• 韓国ドラマの作品選びに、視聴率や話題性を参考にしている人は多いのではないだろうか。
  • 質の高さにこだわりたいなら、受賞歴を見てみるのがおすすめ。
  • 来週から日本のテレビで放送がスタートする予定の輝かしい受賞歴を持つ韓国ドラマを紹介する。

韓国ドラマの人気を計るバロメーターといえば、視聴率や話題性が挙げられる。

本国での反応を参考に、作品選びをしているという人も多いのではないだろうか。

しかし、質の高さにこだわりたいなら受賞歴を見てみるのもおすすめ。授賞式ごとに表彰基準は異なるが、役者の演技やテーマ、独自性、社会的意義・メッセージ性など様々な観点から審査され、審査対象期間内において各賞№1だと認められた作品に出会うことができる。

そういったドラマは多くの場合、視聴率や話題性も申し分ない傾向。栄誉ある賞を獲得しているかどうか確認するのは、良質で満足度の高い1作に出会える近道ともいえる。

そこで本記事では、来週から日本のテレビで放送開始される予定の、輝かしい受賞歴を持つ作品を5つご紹介。いずれも、韓国のゴールデングローブ賞と称されることもある『百想芸術大賞』をはじめ、その他、複数の授賞式で栄光を手にしたラインナップだ。

財閥家の末息子~Reborn Rich~ (JTBC/2022)

『財閥家の末息子~Reborn Rich~』は、4つの授賞式で5つの賞を受賞したファンタジー復讐劇。役者陣の好演やテンポの良いストーリー展開、単なるドラマに終わらない社会的メッセージ性が高く評価された作品だ。

なかでも、圧倒的な存在感で物語を盛り上げたと絶賛されたのがイ・ソンミン。『第59回百想芸術大賞』と『第18回ソウルドラマアワード』で演技賞を獲得している。

そして、残り3つの賞を手にしたのは、韓国の現代史を織り交ぜながら、主人公が財閥家を相手に頭脳戦を繰り広げ、爽快感溢れるリベンジ劇で観る者を楽しませたドラマ自体。『第35回韓国PD大賞』をはじめ、各授賞式で作品性を認められた。

●日本初回放送情報:Dlife/2025年4月29日 (火) 午前10:00
●番組ページ:https://www.dlife.jp/program/prgm_id/22610
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典:JTBC
財閥家の末息子~Reborn Rich~
ファンタジー/復讐
JTBC/2022/全16話

あらすじ

韓国を代表する財閥スニャングループで未来資産チーム長として働くユン・ヒョヌ(ソン・ジュンギ扮)。ある日、何者かに襲われ銃殺されたヒョヌは目を覚ますと、自身を殺害したスニャン一族の末孫チン・ドジュン(ソン・ジュンギ扮)に生まれ変わっていて・・。

キャスト

ソン・ジュンギ、イ・ソンミン、シン・ヒョンビン、キム・ヒョン、ユン・ジェムン 他

最高視聴率・受賞歴など

26.9%

口コミ

「演者の演技力に圧倒される」
「ファンタジー・タイムスリップ系が苦手な人でも楽しめる」
「色々な展開があって面白かった」

予告映像


動画出典:Lemino

ストーブリーグ (SBS/2019)

『ストーブリーグ』は、12の授賞式で20の賞を手にしたスポーツドラマ。野球経験のないGMが最下位球団をたてなおす物語で、スポーツをテーマにした作品は興行に失敗するという韓ドラ界のジンクスを覆したことで知られる。

球団とフロントや、オフシーズンにスポットを当てた点、実際の野球チームが抱える問題などを扱った点が新鮮だとの評価を得た作品で、『第56回百想芸術大賞』をはじめ『第15回ソウルドラマアワード』など、複数の授賞式で作品賞に輝いた。

また、脚本家と監督、主演を務めたナムグン・ミン、パク・ウンビン、オ・ジョンセも栄誉ある賞に輝いており、脚本・演出・演技の3拍子揃ったハイクオリティーな1作となっている。

●日本初回放送情報:アジアドラマチックTV/2025年5月2日(金) 22:00
●番組ページ:https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000011195/
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典:SBS
ストーブリーグ
ヒューマン
SBS/2019/全16話

あらすじ

万年最下位のプロ野球チーム「ドリームズ」は、今回も最下位でシーズンを終えることに。ある日、責任を取って辞任したゼネラルマネージャーの代わりに、野球未経験者のペク・スンス(ナムグン・ミン扮)が就任する。初めは、スンスの指導に不満を抱いていたスタッフたちだが、次第に信頼を寄せるようになる。しかし、オーナー会社の常務クォン・ギョンミン(オ・ジョンセ扮)は、チーム解散を企んでいて・・。

キャスト

ナムグン・ミン、パク・ウンビン、オ・ジョンセ、チョ・ビョンギュ、ソン・ジョンハク 他

最高視聴率・受賞歴など

19.1%

口コミ

「野球に詳しくない人でも楽しめる作品」
「観ていて前向きな気持ちになれる」
「応援したくなってしまう」

予告映像


動画出典:PLAN Kエンタテインメント

グッド・ドクター (KBS/2013)

『グッド・ドクター』は、11の授賞式で、17の賞を受賞したヒューマン医療ドラマ。サヴァン症候群の青年が、小児科医として成長していく姿を盛り込んで感動を呼んだ物語だ。

日本でもリメイクされるほど好評を得た名作で、脚本を務めたパク・ジェボム作家が『第6回コリアドラマアワード』で作家賞に、作品自体も『第50回百想芸術大賞』や『第26回韓国PD大賞』で作品賞に輝くなど、その他授賞式でもトロフィーを手にしている。

また、障がいを持つキャラクターを演じながら、偏見を克服し専門医としても人間的としても成長する主人公の姿を描き出した主演チュウォンと、そんな彼に恋心を抱くようになるヒロインを務めたムン・チェウォンも、その好演が称えられている。

●日本初回放送情報:KBS World/2025年4月28日(月) 23:20~深夜0:30
●番組ページ:https://www.kbsworld.ne.jp/program/detail?prSn=714
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典:KBS
グッド・ドクター
ヒューマン/医療
KBS/2013/全20話

あらすじ

サヴァン症候群の青年パク・シオン(チュウォン扮)は、幼少期に出会った医師チェ・ウソク(チョン・ホジン扮)に才能を見出され、医者という夢を持つ。しかしシオンの病歴が問題視され、国家試験で不合格となってしまう。合格を認めてもらうために、ウソクが院長を務める病院で医師としての能力検証を行い・・。

キャスト

チュウォン、ムン・チェウォン、チュ・サンウク、キム・ミンソ、チョン・ホグン 他

最高視聴率・受賞歴など

21.5%

口コミ

「チュウォンの演技が光る作品」
「ウ・ヨンウファンにおすすめ」
「とてもよい作品」

予告映像


動画出典:KBS韓国放送

ごめん、愛してる (KBS/2004)

『ごめん、愛してる』は、4つの授賞式で11個の賞を獲得したラブストーリー。韓国放送当時、主演ソ・ジソブのファッションやセリフを真似する人が急増するなど社会現象を巻き起こし、日本でも大きな話題となった、いまだ語り継がれる不朽の名作だ。

本作を編成したテレビ局が開催する『KBS演技大賞』での受賞歴が目立つ作品ではあるが、外部の授賞式でも栄誉ある賞に輝いており、例えば、報われることのない無償の愛を捧げる切ないキャラクターを熱演して視聴者の涙を誘ったソ・ジソブが、『第41回百想芸術大賞』で最優秀演技賞に。

また、演出をはじめOSTやストーリー、作品の世界観などが抜群の調和を見せていると好評を得た作品自体も、作品賞を獲得した。脚本を担当したイ・ギョンヒ作家が、『第18回韓国放送作家協会』で韓国放送作家賞を手にしているのも、シナリオの完成度の高さを証明している。

●日本初回放送情報:KBS World/2025年5月1日(木) 23:20~深夜6:00
●番組ページ:https://www.kbsworld.ne.jp/program/detail?prSn=79
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典:KBS
ごめん、愛してる
ロマンス
KBS/2004/全16話

あらすじ

幼少期に、オーストラリアに養子に出され、捨てられた過去を抱えるチャ・ムヒョク(ソ・ジソブ扮)。そんな彼は、初恋の相手を救った際に受けた銃弾の傷は、誇りとなっている。しかし支えてくれていた初恋の人は彼のもとを去り、韓国へ帰れという言葉を残して消え去ってしまう。韓国に戻ったムヒョクは、そこで自らの出生にまつわる事実を知ることに。一方、ソン・ウンチェ(イム・スジョン扮)は、幼馴染でミュージシャンのチェ・ユン(チョン・ギョンホ扮)にずっと思いを寄せ続けている熱心なスタイリスト。ある日、彼女の前に最高に無礼な男が現れ・・。

キャスト

ソ・ジソブ、イム・スジョン、ソ・ジヨン、チョン・ギョンホ、イ・ヘヨン 他

最高視聴率・受賞歴など

28.6%

口コミ

「とにかく涙が止まらない」
「一度は観ておいた方がいい作品」
「観終わった後も忘れられなくなる」

予告映像


動画出典:女性チャンネル♪LaLa TV

赤い袖先 (MBC/2021)

『赤い袖先』は、11の授賞式で24個の賞を獲得した、本記事内では最多の受賞歴を持つロマンス時代劇。朝鮮王朝第22代国王イ・サンと、彼が一途に愛した宮女の切ないラブストーリーを描いた大ヒット作だ。

本作の放送局であるMBCの不振を断ち切ったといわれるほどで、数多くの授賞式において作品賞に輝いたのはいうまでもなく、自分だけのカラーでイ・サンを魅力的に描き出して視聴者をメロメロした主演イ・ジュノ(2PM)も演技力が評され、片手では収まらないほどトロフィーを手にした。

これだけでも十分だが、さすが映像美が好評を得た作品。『第49回韓国放送大賞』では映像グラフィック部門で称えられ、『2022クリメ賞』では映像の美しさなどから優秀作品賞に選ばれており、ストーリーや役者の演技のみならず目でも楽しめる作品になっている。

●日本初回放送情報:アジアドラマチックTV/2025年5月2日(金) 15:30
●番組ページ:https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000011158/
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典:MBC
赤い袖先
ロマンス/時代劇
MBC/2021/全17話

あらすじ

粛清により一族が没落し、宮中で宮女として仕えることとなったソン・ドクイム(イ・ソラ/イ・セヨン扮)。同じく朝鮮王朝21代国王英祖の孫、イ・サン(イ・ジュウォン/ジュノ扮)は悲劇的な出来事で父を失い、宮中で孤独な時間を過ごしていた。ある夜、サンはドクイムの巧妙な計らいによって窮地を脱する。その時の出会いが、サンの心に淡い感情を芽生えさせるが、運命は2人を再び引き裂いてしまう。数年後、成長したドクイムは聡明さを発揮し、尚宮たちから注目を浴びながらも、自らの生き方を模索していた。ある日、彼女は走っている最中に足を踏み外し、近くにいた世孫を巻き込んで池に転落する。ドクイムは反省文を書くよう命じられるが、中へ入ってきた世孫を司書と勘違いし、無礼な態度で彼を追い返してしまう。怒り心頭の世孫は何度も書き直しを要求し、その過程で2人は徐々に心を通わせていき・・。

キャスト

イ・ジュノ、イ・セヨン、カン・フン、イ・ドクファ、パク・ジヨン 他

最高視聴率・受賞歴など

17.4%

口コミ

「思ったより難しくない時代劇」
「宮女の人生にもフォーカスを当てていて新鮮だった」
「とにかく泣ける」

予告映像


動画出典:KNTV

西谷瀬里

韓国ドラマが大好きな西谷です。現在はK-POP関連の記事を主に投稿しておりますが、韓ドラの魅力や、俳優&女優さんの活躍も随時紹介していきたいと思います。あらゆる年代の読者の方に、楽しんでいただける記事が届けられたらなという思いです。

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