- 韓国の地上波放送局SBSが、2023年上半期の韓ドラ総合視聴率1位になった。
- 上半期は『模範タクシー2』『浪漫ドクターキム・サブ3』など、人気シリーズ作品で高い視聴率を獲得。
- そんなSBSが公開した下半期のラインナップの中から、早くも話題となっている4作品をご紹介する。
2023年上半期も、様々なジャンルの韓国ドラマが放送され、日本の韓ドラファンを楽しませてくれた。
では、本国韓国での人気はどうだったのだろうか。ドラマの成績を表す指標の一つ、視聴率を見てみよう。
調査機関ニールセンコリアによると、2023年1月1日から6月30日までの間で、地上波3社(KBS、MBC、SBS)およびtvN、JTBCで放送したドラマ視聴率(週末/短幕/日劇を除く首都圏基準)を分析した結果、SBSが平均世帯視聴率10%で1位を占めたという。
続いて、JTBCが8.8%、tvNが6.3%、KBS2が5.2%、MBC2.8%の順となっている。
話題性とチャンネル競争力を計る上で核心となる指標、平均“*2049視聴率”も、SBSドラマが3.6%と1位。2位以降は、JTBCが2.7%、tvNが1.9%、KBS2が1.3%、MBCが0.9%を記録した。
*2049視聴率:全体世帯視聴率の中で、20~49歳の年齢帯視聴率のこと
全てのテレビミニシリーズの中で上半期最高の興行を記録したのが、SBSの金土ドラマ『模範タクシー2』。個別ドラマ順位調査でも、世帯視聴率15.9%、2049視聴率6.4%で1位となっている。
また、同じくSBSの金土ドラマ『浪漫ドクターキム・サブ3』は、世帯および2049視聴率で3位を記録し、根強い人気を証明した。
総合視聴率1位のSBS
2023年上半期の韓ドラ総合視聴率1位となったSBSは、シーズン制ドラマで強さを見せたが、それだけではなく、作家とキャスティング、演出力など3拍子揃った作品の善戦が、視聴者の評価を受けている。
6月23日に初回放送を迎えたSBSドラマ『悪鬼』は、第2話で早くも視聴率10%を突破し、第4話で瞬間最高15.1%まで急騰。
『二十五、二十一(tvN/2022)』や『ミスターサンシャイン(tvN/2018)』で注目されたキム・テリが主演、演出には『皇后の品格 (SBS/2018)』『VIP-迷路の始まり-(SBS/2019)』のイ・ジョンリム監督、そして人気脚本家キム・ウンヒ作家が手掛ける本作は、同時間帯1位はもちろん、ドラマとバラエティーを合わせて、1週間放送された番組の中でも1位を記録する人気を見せている。
そこで、上半期そして現在も高い視聴率を記録しているSBSが公開した、下半期のラインナップの中から、注目の4作品をご紹介する。
ファースト・レスポンダーズ 緊急出動チーム シーズン2
現在、人気を集めている『悪鬼』の後番組として放送されるのが、韓国ドラマ史上初めて消防と警察の共助を描いたドラマ『ファースト・レスポンダーズ 緊急出動チーム(邦題/2022)』のシーズン2。
シーズン1で活躍したキム・レウォン、ソン・ホジュン、コン・スンヨンが続投する本作は、消防、警察、国立科学捜査研究院が率いる“トライアングル共助”を通じて、さらに拡張された世界観と破壊力の高いストーリーが描かれる。
シーズン1が気になる場面で終了しただけに、続編を心待ちにしていたファンも多いよう。今夏の猛暑を一発で吹き飛ばす「K-共助劇」として期待を集めている。
8月4日から、金土ドラマとして、韓国で放送開始予定。
![『ファースト・レスポンダーズ 緊急出動チーム(邦題/2022)』シーズン2](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2023/07/SBSnow-twitter-725x1024.jpg)
『ファースト・レスポンダーズ 緊急出動チーム(邦題/2022)』シーズン2 (画像出典:SBS)
国民死刑投票
新ドラマ『国民死刑投票』は、パク・ヘジン、パク・ソンウン、イム・ジヨンといった実力派俳優が揃う期待作。
ドラマは、悪質な犯罪者を対象に国民死刑投票を行い、死刑を執行する正体不明の人物を追跡する話を描く、国民参加審判劇となっている。
ジャンル物の名家SBSが、野心的に披露するハードボイルド追跡スリラーとして期待を集める同ドラマは、ユニークで衝撃的な設定、検証されたストーリーと豪華キャスティングを通じて、下半期のお茶の間を盛り上げる。
8月10日より、木曜ドラマとして、韓国で放送開始予定。
![『国民死刑投票』に出演する、(左から)パク・ソンウン、イム・ジヨン、パク・ヘジン](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2023/07/sbsdrama-official-instagram-2.png)
『国民死刑投票』に出演する、(左から)パク・ソンウン、イム・ジヨン、パク・ヘジン (画像出典:sbsdrama official Instagram)
7人の脱出
2020年から2年にかけて韓国を『ペントハウス(SBS/2020)』シンドロームに陥れた、キム・スンオク作家とチュ・ドンミン監督が再タッグの新作ドラマ『7人の脱出』。
出演者は、『ペントハウス』に出演したオム・ギジュンをはじめ、ファン・ジョンウム、イ・ジュン、イ・ユビ、シン・ウンギョン、ユン・ジョンフン、チョ・ユニ、チョ・ジェユン、イ・ドクファと、豪華なキャスティングが実現した。
韓国ドラマ史上、類を見ないレジェンド作になるのではないかと期待されるドラマは、数多くの嘘と欲望が絡み合い、ある少女の失踪に関与する7人の人物が、大事件に遭遇することで繰り広げられるストーリーが描かれる。
9月より、金土ドラマとして、韓国で放送予定。
![『7人の脱出』に出演する、豪華俳優陣](https://danmee.jp/wp-content/plugins/wp-fastest-cache-premium/pro/images/blank.gif)
『7人の脱出』に出演する、豪華俳優陣 (画像出典:SBS)
マイデーモン
最後は、今をときめく俳優キム・ユジョン&ソン・ガンの共演で、早くも話題を集めている新ドラマ『マイデーモン』。
本作は、四方が敵だらけの財閥家の娘ドヒと、一夜にして能力を失ってしまったデーモン(悪魔)の異種同居ロマンスが描かれ、アクション&スリラー&ロマンスコメディーが一度に楽しめるという。
斬新で面白い設定のストーリーと、キム・ユジョンとソンガンのロマンス演技を通じて、視聴者にときめきをプレゼントする。
2023年の最後を飾る予定のSBSドラマは、11月から、韓国で放送予定。
![](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2023/07/tp-sbsdrama-MyDemon.jpg)
『マイデーモン』で共演する、キム・ユジョン&ソン・ガン (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
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