tvN(Netflix)ドラマ『私たちのブルース』が変わらず話題だ。済州(チェジュ)島を舞台に、島の人々のほろ苦い人生をオムニバス形式で描いており、14人の登場人物が物語をつないでいる。中でも韓国を代表する俳優イ・ビョンホンの出演は大きな話題に。そこで今回は、長きに渡り韓流ブームを牽引してきたイ・ビョンホンのキャリアを振り返り、共演中の女優シン・ミナと共に出演した主演映画『甘い生活』を紹介したい。
Netflixのドラマ『私たちのブルース』が評判を呼んでいる。
済州(チェジュ)島を舞台に、島の人々のほろ苦い人生をオムニバス形式で描いており、14人の登場人物が物語をつないでいる。
また出演には、同じくNetflixドラマ『海街チャチャチャ』の主演が記憶に新しい、シン・ミナをはじめ、キム・ウビンら豪華キャストが集結した。
中でも韓国を代表する俳優イ・ビョンホンの出演は大きな話題に。よろず屋のドンソクに扮し、アウトローな男性を好演している。
そんな彼は、近年『KCIA 南山の部長たち(2018)』『白頭山大噴火(2019)』など、大作映画に立て続けに出演。これらの作品は興業的にも成功を収め、50代を迎えてもなお衰えない人気を見せつけている。そこで今回は、日本でも長きに渡り韓流ブームを牽引してきたイ・ビョンホンのキャリアを振り返り、『私たちのブルース』で共演中の女優シン・ミナと共に出演した、若き日の主演映画『甘い生活』を紹介したい。
日本と韓国で同時開催された、『2002 FIFAサッカーワールドカップ』から今年で20年。と同時に、日本の韓流ブームも約20年の歴史が刻まれた。
KBSドラマ『冬のソナタ』の大ヒットを機に、“韓流四天王”と呼ばれる4大俳優の人気が日本中で沸騰。当時の四天王の中で、映画・ドラマともに主演作が途切れることなく、トップを走り続けている唯一の存在は、イ・ビョンホンと言っても過言ではないだろう。
1970年生まれのイ・ビョンホンは、20代前半から俳優として活躍。90年代は“青春ドラマには欠かせない俳優”として、スターダムへ駆け上った。30代を迎えると、徐々に活躍の場をスクリーンへとシフトし、アクション、ノワールなど幅広いジャンルに挑戦していく。そんな彼の、俳優としてのターニングポイントとなった作品が、2005年の主演映画『甘い人生』ではないだろうか。
『甘い人生』は、名匠キム・ジウン監督がメガホンを取ったアクションノワール作品である。イ・ビョンホンは、これまでの好青年のイメージから一転、暴力と権力争いが渦巻く裏社会に生きる男を演じ世間を驚かせた。
組織のボスの恋人ヒス(シン・ミナ扮)の監視を命じられた、愛を知らない寡黙な男ソヌ(イ・ビョンホン扮)。ヒスには、ボス以外にも恋人がいることを突き止めたソヌだったが、ヒスへの感情からこの事実を見逃すことに。
このことで怒りを買ったソヌは、ボスから壮絶な拷問を受ける。ヒスへの想いが“愛”であることに気付かぬまま、ソヌはボスと組織を潰すため復讐の化身へと変わってゆく。
壮絶なバイオレンスや、裏社会の闇が描かれた本作。爽やかなイ・ビョンホンの活躍を期待した多くのファンが、その内容に劇場で絶句したという逸話もあるほど。しかし本作は、第42回『百想芸術大賞』男性最優秀演技賞の受賞をはじめ、国内外の数々の映画賞で高評価を受けることに。
その後イ・ビョンホンは、ハリウッドのエージェントと契約を勝ち取り、2009年『G.I.ジョー』でハリウッド進出を果たすまでになったことは周知の通りだ。現在もコンスタントにハリウッド作品への出演を続け、今では韓国を代表するグローバルスターへと成長を遂げた。
また、キム・ジウン監督とは、『グッド・バッド・ウィアード(2008)』『悪魔を見た(2010)』『密偵(2016)』といったヒット作への出演で、何度もタッグを組むことに。30代後半から40代は、常に話題作への出演で注目を集め、名実ともにトップ俳優となった。
『甘い人生』は、甘い”青春メロ”を期待していた日本のファンにとっては、少々期待を裏切る“苦い”一作になったかもしれないが、その後の華やかな活躍へと通じるターニングポイントとなったことは間違いない。
『私たちのブルース』で、初恋相手として登場するシン・ミナとの若き日の共演も、今見返してみればきっと楽しめるだろう。50代も第一線で活躍し続けるであろうイ・ビョンホンに、今後も注目していきたい。
(投稿:島田元)
編集部おすすめ記事
こちらも投票お願いします!
こちらの検定もチャレンジ!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
「パチンコ」イ・ミンホ、日本ファンが選ぶ「上司にしたい韓国俳優」アンケートで1位
-
GW期間に「韓ドラマスター」に!Netflixでしか観られない高視聴率作品 5選
-
BRIKOREA発表「4月K-POPアイドルブランド評判」ベスト5!1位は3月25日にデビューしたILLIT
-
12時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWSイ・ジェフン、MBC新ドラマ「捜査班長 1958」の制作発表会に出席!(PHOTO16枚)
-
14時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWSチェ・ジョンヒョプ、海外ブランド「ロエベ」のイベントに参加!(PHOTO3枚)
-
【24年4月第2週目】韓ドラ本国視聴率トップ3!日本で観られるVOD・放送情報
-
Red Velvet ジョイ、スケジュールのためイタリアへ出国!(PHOTO4枚)
-
aespa カリナ、MBC FM4U「イ・ソクフンのブランチカフェ」の収録に参加!(PHOTO1枚)
-
GW期間内に完結!CSで楽しめるおすすめ韓国ドラマ 8選
-
ユク・ソンジェ&ホシ、KBS新バラエティ「シンクロユー」の収録に参加!(PHOTO5枚)
-
aespa カリナ、KBS新バラエティ「シンクロユー」の収録に参加!(PHOTO9枚)
-
日本の視聴者も大絶賛!BS・CSで5月放送開始する「高評価」韓国ドラマ 5選
-
EXO ベクヒョン&シウミンら、ブランド「RIMOWA」のイベントに出席!(PHOTO9枚)
-
【2024年5月】日本のケーブルで楽しめる!”믿보배(信じて観る俳優)”主演の韓ドラ 11選
-
あの大物スターの共演作も!GW期間におすすめ Netflix韓国コメディ映画 5選
-
【2024年5月】BS・CSで放送!”韓ドラマジック”で見応え満載の長編韓ドラ11選
-
【2024年5月放送】K-POPファンも必見!BS・CS「演技ドル」出演 韓ドラ10選
-
K-POPイベント「UTO FEST 2024 in FUKUOKA」公演時間変更のお知らせ
-
Kep1er「24年4月版 K-POP女性アイドルグループ人気No.1決定戦」調査で1位!
-
韓ドラの醍醐味!5月CS放送 おすすめ「超時空」ジャンル作品 4選
-
【2024年最新】「アジアのプリンス」チャン・グンソク、ファンが選ぶ韓ドラ代表作とは
-
一瞬をお見逃しなく!韓流スターの「カメオ・特別出演」おすすめ韓ドラ 8選
-
1週間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWSSOLら、Mnetオーディション番組「I-LAND2 : N/a」の制作発表会に出席!(PHOTO7枚)
-
BS・CS 5月放送スタート!本国で高視聴率記録「泣ける韓国ドラマ」8選
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。