SMの貴公子ビジュアルとしてファンから愛されるSUPER JUNIORのチェ・シウォン(写真提供：ⓒ TOPSTAR NEWS)

SMエンターテインメントを代表する貴公子ビジュアルと名高い、SUPER JUNIOR(スーパージュニア)のチェ・シウォン。

彼はアーティストの活動に加え、俳優としても活躍し、6月9日に公開されたNetflix(ネットフリックス)オリジナルシリーズ『ブラッドハウンド』にも登場している。

ウ・ドファンとイ・サンイが主演を務める『ブラッドハウンド』は、人命よりもお金が優先とされるサラ金の世界に巻き込まれた、2人の青年の物語。

海兵隊出身のボクサーゴヌ (ウ・ドファン扮)と、試合の対戦相手ウジン (イ・サンイ扮)が固い友情を築き、巨大な悪の勢力に対抗して格闘を繰り広げる様子が描かれている。

オンライン動画サービス(OTT)のランキング集計サイト『FlixPatrol(フリックスパトロール)』によると、『ブラッドハウンド』は6月14日基準で、NetflixグローバルTOP10TV部門(非英語)の2位を記録。

主人公らの激しいアクションやブロマンスが話題となる中、チェ・シウォンの演技にも注目が集まっている。

彼は危険な取引に巻き込まれた、財閥3世のホン・ミンボム役を演じた。

出演分量は多くはないが、ホン・ミンボムは荒々しく不安定な内面を持ち、臆病な性格が印象的なキャラクターだ。

劇中ではスーツを身にまとい、堂々とした風格を見せる一方、集団リンチを受け服を脱がされるシーンも登場する。

Netflix『ブラッドハウンド』で御曹司のホン・ミンボムを演じたチェ・シウォン(画像出典：Netflix Korea YouTube キャプチャー)

そんなヘタレに変身し、作品を盛り上げたチェ・シウォンは、恐怖に怯える視線やジェスチャーで感情の移り変わりを見事に演じた。

悪質な闇金業者のキム・ミョンギル(パク・ソンウン扮)との心理戦や、親戚の兄カン・ヨン(チェ・ヨンジュン扮)との関係性の変化なども、持ち前の演技力で繊細に表現し、本作のヒットを導いた助演という高い評価を受けている。

過去に出演したENA『恋愛なんていらない(2022)』やTVINGオリジナル『酒飲みな都会の女たち(2022)』では、コミカルで明るい演技を披露していたチェ・シウォン。

『ブラッドハウンド』ではそんな過去のイメージを脱し、新たな魅力を視聴者に届けている。

ステージの上ではSUPER JUNIORのメンバーとして、カリスマを発揮し、輝きを見せるチェ・シウォンであるが、ドラマでは果敢にイメージチェンジに挑戦。そんな彼の仕事スタイルは、まさにプロフェッショナルと言えるだろう。

そんな彼の演技で特に話題となったのは、2015年に放送されたMBC『彼女はキレイだった』のキム・シニョク役だ。

チェ・シウォンのたくわんのシーンが話題となった『彼女はキレイだった』(画像出典：MBCentertainment YouTube キャプチャー)

『彼女はキレイだった』は、パク・ソジュンが主演を務めたラブコメディー。

登場人物のビジュアルの変化で生じる恋のすれ違いが見どころの作品で、チェ・シウォンはヒロインの先輩記者役で出演している。

キム・へジン(ファン・ジョンウム扮)に恋をし、彼女を陰から支える優しい役柄であるが、彼は劇中でかっこいい姿だけではなく、個性の強い突飛な演技を披露した。

そんな友達のように陽気でやんちゃな姿は、”*トライ(또라이)”と呼ばれるほど！

*トライ(또라이)：変人、頭のおかしい人、イカれた人

作品にはズボンが破れるシーンなど、コミカルなシーンが散りばめられているが、特にキム・へジンの投げたたくあんが、キム・シニョクの舌に張り付くシーンが大きな反響を呼んだ。

インタビューでは本人も「たくあんの舌のシーンが一押しです」と語っている。

アイドル界で絶大な存在感を発揮しているチェ・シウォンは、自身の魅力を引き出し、幅広い演技をこなす俳優として活躍中。今後の活動にも期待の声が寄せられている。

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