ハリウッド映画『キャプテン・マーベル2』の出演で世界進出を控えている俳優のパク・ソジュン。華やかな話題がある一方で、オンラインコミュニティーを通じて投稿された過去のインタビューが議論を招いている。時代錯誤と批判を受けてしまった発言に、隠されている意図とは。
米ハリウッド映画『キャプテン・マーベル2』の出演で世界進出を控えている、俳優のパク・ソジュン。

俳優パク・ソジュンの、過去のインタビューに再び注目が集まった(画像出典:パク・ソジュン Instagram)
華々しいニュースに注目が集まる中、オンラインコミュニティーに過去のインタビューが投稿され、その内容にも注目が集まってしまった。
ネットユーザーから手厳しい意見が寄せられてしまった、その内容とは。
議論を呼んだ7年前のインタビュー
投稿されたインタビューは、2014年発売のファッション誌『GRAZIA』に掲載されたもの。
この中でパク・ソジュンが、今後の目標を「良き父、良き夫になりたい」と話し、そのビジョンとも言える家庭観を語っていた。

議論を呼んだインタビュー内容とは‥(画像出典:パク・ソジュン Instagram)
「妻に家庭を守ってほしいか?」という質問に対し、彼は「将来、妻は仕事をせずに家庭だけを守ってほしい」とし「この考えは変わらない。私がそんな環境で育ったので、私の子どもも母親の愛情を受けて育ってほしい」と答えている。
続いて「私も良い父親になるだろうが、特に子どものそばには母親がいなければならない。正解ではないかもしれないが、今の私にはこれが正解」とし、持論を語っていた。
また、パク・ソジュンは「人は幼い頃に人生の価値観が形成されると聞いた。愛されなかった子どもが大人になったら、人間関係でトラブルが起きたり、極端な話だが犯罪者になってしまう可能性もある」とし、自身の考えも伝えていた。
韓国メディアやネットユーザーの反応
これに対し、韓国メディア・HUFFPOST(ハフポスト)は「母親が育てていない子どもは、まるで愛されていない存在として見られてしまい、潜在的な犯罪者と認識するなど偏狭さを見せている」と問題提起をしている。

インタビューに対し、様々な反応が寄せられた(画像出典:awesome.ent公式サイト)
また、「これは母親なしに大きくなる片親家庭や祖父母家庭、孤児などに対する偏った視線を表すと同時に、彼らを大きく傷つける言葉だ」とし、「ワーキングマザーが増えている上、家族の定義もまた多様化する現代社会で、時代の流れを考慮していない発言でもある」と報じた。
一方、ネットユーザーは「家父長的、時代錯誤的、旧時代的な価値観」と指摘し、「ファンの中には片親家庭で育てられたり、孤児の方もいるはずなのに、ひどい発言」という反応を示している。
発言に込められたのは、両親への感謝と愛情
パク・ソジュンの発言だけを見ると、確かに時代錯誤のようにも感じる。しかしこれは、「子どもの育つ家庭環境が大切」という誰もが感じる考えと、彼が育った環境からきていることのようだ。
パク・ソジュンは幼少時代、韓国のセレブタウンである江南(カンナム)で裕福な生活を送っていた。しかしその後、父親の事業が失敗し、一家は仁川(インチョン)にある10坪あまりの家に引っ越すことになった。
中学、高校時代を仁川で過ごしたパク・ソジュンであったが、この時の生活は苦労の連続であったという。
裕福な暮らしから一転、まさにどん底と言える生活を送る中、両親は必死に働き、パク・ソジュンと2人の弟を育て上げてくれた。彼は頑張り続ける父親の背中を見ながら、母親のそばで成長をした。つまり奮闘し続ける両親の姿を見て育ってきたのだ。
このことから、経済的には厳しい環境でありながらも、両親からの愛情をしっかりと受けて育った様子が伺える。

指摘された発言は、パク・ソジュン自身の経験から出たようだ(画像出典:パク・ソジュン公式Instagram)
また、パク・ソジュンは3人兄弟の長男であることから、しっかりしなければいけないという意識が芽生え、それが彼の責任感を強くした。そんな気持ちを胸に秘め、さらに父親を尊敬しながら大人へと成長していった。
パク・ソジュンはこの時のことを、辛い生活であったものの、幼い頃の大変な経験が自分にとって人生の原動力になったと語っている。
両親からの愛情を受けながら逆境を切り抜けたパク・ソジュンだからこそ、彼らのような親になりたいという気持ちが芽生えたのではないか。その考えから、インタビューではあのような答えを出したのではないだろうか。
同じ言葉を使うにしても、発言者の背景によって意味合いは変わってくる。
パク・ソジュンが経験した幼少時代を見れば、彼の発言が時代錯誤でも偏狭さを見せているものでもないことが分かるはずだ。
時代によって世間の家庭観は変わっていくものだが、その根底にはいつも”愛情”があることは変わってはいない。もしかしたらパク・ソジュンは、そのことを伝えたかったのかもしれない。
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