いまだ人気の衰えを見せない映画『パラサイト 半地下の家族』。世界中で注目の的となった本作だが、韓国での公開時に主演俳優チェ・ウシクがある”ハプニング”に巻き込まれていた。彼を包んだ微笑ましいハプニングとは。

現在、Netflix(ネットフリックス)でも配信されている、ポン・ジュノ監督作『パラサイト 半地下の家族(原題:寄生虫/2019)』(以下、パラサイト)。

『第72回カンヌ国際映画祭』で最高賞のパルム・ドールを、『第92回アカデミー賞』では作品賞や監督賞をはじめ4部門を受賞するなど、韓国映画史に残る偉業を成し遂げ、劇場公開されてから約1年以上が経った現在でも世界中を熱狂させ続けている。

実は本作、韓国での公開時にある議論に巻き込まれていた。注目を浴びた作品だけに巻き込まれてしまったという”ハプニング”を韓国メディア1boonが報じているので紹介する。

映画『パラサイト 半地下の家族』は2020年1月、日本でも公開された

2020年1月、日本でも公開された映画『パラサイト 半地下の家族』(写真提供:©スポーツ韓国)

『パラサイト』は、貧しいキム一家と大富豪パク一家という対極の位置にいる家族が出会ったことで繰り広げられるブラックコメディー劇だ。韓国だけでなく世界で社会問題となっている格差社会をリアルに描き、ブラックコメディーやスリラー要素などを取り入れ、家族愛や変わらない人間の本質に鋭く迫った作品だ。

キム家の長男で大学浪人中のギウ(チェ・ウシク)は、エリート大学生の友人ミニョク(パク・ソジュン)の紹介でパク家の家庭教師となる。高校2年生の娘ダヘ(チョン・ジソ)の勉強を見ることになったギウは、授業を重ねていくうちにダヘと恋人関係に発展する。

映画『パラサイト 半地下の家族』は格差社会をブラックユーモアたっぷりに風刺した

格差社会をブラックユーモアたっぷりに風刺した映画『パラサイト 半地下の家族』(画像出典:movie.naver)

劇中、2人のキスシーンが出てくるのだが、このシーンによりギウ役を演じた俳優チェ・ウシクに議論が巻き起こってしまう。

一部の映画ファンから届けられたのは「10代の女子高生とキスシーンを撮影するなんて!」という抗議や心配する声だ。

ストーリーの設定上、ダヘは女子高生であり、容姿も10代の少女そのものだ。誰が見ても未成年者の俳優にしか見えなかった。

だが、驚くべきことにダヘ役を演じた女優のチョン・ジソは、『パラサイト』のオーディションに応募した時、法的に成人になったばかりだったという。そのため、チェ・ウシクとキスシーンを撮影するのに問題がなかったのだが、チョン・ジソがあまりにも童顔だったために起きてしまった”ハプニング”だった。

思わぬハプニングが起こった2人のキスシーン

チェ・ウシク演じるギウとチョン・ジソ演じるダヘのキスシーンを巡り、思わぬハプニングが起こった(画像出典:movie.naver)

これと同時に、チェ・ウシクがチョン・ジソを微笑ませるためにノートに何かを書くシーンも話題となっている。

この時、チェ・ウシクは一体、何と書いたのか。
これについてチェ・ウシクは「何度も撮影して、毎回違う絵や言葉を書いていたので何と書いたのか思い出せなかった」という。しかし、これを覚えていた共演者のパク・ソダムは、劇中、チョン・ジソが笑わなければならなかったシーンのため、チェ・ウシクが「笑って」というシンプルな言葉を使った、と語っているそうだ。

余談であるが、2人の会話とキスが続いたこのシーンは、なんと3分30秒にも及ぶロングテイクで撮影されたものだという。

キャラクターを完璧に演じ切った俳優のビジュアルゆえに起こったハプニングであるが、これも含めあらゆるシーンが話題となる『パラサイト』。人々を魅了してやまない奇才ポン・ジュノ監督が描き出した世界は、この先も人々の心を揺さぶり続けるに違ない。




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