大の映画ファンだった父の影響もあり、俳優の道を選んだイ・ビョンホン。韓国だけでなく海外でもトップスターとなった彼は、親子の夢であったハリウッドへの進出も遂げている。そこで見せた心温まる”親子の絆”に多くの関心が寄せられた。

確かな演技力で、韓国だけでなく日本をはじめとしたアジア、そしてハリウッドで活躍するトップ俳優となったイ・ビョンホン。

世界で活躍する俳優イ・ビョンホン

世界のトップ俳優として活躍するイ・ビョンホン(画像出典:イ・ビョンホン公式Instagram)

この成功は彼自身の努力はもちろん、父親の影響も大きかったよう。

事業を営む裕福な家庭で育ったイ・ビョンホン。幼少時代は、映画ファンの父親と毎日のように映画を楽しんでいたという。特に好んで観ていたのがハリウッド映画だったそう。

幼少時代のイ・ビョンホン

幼少時代のイ・ビョンホン。口元に面影が(画像出典:イ・ビョンホン公式Instagram)

そんな父親の影響もあり、イ・ビョンホンも幼い頃からハリウッドに憧れ、俳優の道を歩み始めたそうだ。
だが、彼が俳優として活躍をし始めた頃、残念ながら最愛の父親が他界してしまう。

その後、韓国国内で数多くの活躍を遂げたイ・ビョンホンは、2009年公開作『G.I.ジョー』で念願のハリウッド進出を果たす。
本作で白い忍者”ストームシャドー”役にキャスティングされた彼は、劇中で披露した高い演技力が評価され、その後もハリウッド作品のフィルモグラフィーを重ねていく。

2013年には『G.I.ジョー バック2リベンジ』、『REDリターンズ』と続けざまに出演し、ハリウッドでも希少価値のある東洋系ノワールアクション俳優として位置づけされた。

『REDリターンズ』で共演したヘレン・ミレンと

ハリウッド映画で『REDリターンズ』で共演したヘレン・ミレンと(画像出典:イ・ビョンホン公式Instagram)

このようにハリウッドを沸かせる活躍を披露したイ・ビョンホンは、この成功をキッカケに映画ファンである父親をハリウッド映画に出演させる夢を実現させたのだ。

彼の父親が出演したのは、『REDリターンズ』。
本作の撮影当時、ディーン・パリソット監督から「小道具として幼少時代の写真が欲しい」と話があり、父親と一緒に写った写真を送ったイ・ビョンホン。

その後、撮影中に小道具である写真を見つけた彼は、他界した父親が大のハリウッド映画ファンだったこと、父親の写真が映画に出ることに感動していることを含め、監督に感謝の気持ちを伝えたという。

この話に感動したディーン・パリソット監督は、劇中に写真を使うだけでなく、エンドクレジットにイ・ビョンホンとともに父親の名も連ねてくれたという。

イ・ビョンホンと父親

映画のなかで実際使われたイ・ビョンホンと父親の写真(画像出典:映画REDスクリーンショット)

映画公開より15年も前にこの世を去ったイ・ビョンホンの父親だったが、このような形で大ファンであるハリウッド映画に出演するという夢を叶えた。

イ・ビョンホンの父親を思う気持ちとディーン・パリソット監督の思慮深い配慮で叶った大きな夢。
“映画”という共通の趣味を持った親子の確かな絆が、奇跡のような出来事をもたらした心温まるエピソードである。


『REDリターンズ』予告編(動画出典:ディズニー・スタジオ公式)