あどけなかった子役俳優のキム・ガンフンが、いつの間にか中学生になり、今年上半期にはJTBCドラマ『財閥家の末息子』に出演する。新作ドラマでの彼の演技に期待を込め、本記事では過去のドラマ出演で見せた、演技の成長過程の一部を覗く。
ドラマや映画などに出演し、かわいい演技で視聴者の心をほっこりとさせたかと思えば、大人顔負けの演技を披露する子役俳優。
いつの間にか大きくなり、成長の早さに驚かされることも多いが、キム・ガンフンもその1人だ。
キム・ガンフンが、最近、数枚の写真を自身の公式SNSに公開した。
写真には、現在中学生のキム・ガンフンが、正しい姿勢で身長が伸びるよう、ピラティス用の器具を使用する姿が写っている。
キム・ガンフンといえば、tvNドラマ『ミスターサンシャイン(2018)』で俳優のイ・ビョンホンの幼少期を演じ、世間に顔が知られるようになった子役俳優だ。
当時はまだあどけなかったが、現在はすっかり身長が伸び、以前の彼とは見違える。
そんなキム・ガンフンは身長だけでなく、演技においても着実に成長しているようだ。
2019年に出演したKBS2ドラマ『椿の花咲く頃』では、劇中、母親ドンベク(コン・ヒョジュ扮)を守ろうと努力する、健気な8歳の息子 ピルグ役を見事に演じ、韓国では一気に国民的スター子役となった。
加えて、ドンベクと、ドンベクに一目惚れするヨンシク(カン・ハヌル扮)、ピルグの祖母チョンスク(イ・ジョンウン)とのケミストリーで、視聴者を笑いと涙で包み、深みのある感情のこもった演技には“天才子役”との声が挙がったほど。
本作で好演したキム・ガンフンは、『2019 KBS演技大賞』で男子青少年演技賞を受賞している。
2021年のtvNドラマ『マウス』では、その後の視聴率を左右する重要な初回放送から登場し、エンディングまで飾るなど、ストーリーの核心的な役柄を、並外れた演技力で見事に演じきった。
当時、韓国の一部メディアは、本作で見せたキム・ガンフンの演技が『椿の花咲く頃』とは全く異なる点を挙げ、彼の成長ぶりを高く評価した。
そして、「『椿の花咲く頃』は、キム・ガンフンの存在を刻み、可能性を発見するのに意義があったが、『マウス』は俳優としてしっかりと彼の力量を立証した」と称賛を送った。
余談だが、彼は、2022年2月に、俳優のパク・ソジュンをはじめ、子役出身の女優 キム・ユジョンや俳優のイ・ヒョヌなどが所属するAwesome ENTと専属契約を結んだ。
なんと、芸能事務所に属するのは初めてのことで、デビュー後9年間は、母親と二人三脚で活動してきたという。
現在、キム・ガンフンは次期作に、JTBCドラマ『財閥家の末息子』への出演が決定している。
所属事務所のバックアップなしに、ここまで演技面での成長と実績を積んできた彼が、同作でどのような演技を見せてくれるのか注目される。
(投稿:西谷瀬里)
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