- 韓国ドラマを観る日本人は多いが、なぜか映画はまだそこまで浸透していない。
- 以前Danmee(ダンミ)で実施したアンケート調査でも、映画よりもドラマを観るという人が多かった。
- そこで本記事では、韓国映画デビューを考えている人におすすめしたい、世界中から支持を得た作品を紹介する。

日本では韓国ドラマに押され気味の韓国映画(画像出典:naver movie)
日本で人気のKコンテンツといえば韓国ドラマだ。
映画にも秀でた作品が多いものの、依然として圧倒的にドラマを支持する人の方が多い。
以前Danmee(ダンミ)でアンケート調査した結果からもそれは明らか。韓国映画よりも韓国ドラマをよく観ると答えた人が6割以上という結果に。
(関連記事) 「韓国映画を観る?観ない?」日本ファン約7割が‘映画よりドラマをよく観る’と回答!
そこで本記事では、映画に興味はあるもののまだ一歩踏み出せていない韓ドラファンに、おすすめの韓国映画を紹介する。
190カ国に向け配信されているNetflix(ネットフリックス)で、累積視聴時間が長く世界中の映画ファンお墨付きの人気ランキングを調査した。
韓国映画デビューを失敗したくないなら、ぜひ参考にしてもらいたい。
9位 ソウル・バイブス (2022)
1988年のソウルオリンピック開会式当日、VIPの裏金捜査作戦に投入された上溪(サンゲ)洞ドライバーチームの快走を盛り込んだカーチェイスアクション劇。
見どころはなんといっても、仲間との連係プレーにはじまり、1980年代を再現したなつかしさのある映像美。ポップかつレトロなファッションや文化、音楽が光る。ノスタルジックさが魅力の一作だ。
●累積視聴時間:約19,630,000時間
●出演:ユ・アイン、コ・ギョンピョ、イ・ギュヒョン、パク・ジュヒョン他
ソウル・バイブス
8位 スマホを落としただけなのに (2023)
平凡な会社員ナミが、個人情報の入ったスマートフォンを紛失してから日常生活が脅かされはじめて起きる事件の数々を負う現実密着スリラー。
好青年のイメージが強いイム・シワンが、ナミの携帯電話を拾い彼女に接近するキャラクターを熱演、感情をまったく感じさせない表情で淡々と演技する姿は、サイコパスそのもの。ゾッとするような怪演が大きな話題となった作品だ。
●累積視聴時間:約33,090,000時間
●出演:イム・シワン、チョン・ウヒ他
スマホを落としただけなのに
7位 20世紀のキミ (2022)
ある年の冬に到着したビデオテープに残された1999年の記憶、17歳の少女ボラが親友のヨンドゥの初恋を叶えるために恋のキューピッドになり、繰り広げられる初恋観察ロマンス。
高校時代の切ない恋を振り返る物語の結末は、ハンカチなしでは見られない感動が。
ボラがヨンドゥの想いを寄せる人を観察する過程で起こる青春ならではの騒動や、友情が見どころの1つ。ノスタルジックな雰囲気と合わせて、どこか懐かしく心がほっこりとする魅力も。
●累積視聴時間:約34,510,000時間
●出演:キム・ユジョン、ピョン・ウソク、パク・ジョンウ、ノ・ユンソ他
20世紀のキミ
6位 夜叉 容赦なき工作戦 (2022)
スパイがはびこる中国の瀋陽(シンヨウ)市で、別名”夜叉”が率いる国家情報院の秘密工作専門のブラックチームと特別監察官、各国の情報院要員たちの息を呑む接戦を描いたスパイアクション。
ソル・ギョングとパク・ヘスという、演技力に定評のある2人が主演を務めているだけで豪華なのだが、そこに韓国映画お得意のアクションが加わり見応え抜群。
スパイものだが、そこまで残虐な描写はなく、比較的見やすい作品になっている。
●累積視聴時間:約36,520,000時間
●出演:ソル・ギョング、パク・ヘス、ヤン・ドングン、イエル他
夜叉 容赦なき工作戦
5位 JUNG_E ジョンイ (2023)
気候の変動によって地球が荒廃し、人類は宇宙に新たな場所”シェルター”を作って移住するのだがそこで戦争が勃発。戦いを終わらせるため伝説の傭兵ジョンイの脳データを複製して、最強のAIを開発しようとする人々を描いたSFアクション。
AIに対する考察や倫理をメインに、“人間の脳を持ったAIに尊厳はあるのか”を観る者に問いかける作品だ。
またそれと合わせて貧富の格差など、重厚なテーマが随所に散りばめられているのもポイント。単なるSFものではなくメッセージ性の強い1作となっている。
●累積視聴時間:約39,800,000時間
●出演:故カン・スヨンさん、キム・ヒョンジュ、リュ・ギョンス他
JUNG_E ジョンイ
4位 スペース・スウィーパーズ (2021)
2092年を舞台にした物語で、宇宙ゴミ清掃船”勝利号”の乗組員たちが、大量破壊兵器として知られる人間型ロボット”ドロシー”を発見したのをきっかけに、危険な取引に巻き込まれていく宇宙SFだ。
製作費200憶ウォンが投下された超大作で、韓国映画では類を見ないスケールの大きさが最大の特徴。
息を呑む銃撃戦があるかと思えばコミカルなシーンや感動まで盛り込まれ、観る者を飽きさせないストーリー展開で、あっという間の2時間だ。
●累積視聴時間:約53,340,000時間
●出演:ソン・ジュンギ、キム・テリ、チン・ソンギュ、ユ・へジン(声)他
スペース・スウィーパーズ
3位 ♯生きている (2020)
原因不明のゾンビウイルスに侵された人々が攻撃を始め統制不可能になるなか、データ、Wi-fi、メッセンジャー、電話など全ての通信機器が切断された状況下で、マンションに孤立した人々の生存と脱出を描いたサバイバルスリラー。
ロマンスものに出演するイメージの強いパク・シネが戦闘力の高いキャラクターに扮している点や、個性的な役を演じることの多いユ・アインが普通の若者を演じている点が、韓ドラファンなら新鮮なはず。
また一般的なゾンビ系映画とは一味異なる魅力を持った作品となっている。
●累積視聴時間:約54,620,000時間
●出演:ユ・アイン、パク・シネ他
♯生きている
2位 キル・ボクスン (2023)
暗殺請負業界の伝説と言われるキラーのキル・ボクスンが、会社と再契約を迫られる中、殺すか殺されるか、避けることのできない対決に巻き込まれるアクションスリラー。
殺し屋を描いた比較的典型的なストーリー展開だが、期待を裏切らない面白さと韓国映画特有のバイオレンス描写が秀逸。
また、キル・ボクスンが中学生の子を持つシングルマザーであるという設定がスパイスとなり、冷徹なキラーである彼女が、思春期の娘との接し方に悩む姿は親しみを感じずにはいられない。
●累積視聴時間:約63,380,000時間
●出演:チョン・ドヨン、ソル・ギョング、キム・シア他
キル・ボクスン
1位 カーター (2022)
ウイルスが蔓延する朝鮮半島を舞台に、すべての記憶を失い眠りから覚めた後、理由も分からないまま謎の作戦に投入されたエース要員カーターが、与えられた時間内に自らを取り戻し、ミッションを成功させなければならないリアルタイムアクション。
次から次へと披露されるチュウォンの派手なアクションが最大のみどころで、アクション好きにはたまらない1作となっている。
また物語終盤ではカーターが記憶を無くした理由が明らかとなり、予想外の展開が。最初から最後まで手に汗握る作品で、アドレナリン全開になること間違いなしだ。
●累積視聴時間:約65,390,000時間
●出演:チュウォン、イ・ソンジェ、チョン・ソリ、キム・ボミン他
カーター
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