新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が猛威をふるっている2020年。まるでこのような過酷な状況を予言したかのような映画が注目されている。今回は韓国で製作された感染症と戦う人々を扱った作品をご紹介。この危機を乗り越えるヒントが隠されているかも‥。

2020年、人類を恐怖に陥れた’新型コロナウイルス感染症(COVID-19)’。
残念ながらその猛威は弱まる事なく続いている。

韓国映画 FLU 運命の36時間 (감기)

韓国映画’FLU 運命の36時間 (감기)’(画像出典:namu.wiki)

インフルエンザの症状と同じ発熱や咳などに苦しみ命を落とす人々と、治療薬もワクチンも無い状況でスピードを増して拡散するウイルス。
治療を求めて病院の前に集まった多くの人と不足する病床数、広がる陰謀説やこの隙を狙って詐欺を働く者まで。
そして遂にウイルスの宿主が明らかに‥!?

これは2011年に韓国や日本で公開されたアメリカ映画’コンテイジョン’のあらすじだ。
まるで新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に拡散する現実の姿を予言したかのように、その内容はぴったりと合っている。

このような感染症を題材にした映画はアメリカだけでなく、韓国でも数多く製作され国内外で多くの注目を浴びてきた。
今回は現実のような映画、映画のような現実‥まるで予言をしたかのような’感染症と戦う人間模様’を描いた作品をご紹介します。

FLU 運命の36時間(2013年)

FLU 運命の36時間 (감기)

韓国映画’FLU 運命の36時間 (감기)’(画像出典:KBS)

‘MUSA -武士-‘のキム・ソンス監督、’僕の彼女を紹介します’、’IRIS アイリス’のチャン・ヒョクが主演を務めるウイルスパニック。鳥インフルエンザH5N1をモデルに、突然巻き起こったウイルス拡散の恐怖とそれに立ち向かう救急隊員の孤独な戦いを描いたパンデミックアクション作品。

ある日、36時間で感染者を死に至らせる変種ウイルスが拡散され、町ごと完全隔離されてしまう。死の恐怖に怯えた住民は理性を失い、まるでゾンビの如く暴徒化してしまう。完全閉鎖された町の中で人々を救おうと一人の救急隊員が立ち向かう。

死と隣り合わせという極限の状況下で繰り広げられるドラマを圧倒的なリアリティで描き上げ、医学的考証に基づいたリアルな描写も見どころだ。


映画’運命の36時間’予告編(動画出典:Youtube CJ Entertainment Official



ヨンガシ 変種増殖(2012年)

ヨンガシ 変種増殖(연가시)

韓国映画’ヨンガシ 変種増殖(연가시)’(画像出典:readersnews.com)

人を死に追いやる突然変異の寄生虫’ヨンガシ’が人間を恐怖に陥れるパニックムービー。

韓国全土の川辺で原因不明の変死体が相次いで発見される。その原因は人間の身体に寄生して脳を乗っ取り、入水自殺させるという突然変異の寄生虫’ヨンガシ’によるものだと判明。韓国中がパニックに陥る中、製薬会社で忙しく働いていたジェヒョクは寄生虫に感染された妻子を助けようと病院に向かうが…。

‘ヨンガシ’とはハリガネムシのこと。カマキリやバッタなどに寄生することで知られているが、それが人間に寄生したら‥という現実に起こりそうな題材とハードな展開が話題を呼び、韓国で観客動員数約450万人を記録した大ヒット作。


映画’ヨンガシ 変種増殖’ 予告編(動画出典:CJ Entertainment Official

新感染 ファイナル・エクスプレス(2017年)

新感染 ファイナル・エクスプレス

韓国映画’新感染 ファイナル・エクスプレス’(画像出典:Brunch)

ソウルと釜山(プサン)を結ぶ高速鉄道の車内を舞台に、突然巻き起こった謎のウイルス感染拡散によるゾンビのパンデミックの恐怖とそれに巻き込まれる乗客を描く、ノンストップ・サバイバルパニック。

ソウルから釜山に向かう高速鉄道に乗車した主人公と幼い娘。だが、この直前にソウル駅周辺で不審な騒ぎが起こっていた。2人の乗った鉄道にも謎のウイルスに感染した女が転がり込んできて‥。

感染者に捕まれば命を落とすという極限状態の中で、生き残りをかけて決死の戦いに挑む乗客たちの人間模様を描く。コン・ユが主演を務め、韓国のアニメーション界の新鋭ヨン・サンホ監督が手がけた初の実写長編映画。アニメ映画’ソウル・ステーション パンデミック’は今作の前日譚を描かれていることでも話題に。


映画’新感染 ファイナル・エクスプレス’ メイン予告編(動画出典:Youtube MOVIE&NEW 무비앤뉴

以上、日本でも公開され多くの注目を浴びた韓国を代表する’感染症’作品をご紹介しました。
また、感染症をモチーフにした映画はアメリカにおいても数多く製作されています。次は身の毛もよだつ恐怖をリアルに描き、全世界で爆発的なヒットを記録したハリウッド作品をご紹介します。



コンテイジョン(2011年)

驚異的なスピードで地球全体に広がるウイルスの恐怖とパニックを描いたサスペンス大作。

香港出張から戻ったアメリカ人女性が体調を崩し、その2日後に死亡。同じような事例が世界各地で相次ぎ発生、その原因は新型ウイルスによるものだった。新型ウイルスが驚異的なスピードで全世界に広がっていく中、あるジャーナリストがデマを広めたことにより人々は恐怖を渦に巻き込まれてしまう。その恐怖はウイルスよりも早い速度で感染‥。謎のウイルスと’恐怖’の感情が複雑に絡まり、社会全体がパニック状態に陥っていく様子が描かれている。

‘オーシャンズ’シリーズのスティーヴン・ソダーバーグがメガホンを取り、マット・デイモン、ケイト・ウィンスレットなど実力派俳優らが熱演を繰り広げ、パンデミックの恐怖をリアルに描いた力作。


映画’コンテイジョン’予告編(動画出典:シネマトゥデイ

アウトブレイク(1995年)

アフリカから持ち込まれた高い伝染力と死亡率を持つ未知のウイルスの脅威にさらされながらも、それに立ち向かう人々を描いたサスペンス映画。

アフリカ奥地にある小さな村で発生した伝染病により、アメリカの傭兵部隊が犠牲となる。その後、カリフォルニアでも同じような症例が相次ぎ、謎のウイルスが驚異的な速度で蔓延してしまう。伝染病医学研究所のチームリーダーがそれを突き止めるも、その先にあったものは‥。

実力派アカデミー俳優のダスティン・ホフマンが主演を務め、科学的根拠に基づいたリアリティのあるスリリングな恐怖が展開する。


映画アウトブレイク(動画出典:Youtube Movieclips Classic Trailers

コン・ユ

マネジメントSOOP所属の俳優コン・ユ(ハングル 공유)。1979年7月10日生まれ。

“コン・ユ”という芸名は両親の苗字から付けられたもので、本名は、コン・ジチョル。

2000年、Mnet VJ 7期として芸能界にデビューしたコン・ユは、2001年KBSドラマ『学校4』を通じて演技者としてデビュー。

2007年、日本でも人気を博したドラマ『コーヒープリンス1号店』が大ヒットし、この年MBC演技大賞で優秀賞を受賞。当ドラマは、コン・ユの出世作となった。

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