韓国ドラマといえば、人間の感情を丁寧かつストレートに描いている点が、多くのドラマファンを魅了しているポイントの1つ。

最近多くの人を魅了した『おつかれさま』(Netflix/2025)のように、温かなエピソードで共感を呼ぶタイプもあるが、それとは逆にドロドロとした内面を赤裸々に描いて、リアルな人間模様で視聴者を虜にする作品も。

またそこに、復讐要素がプラスされようものなら、登場人物の感情がさらに過激に描かれることが多く、エンターテインメント性抜群。ドロ沼劇とリベンジ劇のミックスは、このうえなくえげつない物語を生み出し、疲労感を覚えつつも先が気になり観るのをやめられなくなる。

韓国ネットの表現を借りて例えるなら、辛みが後を引く麻辣(マーラー)味。心が疲れてしまいギブアップしそうになるが、一度視聴しはじめたらもうおしまい、中毒性があり完走してしまう。

そこで本記事では、来週から日本のテレビで放送が開始される予定の、麻辣味が炸裂しているドロドロとした復讐劇を5つ紹介する。

魔女のゲーム (MBC/2022)

『魔女のゲーム』は、韓ドラ復讐劇で活躍するチャン・ソヒ主演作。陰謀によって引き裂かれた母娘の再会と、壮絶な復讐の連鎖を描いた物語だ。

最愛の娘を奪われた主人公が真実と向き合いながらリベンジに立ち上がる姿が圧巻で、チャン・ソヒの熱演と相まって、各登場人物との対立がより刺激的に。DNA鑑定結果がすり替えられ、偽の娘が登場するなど、衝撃の設定の数々からも目が離せない。

●日本初回放送情報：エンタメ～テレ☆シネドラバラエティ/2025年5月8日(木) 11:15
●番組ページ：https://www.entermeitele.com/hanryu/gameofwitches.html
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

血も涙もなく～ディア・マイ・シスター～ (KBS/2024)

『血も涙もなく～ディア・マイ・シスター～』は、両親の離婚によって子どもの頃に離れ離れになった姉妹が、嫁と姑として再会したのをきっかけに、裏切りや誤解、葛藤、欲望、復讐のなかで生きていく悲劇的な物語。

家族間の複雑な関係性のなかで、ドロドロとした感情によって敵対していく姉妹の姿が、これでもかというほど過激に描かれており、血が繋がっているからこそ、本音を隠さず醜い感情を露わにして徹底的に争う姿から目が離せなくなる。

●日本初回放送情報：フジテレビTWO/2025年5月7日(水) 08:20～09:00
●番組ページ：https://otn.fujitv.co.jp/b_hp/925200081.html
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

勇敢無双 ヨン・スジョン (MBC/2024)

『勇敢無双 ヨン・スジョン』は、明るくたくましいヒロインと御曹司の愛、そして復讐を描いた物語。前出の2作に比べると、比較的ドロ沼要素は控えめだが、韓ドラ定番の出生の秘密や親の死に隠された真実、後継者争いなど、刺激的な要素が視聴者の好奇心をくすぐる。

また、この手のドラマに欠かせない悪女が登場して物語をより一層盛り上げているのも視聴ポイントの1つ。主人公が自身を裏切った者たちへリベンジする、爽快感たっぷりな展開も見どころだ。

●日本初回放送情報：KNTV/2025年5月5日(月) 前8：30～9：45
●番組ページ：https://kntv.jp/program/kn241001/
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

財閥家の末息子～Reborn Rich～ (JTBC/2022)

『財閥家の末息子～Reborn Rich～』は、ソン・ジュンギが主演を務める、転生した男の復讐劇。いわゆる韓国ドラマのドロ沼リベンジ劇とは趣が若干異なっているが、人間のドロドロとした感情が随所に盛り込まれている。

特に、財閥家内での嫉妬や確執、愛人問題、野心などが複雑に交錯し、会長の座や財産を巡って親族間での激しいバトルに火花を散らすキャラクターたちの姿が印象的。腹の探り合いと裏切りに満ちた世界において、前世の記憶をもとに知略で勝負する主人公は、無念を晴らすことができるのか、最後まで目が離せない。

●日本初回放送情報：フジテレビTWO/ 2025年5月9日(金) 24:00～25:21
●番組ページ：https://otn.fujitv.co.jp/b_hp/925200082.html
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

白雪姫には死を～BLACK OUT (MBC/2024)

『白雪姫には死を～BLACK OUT』は、殺人事件の犯人に仕立てられ服役した青年が、出所後に事件の真相を追っていく、ピョン・ヨハン主演の犯罪ミステリースリラー。

復讐を掲げた作品ではないが、村社会の闇や事件を隠蔽しようとする大人たちの思惑が交錯する。欲望と嫉妬に支配される人間の姿や、登場人物間での利害、過去の因縁など様々な理由によって犯人捜しは難航。誰も信じられなくなりそうなほど、どのキャラクターも怪しくドロドロとした要素とサスペンスが絶妙に融合して、視聴者の関心を引く。

●日本初回放送情報：KNTV/ 2025年5月8日(木) 深2：00～3：15
●番組ページ：https://kntv.jp/program/kn250102/
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

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