• グッドデータ・コーポレーションが8月3週目の”TV-OTTドラマ話題性”ランキングを公開した。
  • 日本でも注目を浴びる韓国ドラマであるが、韓国では一体、どんな作品が話題となっているのであろうか。
  • 今回はそんな韓国の人気ドラマが分かる”TV-OTTドラマ話題性”ランキングをご紹介する。

8月21日、グッドデータ・コーポレーション(www.gooddata.co.kr/fxmain.do )が、8月3週目の”TV-OTTドラマ話題性”ランキングを発表した。

グッドデータ・コーポレーションはKコンテンツの競争力分析専門機関であり、テレビやOTT(動画配信サービス)のコンテンツに関連する出演者などのニュース、SNSなどのネットの反応を分析し、話題性ランキングを作成している。

8月も数多くの新作ドラマが登場し、日本のSNSでも話題となっているが、韓国では一体、どんな作品が注目を集めているのだろうか。

前週のランキングで、1位を獲得したDisney+『ムービング』が首位をキープしているのかも気になるところだ。

今回はそんな8月3週目の”TV-OTTドラマ話題性”ランキングを、先週の成績と比較しながらチェックしていこう。

5位 ヒップタッチの女王(JTBC)

●話題性占有率:6.34%
●出演:ハン・ジミン、イ・ミンギ、スホ(EXO) 他

JTBCの新作ドラマ『ヒップタッチの女王』はハン・ジミンが主演を務める

ハン・ジミンが主演を務めるJTBCの新作ドラマ『ヒップタッチの女王』 (画像出典:JTBC)

8月12日より放送がスタートしたJTBC『ヒップタッチの女王』は、動物や人間のお尻に触れると相手の過去が見えるという超能力を持った獣医師ポン・イェブン(ハン・ジミン扮)と、刑事のムン・ジャンヨル(イ・ミンギ扮)が田舎町で発生する事件を解決していくサイキックコメディー。

ハン・ジミンが心を寄せるコンビニ店員のソヌ役をEXO(エクソ)のスホが演じており、OSTにはMONSTA X(モンスタエックス)のジュホンや、ラッパーのpH-1が参加していることでも話題となった。

8月2週目には話題性占有率7.44%で7位に名を連ねていたが、3週目にはtvN『無駄なウソ−誰にも言えない秘密−』を抑え、5位に浮上。

視聴率も回を重ねるごとに上昇し、今後の展開に注目が寄せられている。

●現在日本で視聴可能な動画配信サービス
・Netflix


JTBC『ヒップタッチの女王』

4位 悪霊狩猟団: カウンターズ シーズン2: カウンターパンチ(tvN)

●話題性占有率:7.27%
●出演:チョ・ビョンギュ、ユ・ジュンサン、キム・セジョン、ヨム・ヘラン 他

tvN『悪霊狩猟団:カウンターズ2:カウンターパンチ』はチョ・ビョンギュが主演を務める

チョ・ビョンギュが主演を務めるtvN『悪霊狩猟団:カウンターズ2:カウンターパンチ』(画像出典:tvN)

昼は人気麺料理屋の従業員を務め、夜は悪霊と戦うゴーストハンターたち。劇中では特別な能力を持ち、”カウンター”と呼ばれる彼らが、世界の平和と大切な人を守るために奮闘する姿が描かれている。

主人公は幼い頃に両親を亡くした高校生のソ・ムン(チョ・ビョンギュ扮)。シーズン2には俳優のカン・ギヨンやキム・ヒアラが登場し、これまでのイメージを覆す、新たな魅力を視聴者に届けている。

8月2週目に2位を獲得していた本作は、話題性占有率が一桁台に落ち、4位にランクダウン。全12話で構成され、9月3日に終幕を迎える予定だ。

●現在日本で視聴可能な動画配信サービス
・Netflix


tvN『悪霊狩猟団:カウンターズ2:カウンターパンチ』

3位 恋人(MBC)

●話題性占有率:11.23%
●出演:ナムグン・ミン、アン・ウンジン、イ・ハクジュ、イ・ダイン他

MBC『恋人』は俳優のナムグン・ミンが10年ぶりの時代劇に挑戦する

俳優のナムグン・ミンが10年ぶりの時代劇に挑戦するMBC『恋人』(画像出典:MBC)

MBC『恋人』は俳優のナムグン・ミンが、約10年ぶりの時代劇に挑戦することで話題となったヒューマン歴史ドラマ。

丙子の乱の世の中を生きる恋人たちの愛や、市民たちが逞しく生きる姿が描かれており、ヒロインを女優のアン・ウンジンが演じている。

8月2週目にも3位を獲得した『恋人』は、3週目も順位をキープ。話題性占有率を前週よりも2.05%上昇させ、数字を二桁に押し上げた。

●現在日本で視聴可能な動画配信サービス
・U-NEXT


MBC『恋人』

2位 ムービング(Disney+)

●話題性占有率:20.30%
●出演:リュ・スンリョン、ハン・ヒョジュ、チョ・インソン 他

Disney+『ムービング』は豪華キャスティングが話題となった

豪華キャスティングが話題となったDisney+『ムービング』(画像出典:Disney+Korea)

Disney+『ムービング』は、リュ・スンリョン、ハン・ヒョジュ、チョ・インソンなどの豪華キャスティングと巨額の制作費(約650億ウォン)が話題となった、アクションスリラー作品。

超能力を隠しながら生活する子どもと、過去の心の傷を隠して生きる親たちが、殺人犯の脅威に立ち向かう姿が描かれている。

女優のハン・ヒョジュは劇中で高3受験生の母親役を演じ、新たな魅力を披露。美しいヒロインから生活感のある母親までを見事に演じる、表現力の高さが注目を浴びた。

話題性占有率15.86%で8月2週目に1位を獲得した『ムービング』は、数字を4.44%引き上げ、20%を突破した。しかし、首位にはあと一歩届かず、2位という結果になっている。

●現在日本で視聴可能な動画配信サービス
・Disney+


Disney+『ムービング』

1位 マスクガール(Netflix)

●話題性占有率:21.80%
●出演:コ・ヒョンジョン、ナナ(AFTERSCHOOL)、イ・ハンビョル 他

Netflixオリジナルシリーズ『マスクガール』は3人の女優が一人のヒロインの人生を演じた

3人の女優が一人のヒロインの人生を演じたNetflixオリジナルシリーズ『マスクガール』(画像出典:Netflix)

8月18日に配信されたNetflix『マスクガール』は、同名のウェブトゥーンを原作にしたブラックコメディー作品。

外見にコンプレックスを抱き、芸能人になる夢を諦めた平凡な会社員のキム・モミは、マスクで顔を隠し、ネット上でライブ配信を行っていた。

ライブ配信者として人気を確立した彼女は、ある日予期せぬ事件に巻き込まれ、壮絶な人生がスタートすることとなる。

初登場で1位を獲得した本作は、主人公の人生を3人の女優が演じるという3人1役の設定で注目を集めた。

会社員時代を新人女優のイ・ハンビョル、ショーガールのアルム役をAFTERSCHOOL(アフタースクール)のナナ、囚人となった中年期のキム・モミをコ・ヒョンジョンが演じている。

他にも俳優アン・ジェヒョンや、イ・ジュニョン、ヨム・ヘランの圧倒的な演技力も話題となった。

●現在日本で視聴可能な動画配信サービス
・Netflix


Netflixオリジナルシリーズ『マスクガール』

6位〜10位の話題作

グッドデータコーポレーションが発表した、8月3週目の”TV-OTTドラマ話題性部門”のランキング6位〜10位は以下の通り。

6位 無駄なウソ−誰にも言えない秘密−(tvN) 6.23%

7位 ラブ・パッセンジャー(ENA) 4.34%

8位 ファースト・レスポンダーズ 緊急出動チーム シーズン2(SBS) 3.21%

9位 本物が現れた!(KBS2) 2.92%

10位 国民死刑投票(SBS) 2.59%

***

先週のランキングで5位を獲得したtvN『無駄なウソ−誰にも言えない秘密−』は、6位となり話題性占有率も1.84%数字を下げる結果となった。

2023年の下半期の期待作とされていたSBS『国民死刑投票』は、8月2週目と同様に10位に登場。8月17日に放送された第2話の視聴率が3.8%であることからも、放送前の注目度に比べ、伸び悩みを見せている。

前週の話題性占有率と比べると、前回1位の『ムービング』は15.86%、今週の『マスクガール』は21.80%と上昇しており、他の順位も全体的に数字が底上げされていることが分かる。

話題作が次々登場し、作品同士の競争が激しくなっているようだ。

松原紗乃

K-POPや韓国ドラマ関連の記事を投稿している松原紗乃です。日頃から韓国芸能情報をチェックし、アイドルの活躍や新ドラマの配信を楽しみにしています。トレンドを通して、韓国文化の魅力を伝えられるような記事執筆を心掛けています。

記事一覧を見る(510件)





ご意見を自由にコメントしてください!

記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。

編集部おすすめ記事blank

サイトの広告について

Danmee(ダンミ)は、収益化の一環としてオンライン広告を展開しております。広告の内容(公序良俗を害するもの)や、可読性の低下につながる広告に関するご意見はこちらのフォームをご利用ください。

この記事と関連度が高いトピック

現在読まれています!

最新記事

RECENT TOPICs