• 韓国映画には根強い固定ファンが存在し、名作と呼ばれるものは、日本はもちろん世界中で脚光を浴びてきた。
  • 『第92回米アカデミー賞』で作品賞に輝いたポン・ジュノ監督作品『パラサイト 半地下の家族』(2019)がその代表例だ。
  • 来週は、ポン・ジュノ監督がメガホンをとった作品や、人気監督の最新作など、映画ファン必見の名作がVODで配信開始される。

韓国映画には、根強い固定ファンが存在する。

ドラマの方が脚光を浴びる傾向にあるが、実は韓国は映画の制作にも長けており、名作と呼ばれる作品の数々が日本はもちろん世界各国で話題になったことも少なくない。

その代表例が『パラサイト 半地下の家族』(2019)。『第92回米アカデミー賞授賞式』で、非英語圏初の作品賞を受賞した。韓国が誇る映画界の巨匠ポン・ジュノ監督作品だ。

来週は、そんな彼の作品が3つもVODで配信開始される予定。またその他にも、日本にもファンの多いヨン・サンホ監督が手掛けた最新作なども公開を控えている。

そこで本記事では、映画ファン必見の気になるラインナップをご紹介。作品選びの参考にしてはいかがだろうか。

啓示 (Netflix/2025)

『啓示』は、犯人を断罪することが神の啓示だと信じる牧師と、亡き妹の幻影に苦しむ失踪事件を担当する刑事の姿を描いたミステリースリラー。リュ・ジュンヨル主演のNetflix(ネットフリックス)オリジナル映画最新作だ。

2016年の大ヒット作『新感染 ファイナル・エクスプレス』のメガホンをとったヨン・サンホ監督が演出を手掛けており、人間の信念や信仰、宗教との関係など、メッセージ性のある深いテーマが見どころだという。

●日本配信情報:Netflix /2025年3月21日(金)
●番組ページ:https://www.netflix.com/title/81747556

『啓示』

『啓示』(画像出典:Netflix Korea)

殺人の追憶 (2003)

『殺人の追憶』は、当時は未解決だった韓国で実際に起こった事件を描いた犯罪ミステリー。1986年~1991年までの間に発生し、10人余りもの被害者がでた連続レイプ殺人事件をモチーフにしたポン・ジュノ監督作品だ。

映画評論家たちがこぞって作品性を絶賛しており、吸引力の強いシナリオを、刑事役に扮した銀幕のスターソン・ガンホが秀でた演技力で牽引する。警察の操作を風刺した内容も含まれており、社会派の一面も持った作品だ。

●日本配信情報:Amazon Prime Video/2025年3月19日(水)
●番組ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B00LTNKPQQ?tag=animephilia-svod-cal-22

『殺人の追憶』

『殺人の追憶』(画像出典:naver movie)

母なる証明 (2009)

『母なる証明』は、殺人事件の容疑者となった知的障がいのある息子を救おうと、真犯人を追う母の姿を描いたヒューマンミステリー。大物女優キム・ヘジャと、元祖韓流スターウォンビンの熱演、ポン・ジュノ監督という最高タッグが光る1作だ。

また演出や、予想を超えるどんでん返しも大きな見どころで、観客や映画評論家から好評を得たポイントの1つ。歪んだ母の愛が、どこまで暴走するのかにもぜひご注目いただきたい。

●日本配信情報:Amazon Prime Video/2025年3月19日(水)
●番組ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B00GQM3TMW?tag=animephilia-svod-cal-22

『母なる証明』

『母なる証明』(画像出典:namu wiki)

野球少女 (2020)

『野球少女』は、女子であるという理由でトライアウトを受けさせてもらえなかった主人公が、女性初のプロ野球選手を目指してまい進するスポーツ映画。ジェンダーを超えた物語が繰り広げられる。

主演を務めるのは、『梨泰院クラス』(JTBC/2020)で、トランスジェンダー役に扮したイ・ジュヨン、その他、今年『わたしの完璧な秘書』(SBS/2025)で活躍してファンを量産したイ・ジュニョク、今まさに『おつかれさま』(Netflix/2025)での熱演が話題のヨム・ヘランが出演している。

●日本配信情報:Amazon Prime Video/2025年3月19日(水)
●番組ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B096741T3X?tag=animephilia-svod-cal-22

『野球少女』

『野球少女』(画像出典:naver movie)

ほえる犬は噛まない (2000)

『ほえる犬は噛まない』は、ペ・ドゥナ&イ・ソンジェが主演を務める、連続小犬失踪事件をめぐる騒動を描いたブラックコメディー。前出の『殺人の追憶』や『母なる証明』など、数々の話題作・人気作を世に送り出してきたポン・ジュノ監督の長編映画演出デビュー作だ。

彼の他の作品と比較するとやや荒削りな部分があるとの声もあるが、彼らしさが溢れる世界観とテーマが盛り込まれた1作。犬の扱いにも賛否両論があるものの、海外の授賞式で栄誉ある賞を獲得するなど、高く評価された作品だ。

●日本配信情報:Amazon Prime Video/2025年3月19日(水)
●番組ページ:https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/amzn1.dv.gti.dca9f4af-0d95-5c9f-bdf5-3edfbb5d540c?autoplay=0&ref_=atv_cf_strg_wb

『ほえる犬は噛まない』

『ほえる犬は噛まない』(画像出典:namu wiki)

西谷瀬里

韓国ドラマが大好きな西谷です。現在はK-POP関連の記事を主に投稿しておりますが、韓ドラの魅力や、俳優&女優さんの活躍も随時紹介していきたいと思います。あらゆる年代の読者の方に、楽しんでいただける記事が届けられたらなという思いです。

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