ソ・ジソブとソ・イングク、それぞれの主演映画が今秋に公開を控えている。2人は以前、『主君の太陽(SBS/2013)』で共演し、両者ともに負けず劣らずカリスマ溢れる演技を披露。そんな2人が、スクリーンで対決する事となった。
今秋、大物俳優が主演を務める新作映画が韓国で公開される。
ソ・イングクの『オオカミ狩り』と、ソ・ジソブの『自白』だ。

『自白』に出演するソ・ジソブ(左)と『オオカミ狩り』に出演するソ・イングク(右)。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
前者は9月21日に封切りされ、後者は10月26日に公開を控えており、数々の作品を成功へと導いてきたビッグネームの対決に注目が集まった。
気になるのは、各物語の内容だ。
まず『自白』は、密室殺人事件の容疑者として注目された、有望な事業家ユ・ミンホ(ソ・ジソブ扮)と、彼の無罪を立証しようと奮闘する勝率100%の女性弁護士ヤン・シネ(キム・ユンジン扮)が、隠された事件の切れ目を合わせながら、真実に迫っていくストーリーを描いたサスペンス・スリラー。

ソ・ジソプ主演の映画『自白』。(画像出典:naver movie)
一方の『オオカミ狩り』は、極悪非道な犯罪者たちを太平洋から韓国まで、移送しなければならない状況下で、今まで見たことのない極限状態に陥ることになる、ハードボイルド・サバイバルアクションだ。
ソ・イングクは、ゲームをするように殺人を犯し、死にゆく人に再び刃物を突き刺しても何の感情も抱かない、狂気に満ちた犯罪者ジョンドゥ役に扮している。

ソ・イングク主演の映画『オオカミ狩り』。(画像出典:naver movie)
『自白』は、ソ・ジソブにとって初のスリラージャンルであり、『オオカミ狩り』はソ・イングクとって初の悪役となる。つまりスクリーンを通して、役者として新たな挑戦をしたというわけだ。
人気や話題性で、どちらに軍配が上がるのか気になるところだが、両者は約9年前にドラマ『主君の太陽(SBS/2013)』で、共演していたことをご存じだろうか。
ソ・ジソブが、学生時代に誘拐されたことがトラウマで文字が読めなくなってしまった、大手ショッピングモール社長のチュ・ジュンウォン役を、ソ・イングクはその誘拐事件を、極秘捜査するためにチュ・ジュンウォンのショッピングモールに送り込まれた警護室長カン・ウ役を熱演。
ヒロイン、コン・ヒョジン扮するテ・ゴンシルに想いを寄せる2人の対立構造が、ストーリーをより一層盛り上げていたが、それ以外のシーンでの活躍も視聴者から熱い視線を浴びていた。
特に第8話で、チュ・ジュンウォンがカン・ウに監視されていたことに気付き、対峙するシーンは、カリスマ溢れる雰囲気だったと高く評価された。

『主君の太陽』でソ・ジソブとソ・イングクは恋のライバルとして火花を散らした。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
こうしてソ・ジソブとソ・イングクは『主君の太陽』で、それぞれの実力を遺憾なく発揮。
同じ作品ではないものの、新たなことにチャレンジした映画で、ある意味再び役者としての対決が実現、どのような姿で観客を楽しませてくれるのだろうか。
両者共に、一歩も引かない戦いとなりそうだ。
(構成:西谷瀬里)
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