- キム・レウォンとナムグン・ミンが、それぞれ主演を務める新作ドラマ『ファースト・レスポンダーズ 緊急出動チーム』シーズン2と『恋人』を置いて、制作発表会でプライドの戦いを繰り広げ話題だ。
- スター俳優である2人のうちどちらが、勝利を収めるのか注目されている。
- 本記事では彼ら同様、何らかの共通点を持つ大物同士が今年繰り広げたバトルの結果を紹介する。
キム・レウォン主演の『ファースト・レスポンダーズ 緊急出動チーム』(SBS)シーズン2と、ナムグン・ミン主演の『恋人』(MBC)が、8月4日に初回放送を迎えた。同日にスタートし同じ曜日、同時間帯に編成されたライバル作品だ。
それぞれ開かれた制作発表会ではスター俳優2人の対決に熱い視線が寄せられ、記者から両者に対し相手の作品についての質問が投げかけられたのだが、キム・レウォンは『題名はなんですか?』と気にもしていない様子。
ナムグン・ミンは「正々堂々と戦いましょう」と宣戦布告し、キム・レウォンの演技力を称賛しながらも「僕は(勝つ)自信がある」と回答、両者一歩も引かないプライドの戦いを見せた。
果たしてどちらに軍配が上がるのか気になるところだが、実は今年は彼ら以外にもすでに大物同士が激突を繰り広げている。
本記事では、キム・レウォン&ナムグン・ミン同様、何かしらの共通点を持ち、今年同時期に出演作が初回放送を迎えた俳優6組の対決結果を紹介する。
チャ・テヒョン VS イ・ソンギュン
チャ・テヒョンとイ・ソンギュンは『ブレインズ ~頭脳共助~』(KBS2)と『ペイバック~金と権力~』(SBS)でそれぞれ主演を務め、ベテラン俳優の名をかけたバトルを繰り広げた。
前者は、凸凹コンビが脳科学で事件を解決していくサスペンスコメディーで、初回放送の5.2%が自己最高視聴率。
一方後者は、法とお金のカルテルに立ち向かう”金の商人”と”法律技術者”の繰り広げる復讐劇で、第1話から8.7%を記録、最高視聴率は11.4%にまでのぼり、『ブレインズ ~頭脳共助~』に大きな差をつけてイ・ソンギュンの圧勝という結果に。
クォン・サンウ VS キム・ナムギル
トレーニングの行き届いた身体という共通点を持ったクォン・サンウとキム・ナムギルは、『危機のX』(Wavve)と『アイランド』(TVING)でそれぞれ活躍した。
クォン・サンウ主演の『危機のX』は韓国のリアルな労働事情をテーマに、エリートコースを歩んできたおじさんがある日リストラされて始まる物語で、なんとか危機を脱しようと奮闘する姿がコミカルに描かれ好評を得た。
一方、『アイランド』は済州(チェジュ)島を舞台に、妖怪と死闘を繰り広げる者たちの決死のバトルを描いたアクションホラー。最高視聴率は2.8%でキム・ナムギル主演作品にしては少々伸び悩んだ印象だが、演技力は相変わらず高い評価を受けている。
『危機のX』がOTT作品のため視聴率が分からず、また一方が爆発的人気を得たわけでもないことからどちらに軍配が上がったかはなんとも言い難い対決となった。
アン・ジェヒョン VS ウ・ドファン
“復帰作”という点で共通点のあるアン・ジェヒョンとウ・ドファン。
アン・ジェヒョンは離婚後初めての出演作に『本物が現れた!』(KBS2)を選択。シングルマザーと未婚男性の偽の契約ロマンスを描いた作品で、優雅な孤独死を夢見る未婚主義者を熱演中。
全50話中、現在40話まで放送されており、現段階での最高視聴率は23.9%だ。
一方、ウ・ドファンは除隊後の復帰作に、朝鮮時代の弁護士“外知部”を題材にした愉快かつ爽快なフュージョン法廷リベンジ時代劇『朝鮮弁護士』選んだ。
最高視聴率は4.4%で数字だけでみるとアン・ジェヒョンに軍配が上がったが、除隊して初めて出演する作品は成功しないパターンが多いのを鑑みると、ウ・ドファンはまずまずといった成績を残したと言えるだろう。
キム・ビョンチョル VS チャン・ヒョク
『医師チャ・ジョンスク』(JTBC)と『シークレットファミリー』(tvN)でそれぞれ主演を務めたキム・ビョンチョルとチャン・ヒョク。
キム・ビョンチョルが隠し子までいる不倫夫を。チャン・ヒョクが家庭内では序列最下位の気弱な夫を演じ、2人には同時期に“ダメ夫”に扮したという共通点が。
キャリアや知名度でいえばチャン・ヒョクが勝っているが、今年の出演作でみるとキム・ビョンチョルの圧倒的勝利だった。
『シークレットファミリー』は、黄金コンビと言われるチャン・ヒョク&チャン・ナラカップルの4度目の共演を見られるとあって放送開始前から大きな話題となっていた作品。それだけに好調なスタートを切ったものの、第1話の視聴率4.8%を超えることなく最終話を迎えることに。
一方、『医師チャ・ジョンスク』はその真逆、4.9%でスタートしてほぼ右肩上がりで推移し、最終的には18.5%で有終の美を飾った。
オム・ジョンファ VS キム・ソナ
90年代から長きに渡り韓ドラ界で活躍してきたオム・ジョンファとキム・ソナは、『医師チャ・ジョンスク』と『仮面の女王』(CHANNEL A)で対決を繰り広げた。
『医師チャ・ジョンスク』で主演を務めたオム・ジョンファは、医師というキャリアを捨て家族のために尽くしてきたが第2の人生を歩む主婦を熱演、作品の人気を先頭に立って牽引した。
キム・ソナは、1人の男性に翻弄された4人の女友達の嫉妬と欲望の争いを描いた『仮面の女王』でスター弁護士役を担当。最高視聴率は3.3%で1桁台に留まり、ベテラン女優対決はオム・ジョンファに軍配が上がった。
キム・ドンウク VS イ・ドンウク
同じ名前を持ち、年齢やデビューした年も大きな違いのないキム・ドンウクとイ・ドンウクが繰り広げた”ドンウク対決”の結果は、イ・ドンウクが白星を飾った。
そんな彼が出演し勝利を収めた作品は、『九尾狐伝1938』(tvN)。1938年の混沌とした時代に不時着した九尾狐(クミホ)が、現代に戻るために繰り広げるファンタジーアクションで、最高視聴率は8.0%を記録した。
一方イ・ドンウクは、1987年に閉じ込められた男女の不思議で美しいタイムスリップドラマ『偶然出会った、あなた』(KBS2)で元記者のニュースキャスター役を熱演、しかし毎話ほぼ4%台で推移し最終話の5.7%が最高記録となった。
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