- 今から2年前、tvNドラマ『女神降臨』が、日本の10代の韓ドラ人気を後通しするきっかけとなった。
- 理由は、“神メイク”で変身する主人公が使った韓国コスメや韓国風メイクが注目を集めたから。
- 一方韓国では、放送当時、劇中の中国企業のPPL(間接広告)が過度だと議論となり、批判が相次いだ。

日本の若い世代にも支持された、tvNドラマ『女神降臨(2020)』(画像出典:tvN)
2021年4月、CS放送『Mnet』を通じて日本で初放送された、tvNドラマ『女神降臨(2020)』。
韓国の人気ウェブ漫画が原作のストーリーは、容姿にコンプレックスを持っているが、メイクで“女神”に変身する主人公イム・ジュギョンを巡って、イケメン男子2人が三角関係を繰り広げる、ロマンチック・コメディーである。
原作漫画は、日本でもLINEマンガで公開され、総合ランキング1位を獲得する人気に。そのため実写化は、当時はまださほど韓国ドラマに興味を示さなかった日本の10代女性からの人気も集めた。
好評だったのは、俳優たちのビジュアルと原作のシンクロ率の高さ。
“神メイク”で大変身する主人公を演じたムン・ガヨンは、その変貌ぶりが好評となり、コミカルな演技で愛らしい魅力を放っている。
三角関係となって争うイケメンには、“顔の天才”と評される、ASTRO(アストロ)のチャウヌが登場。美しいビジュアルで成績優秀の“完璧男”であり、“鉄壁男イ・スホ“のイメージを見事に再現した。
そしてもう一人のイケメンは、ワイルド男子ハン・ソジュン役で一気にブレイクした、ファン・インヨプ(ファン・イニョプ)。彼は、ケンカの絶えない問題児だが、根は優しいというギャップあるキャラクターでファンを激増させた。
そんな魅力的な3人のキャスティングが、若い世代にも支持を受けたのである。

メインキャスト。左からファン・インヨプ、ムン・ガヨン、ASTROのチャウヌ (写真提供:スポーツ韓国)
そして、若い女性たちの興味を特に引きつけたのが、劇中に登場する“韓国コスメ”。
主人公ジュギョンが女神に変身するために使ったコスメブランドは知名度がアップし、商品を取り扱っている韓国の有名な大型ドラッグストア「OLIVE YOUNG(オリーブヤング)」も話題になった。
視聴者からは「メイクがかわいい」「こんなメイクがしたい」「メイクをもっと頑張ろうと思った」などの反応が上がり、コスメだけではなく、韓国風メイクもドラマの人気を後押しした。
その人気ぶりは、10代の娘を持つお父さんさえも「最近、娘が夢中の『女神降臨』って何?」と興味を示したほど。
中には「娘との会話に困った時は『女神降臨』の話を出せ」といったユニークなアドバイスも上がり、ドラマはお父さん世代をも巻き込む、シンドローム級の人気を呼んだ。

韓国で批判が上がった、劇中の中国企業のPPL (画像出典:女神降臨 動画キャプチャー)
しかし、韓国国内では、放送当時、ドラマの演出に対して議論が上がった。劇中に中国企業のPPL(間接広告)が過度に登場し、批判が相次いだのである。
問題とされたのは、ジュギョン(ムン・ガヨン扮)とスホ(チャウヌ扮)が座っていたバス停に、中国企業の広告が大きく映し出されたシーンと、ジュギョンとスジン(パク・ユナ扮)が、中国語の看板が立てられているコンビニの前でインスタント火鍋を食べ、その味に感心する場面。
当時はまだ、中国の火鍋が一般的な食べ物ではなかったため、コンビニで食べる設定や、露骨な中国企業のPPL(間接広告)に「現実味が感じられない」「どこの国のドラマなのか分からない」という非難が上がり、「タイトルが書いてなければ、中国ドラマと言っても信じられそうだ」と揶揄された。
『女神降臨』は、2020年12月から韓国で放送されたが、当時は新型コロナウィルスが流行し、撮影にも支障をきたしていた。
制作側としては、年々高騰する制作費の影響もあり、中国企業からの支援を受け、過度だと批判されたPPLをやることもやむを得ない状況だったと考えられる。
しかし当時は、韓国で反中感情が高まっていたという背景もあり、中国ブランドの宣伝に対する議論は避けられなかったようだ。
女神降臨(出典:U-NEXT)
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