• SBS『ハイエナ -弁護士たちの生存ゲーム(2020)』の日本リメイク版が、テレビ東京系で放送される。
  • そんな日本版『ハイエナ』で主演を務めるのは、篠原涼子と山崎育三郎。
  • 韓国版ではキム・ヘスがヒロインを演じたが、実は当初は別の人気女優にキャスティング提案が送られていたという。
SBS『ハイエナ -弁護士たちの生存ゲーム』は日本でのリメイクが決定した

日本でのリメイクが決定したSBS『ハイエナ -弁護士たちの生存ゲーム』(画像出典:SBS)

2020年に放送されたSBS『ハイエナ -弁護士たちの生存ゲーム』(以下、『ハイエナ』)が、日本でリメイクされる。

9月12日、総合エンターテインメント企業のキーイーストは、「『ハイエナ』の日本リメイク作品が、10月20日にテレビ東京で初放送される予定」と明らかにした。

そんな日本版『ハイエナ』の主演を務めるのは、女優の篠原涼子とミュージカル俳優の山崎育三郎。

パク・ヘスが演じた主人公の弁護士チョン・クムジャ役を、篠原涼子が引き受け、チュ・ジフンが扮するエリート弁護士ユン・ヒジェを、山崎育三郎が演じる予定だ。

『ハイエナ』の日本リメイクが話題となる中、特に篠原涼子とキム・ヘスは、お互いの主演作を交互にリメイクしていることでも世間の関心を集めている。

2016年にキム・ヘスは、篠原涼子が主演を務めた日本テレビ系『ハケンの品格(2007)』のリメイク作品である、KBS2『オフィスの女王』に出演。首都圏最高視聴率16.2%を記録し、作品を興行に導いた。

今回は韓国版『ハイエナ』を視聴者として楽しんでいたという篠原涼子が、キム・ヘスの役柄を演じることから、2人の縁が再び注目を浴びている。

韓国版では主演2人の対立やロマンスが描かれている

韓国版では主演2人の対立やロマンスが描かれている(画像出典:SBS 公式HP)

『ハイエナ』は上位1%のハイクラスの顧客の代理を務める弁護士たちが繰り広げる、生存をかけたサバイバルストーリー。

韓国版では金を稼ぐためには手段と方法を選ばない、一匹狼の弁護士チョン・クムジャと、法曹一家に生まれたエリートで、自信とプライドに満ち溢れた弁護士ユン・ヒジェの対立やロマンスが描かれた。

監督を務めたのはSBS『根の深い木~世宗大王の誓い~ (2011)』、SBS『星から来たあなた (2013)』などを手がけたチャン・テユ。

放送時はチャン・テユ監督の完成度の高い演出と、俳優陣の圧倒的な演技力が好評を博し、瞬間最高視聴率18.3%を記録している。

女優のソン・ヘギョは当初『ハイエナ』にキャスティングされていた

当初『ハイエナ』にキャスティングされていた女優のソン・ヘギョ(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

キム・ヘスの出演作として注目を集めた『ハイエナ』であるが、実は元々は違う女優がキャスティングされていたという裏話も存在する。

なんと当初、ヒロインのチョン・クムジャ役にキャスティング提案を受けていたのは、日本でも高い知名度を誇る女優のソン・ヘギョだったという。

制作側のラブコールを受けていたソン・ヘギョだったが、2019年6月に彼女の所属事務所UAAの関係者は、「『ハイエナ』側から台本と交渉の要請を受けたのは事実です。しかし苦心の末、最初に台本をいただいてすぐに提案を断りました」と出演を断った旨を伝えた。

ソン・ヘギョに提案が寄せられた『ハイエナ』の女性弁護士チョン・クムジャは、猟奇的でありながら、カリスマ溢れる魅力を持つ大胆な役柄だ。

しかし、当時のソン・ヘギョが過去に引き受けてきた役柄の多くは、自身の魅力を生かした美しいヒロイン役。チョン・クムジャはそんな美しいヒロイン像とは、大きく異なる強気な役柄であることから、キム・ヘスが適任だったという声も少なくない。

しかし、ソン・ヘギョはその後、Netflix『ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜(2022)』(以下、『ザ・グローリー』)で、校内暴力の被害者であるムン・ドンウン役を演じ、人生をかけて加害者に復讐する強烈な演技で、世間を驚かせた。

『ザ・グローリー』では、これまで多くのファンを魅了してきた笑顔を封印。ダークな雰囲気が漂う役柄を完璧に消化した彼女には、称賛の声が寄せられている。

そんなヒロインのキャスティング事情など、放送前から話題性が高く、視聴率でも好成績を残した『ハイエナ』。

日本版ではどんな世界観を、視聴者に届けてくれるのだろうか。

ドラマ8『ハイエナ』はテレビ東京系にて、10月20日(金)の午後8時より放送予定だ。


「ハイエナ -弁護士たちの生存ゲーム-」予告編 – Netflix

松原紗乃

K-POPや韓国ドラマ関連の記事を投稿している松原紗乃です。日頃から韓国芸能情報をチェックし、アイドルの活躍や新ドラマの配信を楽しみにしています。トレンドを通して、韓国文化の魅力を伝えられるような記事執筆を心掛けています。

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