昨年より新型コロナウイルスの影響でおうち時間が増え、動画配信サービスの需要が増えているが、中でも”Netflix”そして”韓国ドラマ”というワードを見ない日はないほどだ。果たして、韓国ドラマはNetflixにどのような影響を及ぼしているのだろうか‥米メディアの反応を見てみた。

Netflix(ネットフリックス)という名を、ネットで見ない日が1日もない。

昨年、世界的な新型コロナウイルスの流行により、いわゆる”巣ごもり需要”が高まった。これにより、Netflixはいつの間にかすっかりテレビを脅かすVODプラットフォームに成長を遂げている。

そしてNetflixとペアで、割と高い頻度で目にするワードが恐らく”韓国ドラマ”だろう。

ここ日本で、一大ブームとなった『愛の不時着』や『梨泰院クラス』の活躍により、Netflixは株価を上げてきたとも言われている。

『愛の不時着』と『梨泰院クラス』

昨年日本で話題となった2大韓国ドラマ『愛の不時着』と『梨泰院クラス』(画像出典:tvN、JTBC)

『愛の不時着』や『梨泰院クラス』ほど、メディアには取り上げられていないが、『青春記録』や『サイコだけど大丈夫』、『ザ・キング 永遠の君主』や『キム秘書はいったい、なぜ?』といったドラマも、日本のデイリーランキングに名を連ね、高い人気を博している。

Netflix発祥の地、アメリカのメディアも、どうやら韓国ドラマの功績を素直に(?)認めているようだ。

今月8日、ソウル経済など複数の韓国メディアは、CNNビジネスを引用し「Netflixが、アジア地域で急成長を遂げた主な理由は韓国ドラマにある」と報じている。

CNNビジネスは4日(現地時間)「Netflixが韓国ドラマとモバイル専用プラットフォームで、アジア市場を攻略している」と報じ、その根拠として、東南アジアにおける、韓国コンテンツの消費量が一昨年前と比べ約4倍増を記録したことを提示。

またCNNは、ゾンビ時代劇として世界的な旋風を巻き起こしたNetflixオリジナルシリーズ『キンダム』の成功に注目している。

『キングダム』の世界的な成功に鼓舞され、アジアコンテンツへの投資を増額するスタンスを維持しているとの見解も示した。

『キングダム シーズン2』

Netflixオリジナルシリーズ『キングダム シーズン2』(写真提供:©スポーツ韓国 画像出典:Netflix)

さらに8日、CNNビジネスは自らの記事を引用し、韓国コンテンツ産業の飛躍的な成長にも目を向けている。

「韓国が世界的なコンテンツプロバイダーを目指し、その基盤を固めている」とし、その背景には、OTT(オンライン動画サービス)のインフラへの投資、ウェブ漫画の成長、コロナ禍によるインドアエンターテインメントのニーズがあると診断。

ちなみに、ここ3年間アジアコンテンツへ20億ドル(約2,095億円)を投資したNetflixが、韓国コンテンツへの投資額が2021年だけで8億ドル(約838億円)に上ると予想されている。

2016年、初めて韓国コンテンツの可能性を高く見積もり、進出してから5年という時間が経っている。アジア攻略の糸口を、韓国コンテンツに絞っている”選択”と”集中”は、どのような結果をもたらすのか。









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