日韓で高い人気を誇る女優、チョン・ジヒョン。デビューから20年以上が経った現在でもその人気は衰え知らずだ。彼女をトップスターの座に導いたのは、映画『猟奇的な彼女』だろう。
日本でも広く名を知られる韓国の人気女優、チョン・ジヒョン。
先ごろ、2021年に放送予定のtvN新ドラマ『智異山』(原題)にキャスティングされ、今月より本格的な撮影がスタートしたと報じられている。

女優チョン・ジヒョン(写真提供:©スポーツ韓国、画像出典:STONEHENgE)
ドラマ『智異山』は、広大な智異山(チリサン)の秘境を背景に山に登る人々の物語を描くミステリードラマで、チョン・ジヒョンは智異山国立公園の最高レンジャーと呼ばれ、気候や土質など博学多識なソ・イガン役を演じる予定だ。
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1998年にドラマ初出演を果たして以来、現在も尚、ドラマや映画において第一線で活躍を見せるチョン・ジヒョン。
“テ・ヘ・ジ”(※)として未だに多くの人気を集め、その出演料はドラマ1話のみで約1億ウォンと囁かれるほどのトップ女優へと成長している。
※”テ・ヘ・ジ”とは、2000年代初期から20年近く韓国美人女優として君臨してきた3人(キム・テヒ、ソン・ヘギョ、チョン・ジヒョン)のことを指す
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20年以上も続く衰えぬ人気を証明している彼女だが、チョン・ジヒョンが一躍スターダムへと駆け上った作品は、2001年に公開された映画『猟奇的な彼女』だろう。韓国では累計観客動員数が約488万人という記録を持つ大ヒット作品だ。

映画『猟奇的な彼女』ポスター(画像出典:movie.naver)
平凡な大学生のキョヌ(チャ・テヒョン)はある日、地下鉄で泥酔している”彼女”(チョン・ジヒョン)と出会う。酔った女性は苦手なキョヌだったが、車内で最悪な事態を招いた”彼女”を放っておけず、結局キョヌが責任を負うことに‥。

映画『猟奇的な彼女』(写真提供:©スポーツ韓国 画像出典:映画『猟奇的な彼女』スチールカット)
その猟奇的な初対面以降、口癖は「ぶっ殺されたい?」という可愛らしいルックスとは正反対の、ワイルドで凶暴な性格の”彼女”に振り回されるようになる。”彼女”からの可愛くて(?)残酷なビンタを受けながらも、友達以上恋人以下の関係をキープし、キョヌにとっては楽しい日々を送っていた。
そんな中、名前すら名乗らない”彼女”の心に悩みがあることに気付いたキョヌは、それを受け止め奮闘するようになる。
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すらりとしたモデルさながらの長身に艶のある長いストレートヘア。美人と呼ばれるビジュアルながらも親しみやすい愛嬌を持った顔、その可愛い顔からは想像も出来ないほど、清々しい(?)暴言の数々‥!
いわゆる”ギャップ萌え”といったキャラクターの”彼女”がバッサバサと周りを斬りまくり、そんな”彼女”に振り回されるキョヌの慌てぶりは笑顔を誘いながらも、とても愛おしく映る。
そんな際どくも絶妙なコンビネーションでストーリーが繰り広げられる中、ふとした瞬間に垣間見える”彼女”の素顔(心)。そこからは主人公の2人がそれぞれの立場に隠された恋愛観が垣間見れ、お互いの距離も縮まっていく。
コミカルな前半とは対照的である感動に彩られた後半のストーリー展開は、観客の心に温かさとともに、ずしんとした大きな余韻を残していく。

映画『猟奇的な彼女』(写真提供:©スポーツ韓国 画像出典:映画『猟奇的な彼女』スチールカット)
ロコ作品として、前半と後半とで対照的なストーリーに仕上げたことで高い評価を得たのと同時に、少女漫画の世界から飛び出てきたような清純なビジュアルながらも、イタズラっ子以上悪女未満さながらに事件を起こす”彼女”は、韓国を越えて日本をはじめとしたアジア圏の観客の耳目を集めた。
そんな”彼女”のキャラクターは韓流コンテンツに縁遠かった人たちからも人気を博し、さらには国内外でシンドロームを巻き起こすほど多くの人気と絶大な支持を得た作品だ。
チョン・ジヒョンのキラキラと輝く演技は、約20年が経った今でも脳裏に焼き付き、色褪せずに生きている。
本作で大スターへと変身を遂げたチョン・ジヒョンは、この大ヒット作品で終わることなく、ご存知のようにこれ以上に輝かしい快進撃を披露している。もちろん、その輝きは今後も続いていくことだろう。
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