2021年末、2PMのメンバージュノが主演を務めた史劇『赤い袖先(原題/袖先赤いトックン)』が韓国で高視聴率を記録し、大きな話題を呼んだ。いつもは華やかなステージに立っているアイドルが熱演する姿に、新たな魅力を感じてより一層ハマるファンも多いはず。2010年代以降は、BIGBANGのT.O.Pやパク・ユチョンを筆頭に、男性アイドルの映画出演加が加速。近年は注目すべき“演技ドル(演技力が高いアイドル)”が目白押しだ。そこで今回は、華やかなイメージを持つアイドルの新たな魅力を感じるであろう映画作品を紹介したい。
2021年の年末、K-POPグループ2PM(トゥーピーエム)メンバーのジュノが主演を務めたMBC史劇『赤い袖先(原題/袖先赤いトックン)』が、韓国で高視聴率を記録し大きな話題を呼んだ。

『赤い袖先』でジュノは、MBC演技大賞で2冠を受賞するという快挙を成し遂げた。(画像出典:MBC)
これまで見てきたジュノの爽やかなイメージや、茶目っ気ある姿に加えて、色気やワイルドさといった新たな魅力に驚かされたファンも多いはず。また、日頃華やかなステージに立つアイドルが、演技をする姿に新たな魅力を感じて、一層深みにハマるファンもいるだろう。
2010年代以降、BIGBANG(ビッグバン)のT.O.Pやパク・ユチョンを筆頭に、男性アイドルの映画出演が加速し、近年は注目すべき“演技ドル(演技力が高いアイドル)”が目白押しだ。そこで今回は、アイドルの新たな魅力が発見できる映画をご紹介。
『スウィング・キッズ(2018)』EXO D.O.(ド・ギョンス)
1作目は、韓国を代表する”演技ドル”EXO(エクソ)のD.O.(ディオ)こと、ド・ギョンスが主演を務めた『スウィング・キッズ』を紹介しよう。

D.O.のタップダンスに思わず目が奪われる!映画『スウィング・キッズ』(写真提供:©スポーツ韓国)
戦争と平和、朝鮮半島の歴史を知るとともに、ダンス・音楽ムービーとしても楽しめるパワフルな秀作だ。
舞台は朝鮮戦争下の捕虜収容所。同じ民族でありながら、戦争によって争い合う北朝鮮と韓国の狭間で戸惑いながらも、タップダンスに夢中になる北朝鮮の青年をド・ギョンスが演じている。
撮影前に猛特訓を重ねて挑んだタップダンスは、シーンの9割を自身で踊ったというほど上達、アイドルならではの見事な表現力を披露した。またタップダンスの腕前だけでなく、北朝鮮訛りも完璧に習得したというド・ギョンスの役者魂が冴える一作だ。
(関連記事)ド・ギョンスのすべてが輝いた韓国映画 ‘スウィング・キッズ’
『名も無き野良犬の輪曲(ロンド)(2017)』イム・シワン/ZE:A
2作目は、9人組グループZE:A(ゼア)のイム・シワンがハードボイルな役柄に初挑戦した『名も無き野良犬の輪曲(原題:不汗党:悪い奴らの世界)』を紹介。

イム・シワンがハードボイルな役に初挑戦した『名も無き野良犬の輪曲』(画像出典:movie.naver)
tvNドラマ『ミセン -未生-(2014)』の大ヒットで、実力派俳優の仲間入りを果たしたイム・シワン。除隊後復帰作の主演ドラマ『他人は地獄だ(OCN/2019)』も日本で放送・配信され、背筋が凍るような内容が話題を呼んでいる。
『名も無き野良犬の輪曲』は、子犬のような人懐こいイメージの彼が、新境地として挑んだ本格派ノワール作品。韓国を代表する名優、ソル・ギョングとダブル主演というプレッシャーを背負いながらも、ベテラン俳優の中で持ち味である爽やかな雰囲気を発揮し、クールな演技を披露した。過去の傷を抱えながら、悪の組織に立ち向かう潜入捜査官という難役を熱演する、イム・シワンの新たなジャンル開拓は一見の価値あり。
(関連記事)韓国 代表 ‘演技ドル’ イム・シワンがカンヌ映画祭に行くと起きること
『LUCK-KEY/ラッキー(2016)』イ・ジュン/MBLAQ
3作目は、元MBLAQ(エムブラック)のメンバーイ・ジュンと韓国を代表するバイプレイヤー、ユ・ヘジンの内面が入れ替わってしまう騒動を描いたコメディー映画『LUCK-KEY/ラッキー』を紹介したい。

イ・ジュンの代表作の1つになった映画『LUCK-KEY/ラッキー』(画像出典:movie.naver)
日本映画『鍵泥棒のメソッド(2012)』の韓国版リメイクとして注目を集めた本作は、デビュー当時からアイドルと俳優業を両立しキャリアを重ねてきたイ・ジュンにとって、代表的作品となった。外見は青年でありながら、内面は伝説のヤクザというコミカルな役どころを演じ、これまでのシリアスなイメージを大胆に払拭して、振り切った演技を披露している。
2021年にはコン・ユ、ペ・ドゥナ出演のNetflixシリーズ『静かなる海』やtvN(Netflix)『不可殺』にも出演。2作で彼に注目した人は、ぜひ押さえてほしい作品だ。
『8番目の男(2019)』パク・ヒョンシク/ZE:A
最後は、イム・シワンと同じZE:Aのメンバーパク・ヒョンシクの映画初主演作『8番目の男(原題:陪審員たち)』。

パク・ヒョンシクが初めて主演を務めた映画『8番目の男』。(画像出典:movie.naver)
これまでKBS『花郎(ファラン)(2016)』、KBS2『SUITS/スーツ~運命の選択~(2018)』などのヒットドラマに出演してきた彼にとって、本作は待望の初主演映画だ。2008年から韓国で導入された、一般市民の参加による”国民参与裁判”を題材にした作品で、パク・ヒョンシクは陪審員に選ばれた平凡な青年を熱演している。
そして、韓国を代表する女優、ムン・ソリが裁判長役として出演し、その他にも手練れな俳優陣に囲まれながら、爽やかな存在感を放つ彼の魅力は健在だ。
一般市民である陪審員たちが、同じ一般市民の人生を左右させる判決を下すことの意義や難しさを観る者に問いかけながら、笑って泣ける上質な法廷エンターテインメントに仕上がっている。
***
かつて”演技ドル”という言葉は、世間一般的にポジティブワードとして使用されていなかった。
しかし現在は”演技もできるアイドル”という認識へと、むしろ変化していったように感じる。事実ここで紹介した4人は、今やアイドルという枠を飛び出し、俳優としてしっかりと認められている。
そんな”二足のわらじ”履いて活躍している彼らの代表作を、ぜひチェックしてほしい。
EXO
EXO(エクソ / ハングル 엑소)は、SMエンターテインメント所属の男性アイドルグループ。 韓国人が8人、中国人が4人の計12人で構成され、2012年4月8日に韓国と中国でデビューした。その後、中国人メンバー3人が相次いで脱退し、現在は9人体制となっている。
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