• 近年、韓国映画は不振続きだが、昨年から徐々に息を吹き返してきている様子だ。
  • 韓国作品といえば、日本ではドラマが人気を獲得しているが、実は映画にも良作は多く、様々なジャンルの作品が観る者を楽しませてくれる。
  • 今週末に日本のテレビで観ることのできる韓国映画を8つピックアップして紹介する。

韓国の映画界は、近年不振が目立っていた。

しかし昨年は、大ヒットのバロメーターとされる観客動員数1000万人を突破した作品が2作も誕生するなど、徐々に息を吹き返してきている様子。

日本では韓国作品といえば、比較的ドラマが注目を浴びる傾向にあるが、実は映画にも良作は多い。様々なジャンルの作品が観る者を楽しませてくれる。

そこで本記事では、今週末に日本のテレビで観ることのできる韓国映画を8つピックアップして紹介する。

“ジャンル祭り”といっても過言ではないほど、多種多様な映画が放送される予定だ。

非常宣言 (2022)

『非常宣言』は、ハリウッド映画に劣らないスケールが観客の度肝を抜いたパニック映画。飛行機内で発生したウイルステロの恐怖を描いた物語で、逃げ場のない設定が観る者の緊張を誘う。

しかもそれを盛り上げるのは、銀幕のスターソン・ガンホと、韓国が誇る名俳優イ・ビョンホン、ベテラン女優チョン・ドヨン、どんな役にでもなりきれるキム・ナムギル、若手ながら安定した演技力を持つイム・シワンなど、面白くならないわけがない役者陣。手に汗握る展開から、一時も目が離せない作品だ。

●日本放送情報:ザ・シネマ/2025年02月28日(金)23:15~深夜 02:00
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典:SHOWBOX
非常宣言
スリラー
2022/140分

あらすじ

飛行機恐怖症を患うパク・ジェヒョク(イ・ビョンホン扮)は、娘とともにハワイ行きの航空機に搭乗。しかし離陸後に乗客が相次いで謎の死を遂げ、機内はパニックに陥る。一方、地上では飛行機を標的としたウイルステロの犯行予告動画がネット上にアップされ‥。

キャスト

ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ドヨン、キム・ナムギル、イム・シワン 他

韓国観客動員数

205万人

口コミ

「登場人物についてもう少し深堀があれば」
「後半の失速が残念」
「リアル感のある映像」

予告映像


動画出典:オリコン洋画館 ORICON NEWS

私の愛、私の花嫁 (2014)

『私の愛、私の花嫁』は、ラブコメ女王シン・ミナと、コミック演技からシリアルな演技まで幅広くこなすチョ・ジョンソクが繰り広げるロマンチックコメディー。新婚夫婦の日常をキュートかつコミカルに描き、観る者の共感を呼んだ作品だ。

些細なことで起こる夫婦間のすれ違いや誤解はリアリティーたっぷり。“結婚”に対する理想と現実のギャップをふんだんに盛り込みながら面白かしく描き、温かなメッセージまで届けてくれる。

●日本放送情報:KBS World/2025年2月28日(金)22:00~深夜0:15
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典:KidariStudio
私の愛、私の花嫁
ラブコメディ
2014/111分

あらすじ

結婚に対する理想と現実のギャップに悩む新婚夫婦の日常を描いたラブコメディ。

キャスト

チョ・ジョンソク、シン・ミナ、ユン・ジョンヒ、ペ・ソンウ、ラ・ミラン 他

観客動員数

214万人

口コミ

「可愛らしい作品」
「結婚生活のリアルを感じる」
「チョ・ジョンソクだからこそ面白い」

予告映像


動画出典:Klockworx VOD

コンクリート・ユートピア (2023)

『コンクリート・ユートピア』は、大災害により廃墟と化したソウルで、唯一崩落しなかったマンションの住民を中心に繰り広げられる、スリラーあり人間ドラマありのパニック映画だ。

極限状態に陥った人々の人間模様が見どころの1つとなっており、イ・ビョンホンをはじめパク・ソジュンや、パク・ボヨンなど、スター俳優&女優が集結。何の取柄もなさそうに見える男が住民代表となり、次第に狂気を露わにしていく姿は徐々に異様さを増し、単なるパニック映画に終わらない面白みをプレゼントしてくれる。

●日本放送情報:WOWOW/2025年3月2日(日)午前4:15~
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典:LOTTE ENTERTAINMENT
コンクリートユートピア
災害/スリラー
2023/130分

あらすじ

大災害が発生し荒廃したソウルを舞台に、崩落を免れたファングンアパートに集まった生存者たちの戦いを描いたパニックスリラー。

キャスト

イ・ビョンホン、パク・ソジュン、パク・ボヨン、キム・ソニョン、パク・ジフ 他

韓国観客動員数

384万人

口コミ

「結構グロテスク」
「残酷なシーンあり」
「先の展開は読めるけど面白かった」

予告映像


動画出典:シネマトゥデイ

金子文子と朴烈 (2017)

『金子文子と朴烈』は、関東大震災が起こった1923年を背景に繰り広げられる、アナキストの朴烈(パクヨル)と、彼に共鳴した日本人女性アナキスト金子文子の歴史映画。観客動員数1200万人を超えた大ヒット映画『王の男』(2005)を手掛けたイ・ジュンイク監督作品だ。

混乱する時代を生きた男女の愛と、強大な国家を相手に全力で戦う姿や革命にかける情熱など、熱量の高い主人公の様に引き込まれること間違いなし。日韓の複雑な歴史にスポットを当てている点も大きな特徴の1つだ、

●日本放送情報:衛星劇場/2025年3月2日(日)午前6:00~
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典:MEGABOX PLUSM
金子文子と朴烈
時代劇
2017/129分

あらすじ

大正期の日本を舞台に、アナキスト(無政府主義者)の朴烈と彼に共鳴した日本人女性のアナキスト、金子文子の愛と戦いを描いた物語。

キャスト

イ・ジェフン、チェ・ヒソ、ミン・ジヌン、チョン・ジュンウォン、ペ・ジェギ 他

韓国観客動員数

235万人

口コミ

 「知っておく必要がある作品」
「変に恋愛要素を入れてなくて観やすかった」
「韓国映画でしかつくれない作品」

予告映像


動画出典:シネマトゥデイ

君の誕生日 (2019)

『君の誕生日』は、2014年に発生したセウォル号沈没事故を題材に、遺族の悲しみと再生への道のりを描いたヒューマン作品。事故により息子を失った両親をメインに物語が繰り広げられていく。

息子の誕生日が近づくにつれ、我が子がもうこの世にはいない現実を改めて突きつけられる母と、ある理由により負い目を感じている父。2人がどのように前を向き歩んでいくのか、最後まで見届けていただきたい。

●日本放送情報:アジアンドラマチックTV/2025年3月2日(日)午前5:00~
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典:NEXT ENTERTAINMENT WORLD CO. LTD.
君の誕生日
ヒューマン
2019/120分

あらすじ

2014年に起きたセウォル号沈没事故を題材に、遺族の愛と喪失、再生を描いたヒューマン作品。

キャスト

ソル・ギョング、チョン・ドヨン、キム・ボミン、ユン・チャニョン、タン・ジュンサン 他

韓国観客動員数

119万人

口コミ

 「子を持つ親としても心苦しい」
「簡単には感想を述べることはできない」

予告映像


動画出典:Klockworx VOD

私のボクサー (2019)

『私のボクサー』は、将来有望視されていた元ボクサーが、天真爛漫なヒロインと出会って始まるスポーツロマンチックコメディー。『遊んでくれる彼女』(JTBC/2024)に出演して昨年話題を呼んだオム・テグの若かりし頃を観ることのできる貴重な作品だ。

ロマンス要素も盛り込まれているが、どちらかといえば夢を諦めざるを得なかったボクサーが、生きる希望を見出す物語。相手役を務めたヘリとの息の合った演技が見どころの1つとなっており、なんとも微笑ましい。

●日本放送情報:アジアンドラマチックTV/2025年3月1日(土)24:35~
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典:CGV Art House
私のボクサー
ラブコメディ
2019/114分

あらすじ

"パンソリ・ボクシング"を題材に、落ちぶれた元ボクサーと、太鼓奏者のヒロインが繰り広げるラブコメディ。

キャスト

オム・テグ、イ・ヘリ、キム・ヒウォン、チェ・ジュニョン、イ・ソル 他

韓国観客動員数

2万人

口コミ

 「ゆるい感じの作品」
「思った以上に面白かった」
「独特な作風」

予告映像


動画出典:Klockworx VOD

レイトオータム (2011)

『レイトオータム』は、ヒョンビンとタン・ウェイのしっとりとした演技が光る大人のラブストーリー。ヨーロッパ映画のように静かで落ち着いた世界観のなかで、ゆっくりと物語が進んでいく。

ドラマではツンデレキャラに扮して、視聴者にときめきをプレゼントしてきた印象の強いヒョンビンだが、本作では大人の色気全開で一味異なる魅力を見せている。彼のファンなら押さえておきたい1作だろう。

●日本放送情報:アジアンドラマチックTV/2025年3月1日(土)26:45~
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典:CJ ENM Movie, SBS Contents Hub
レイトオータム
ロマンス
2011/113分

あらすじ

母の訃報を受けて3日間の外出が許された模範囚のアンナと、エスコート・サービスをする男性フンの切ない大人のロマンス。

キャスト

ヒョンビン、タン・ウェイ、キム・ジュンソン、キム・ソラ、パク・ミヒョン 他

韓国観客動員数

86万人

口コミ

 「全体的に暗い感じ」
「憂鬱な曇りの日のような作品」
「気持ちに入り込んでくる物語」

予告映像


動画出典:moviecollectionjp

死体が消えた夜 (2018)

『死体が消えた夜』は、不倫により邪魔になった妻を殺害した夫が、完全犯罪を成し遂げたかに見えたが、死体安置所から死体が消えて始まるミステリースリラー。予想外の展開と結末が観る者を最後まで楽しませてくれる作品だ。

キム・ガウンが夫役を、キム・ヒエがその妻役として登場。また、事件の真相を追う刑事をキム・サンギョンが演じており、いずれも抜群の演技力で物語を盛り上げている。

なぜ死体が忽然となくなってしまったのか、驚きの結末に乞うご期待。

●日本放送情報:KNTV/2025年3月1日(土)14:20~
3月2日(日)午前4:00~
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典:KidariStudio
死体が消えた夜
スリラー/ミステリー
2018/101分

あらすじ

殺害した妻の死体が消えたことから始まる、悪夢のような一夜を描いたミステリー・スリラー。

キャスト

キム・サンギョン、キム・ガンウ、キム・ヒエ、ハン・ジアン、イ・ジフン 他

韓国観客動員数

131万人

口コミ

 「原作よりこっちを先に観るのがおすすめ」
「結構面白かった」
「最後の展開にワクワク」

予告映像


動画出典:シネマトゥデイ

西谷瀬里

韓国ドラマが大好きな西谷です。現在はK-POP関連の記事を主に投稿しておりますが、韓ドラの魅力や、俳優&女優さんの活躍も随時紹介していきたいと思います。あらゆる年代の読者の方に、楽しんでいただける記事が届けられたらなという思いです。

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