- ハン・チェヨンが映画『悪の都市』(原題：악의 도시)で8年ぶりにスクリーンに復帰。
- ストーキングや交際暴力など、現代社会の闇を描く社会派スリラーに挑戦。
- 抑えた演技と内面の強さで新境地を見せる彼女のカムバックに注目が集まっている。
ハン・チェヨンが新作映画『悪の都市』(原題：악의 도시)で8年ぶりにスクリーン復帰！(画像出典：映画特別市SMC)
ハン・チェヨンが長い沈黙を破り、ついにスクリーンの前に立った。以前の姿よりも深みを増した眼差しと、静かに染み込むような演技が、新たな一面を予感させる。
8年という空白は短くはなかったが、待望の再登場に際し、スポットライトを浴びるハン・チェヨンの表情には、期待と覚悟がにじんでいた。
静かな闇と冷たい都市の空気の中で、彼女は“ユジョン”として完全にその場にいたーー。
映画『悪の都市』(原題：악의 도시)は、人気講師ユジョンと実業家ソニという対照的な2人が、ある予期せぬ事件をきっかけに絡み合い、息をのむ緊張感を描いていく。
本作では、ストーキング、交際中の暴力、ガスライティングといった現代社会に潜む犯罪が徐々に明るみに出ていく。複雑に絡み合う心理と社会的な傷を緻密に描きながら、人間の本音が露わになる“真実の境界線”を映し出す。
社会派スリラーとしてのリアリティと問題提起を備えた『悪の都市』は、観る者に深い問いを投げかける。
2017年公開の映画『隣のスター』(原題：이웃집 스타)以来、ドラマ界でも安定した人気を誇るハン・チェヨンは、本作でユジョン役に挑戦。これまでよりも抑えた感情と、鋭い意志の表現で作品の重心を支える。
表面的な美しさの裏に潜む傷と強さが、彼女の演技から静かにあふれ出る。
また、俳優ヒョン・ウソンが本作の演出を務め、ソニ役としても共演。2人の繊細な心理戦と対立構図が物語に濃密な緊張感をもたらしている。
制作陣は「現実で頻発する犯罪をリアルに描写し、観客に深い共感を呼び起こす」と語っており、スリラーの重厚さに社会性を融合させた『悪の都市』独自の色合いが、作品に一層の深みを加えている。
具体的な公開日は未定だが、6月に劇場公開される予定だという。
闇のように都市に溶け込むユジョンのまなざしが、観客を待っている。
長い沈黙の末に戻ってきたハン・チェヨンの新たな顔、そして鋭く現実をえぐる『悪の都市』がどんな物語を展開していくのか。
彼女とヒョン・ウソンの濃厚な演技と感情のぶつかり合いが見られる本作は、6月中に韓国の劇場で公開される予定だ。
(©TOPSTAR NEWS ユン・ギヒョン記者/翻訳：Danmeeニュース部)
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