix)

Netflixグローバルチャートによると、『脱出おひとり島』は2021年12月27日から2022年1月2日までの、週間世界TVショー部門(非英語圏)で8位にランクイン(1月6日発表)したという。

該当番組は、誰かとカップルになれば脱出することができる孤島、”地獄島”で繰り広げられる”おひとり様”たちの、正直でホットな恋愛リアリティー番組。韓国のインフルエンサーであり、人気ユーチューバーの”ソン・ジア(芸名 フリージア)”が出演していることでも注目を浴びており、日本視聴者のトップ10でも、1月18日のデイリーでは2位に付けている。

ソン・ジアにのみ、スポットライトが集中している感も否めないが、同番組は様々な魅力を放つ青春男女が繰り広げる、良質な”愛のバトル”に仕上がっており、それが人気の秘訣をうかがわせる。

韓国のインフルエンサーであり、人気ユーチューバーのソン・ジア(芸名 フリージア)

韓国のインフルエンサーであり、人気ユーチューバーのソン・ジア(芸名 フリージア)(画像出典:Netflix Korea公式Instagram)

平均年齢28歳の出演者12人(男女共に6人)は、韓国で流行っている新造語を借りて紹介すると、全員まさしく”インサ(인싸)”たちだ。

“インサ”とは、”インサイダー”の略で、”超人気者”という意味。「こんな番組に出演しなくても、モテモテだから周りに異性が群がっているのでは?」と、その出演目的を疑われても当然なメンバーである。

むしろ韓国ネットでは、彼・彼女たちの職業から”ビジネス広報”と察するネットユーザーも多い。

男女12人のスペックは、”インサ”のビジュアルだけではなく、ワインバー経営、オーダーメイドスーツショップ経営、食品会社経営、アパレル企業経営、モデル、インフルエンサーなど、*MZ世代が憧れる”インサ”の仕事に携わっている。

*MZ世代:1980年代半ばから1990年代初頭に生まれた”ミレニアル世代”と、1990年代後半から2010年の間に生まれた”Z世代”の2つの世代を合わせたもの(出典:シマウマ用語集)。

彼・彼女たちは、10代からスマートフォンとSNSを駆使し、インターネットの”口コミ”の波及力を利用できる卓越した”慧眼”を持っている。SNSによって知名度を上げ、自身のビジネスや仕事を宣伝する事に対して抵抗感など持っていない世代だ。番組が要する演出意図に合わせ、時には愛を演じ、時には甘いセリフを口にする。目の前の相手にどう映っているかよりも、視聴者のスマートフォンにどう映るかを常に気にしている。

それを、端的に示す事例がある。

偽ブランド議論で窮地に立たされている、ソン・ジア。そんな彼女とカップルとして結ばれた男性、キム・ヒョンジュンは、ソン・ジアに向けられた疑惑を意識してか、SNSフォローを素早く解除したのである。

Netflix『脱出おひとり島』に出演した、キム・ヒョンジュン

Netflix『脱出おひとり島』に出演した、キム・ヒョンジュン(画像出典:キム・ヒョンジュン公式Instagram)

彼は、ソン・ジアとのカップル成立で熱い視線を注がれていたさなかにも、自身のSNSで「理想の女性は、女優のハン・ソヒ」と堂々と告白し話題となった。

(関連記事)『脱出おひとり島』ソン・ジア 偽ブランドが物議‥Netflixから追放されるのか

そしてもう1人、女性出演者のアン・イェウォンは、去る1月17日に自身のYoutubeチャンネルを通して、カップルとなったキム・ジュンシクとの交際を白紙に戻したと告白。その低い”真剣度”をうかがわせた。

キム・ヒョンジュンとアン・イェウォンの例を受け、韓国ネットユーザーは「『脱出おひとり島』への出演が、単に”求愛”だけではない」と、疑心を確信にする。

しかし、多くのMZ世代はこれを”問題視”していない。むしろ、南国リゾートで繰り広げられる”甘い誘惑”は、”しょせんは期限付き”だと認めている。まるで、海外旅行で出会った異性との短い愛は、日常に戻れば冷めてしまうという、短編映画を観ているかのように‥。

番組出演の背景に「腹黒い(打算的)目的があるのでは?」と疑ったり、「結ばれた2人がどうか末永く幸せに」と願うなど、感情移入をしながらハッピーエンドへの熱望を持って『脱出おひとり島』と向き合ったのであれば、その人はもはやMZ世代ではないかもしれない。

言っておくが、この番組はMZ世代の、MZ世代による、MZ世代のための、リアル“バラエティー”番組なのだ。

(投稿:Danmee編集長)



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