日本でもNetflixを通じて配信されている、女優ソン・イェジンの新作『39歳』。第3話では視聴率7.4%を記録し、人気ドラマと呼ばれる2桁視聴率も視野に入ってきた。しかし、韓国ネット上では、ストーリーに対する厳しい意見が集まっているという。
ソン・イェジン主演の新作ドラマ、『39歳』に対する韓国視聴者の”辛辣な感想”が続々とネット上にあがっている。
本作は、江南(カンナム)にある皮膚科の院長、演技指導者、百貨店コスメティックマネージャーと、背景の異なる3人の女性を主人公に、40歳を目前に控えた彼女たちの友情や愛、人生についてを深く扱った現実ヒューマンロマンスで、放送前から注目を浴びていた。
初回視聴率4.4%から徐々に数字を上げ、第3話では7.4%を記録。人気ドラマの”第一関門”と呼ばれる2桁視聴率も視野に入ってきた。
ソン・イェジンやチョン・ミドなど、人気もさることながら高い演技力を誇る役者たちがドラマの人気をけん引する中、韓国ネットでは、ストーリーに対する厳しい意見が集まっているという。
韓国視聴者の機嫌(?)を損ねているのは、期待していた”穏やかなヒューマンロマンス”ではないという点だ。
その1つが、ソウォン(アン・ソヒ扮)という人物像である。
ソウォンは、アメリカの超有名音楽大学を卒業したピアニストだったが、義母の死が受け入れられず喪失感に襲われ、韓国に単身帰国してしまう。そして韓国では、遊興施設の女性従業員になるのだが、この設定に対して韓国視聴者が「古臭いストーリー」「90年代末の匂いがする」「2022年のドラマだよね?」と、陳腐な展開を指摘する声が集まった。
これに先立ち、チャニョン(チョン・ミド扮)というキャラクターを巡っても、思わぬ議論が巻き起こっている。
チャニョンは、交際していた男性が別の女性と結婚して以降、逢瀬を重ねながらも性的関係を持っていないことを理由に「不倫ではない」と開き直るのだが、これに対しても「陳腐だ」「結局ドロドロの愛憎劇か」「ひねりすぎ」という苦言が寄せられたという。
近年、高いクオリティーのドラマが制作されている韓国なだけに、見る目が肥えている視聴者を満足させる”名作”を生み出すことは、どうやら至難の業であるようだ。
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