- 韓国ドラマ界で活躍する女性監督が増えている。登場人物たちの心理や表情変化が繊細に描かれているのが女性監督作品の特徴の一つ。
- 中にはサスペンスやスリラージャンルで力を発揮する人も少なくない。
- 今回はそんな韓国ドラマの女性監督作品をご紹介する。
日本でも高い人気を誇り、多くのファンから愛される韓国ドラマ。最近は韓国ドラマの演出を務める女性監督が増えているという。
監督は作品の演出だけではなく、現場をまとめ、先頭に立って指揮を取るのも大切な仕事の一つだ。そのため、女性には少しハードルが高いポジションとされ、男性が監督を務めるイメージが強かったが、最近では多くの女性監督が活躍を見せている。
女性監督の作品は、登場人物の心理描写や表情変化などがより繊細に描かれるのが最大の武器。中には、男性からの支持が熱い殺人事件や復讐劇などのサスペンススリラージャンルで、力を発揮する人も少なくない。
今回はそんなラブロマンスだけじゃない!韓国ドラマ界“お墨付き”の女性監督と代表作をご紹介する。
キム・ヒウォン
キム・ヒウォンは2017年に放送されたMBC『カネの花~愛を閉ざした男~』で、監督デビューを果たした。
2006年からMBCのプロデューサーを務めていた彼女は現在、スタジオドラゴンに所属している。
メイン演出を務めた代表作はtvN『王になった男(2019)』、tvN『ヴィンチェンツォ(2021)』、tvN『シスターズ(2022)』、Disney+『サウンドトラック #1(2022)』など。
特にソン・ジュンギが主演を務めた『ヴィンチェンツォ』では、殺人や復讐などシリアスな展開の中にもコミカルな要素を取り入れ、視聴者から好評を博した。
2024年上半期に放送が予定されているキム・スヒョンとキム・ジウォンの共演作、tvN『涙の女王』では共同演出を務めている。
ヴィンチェンツォ(動画出典:Netflix)
チョン・ジイン
これまでに数多くのMBCドラマを手がけている、ドラマ監督のチョン・ジイン。
そんな彼女の代表作は2021年に放送された、2PM(ツーピーエム)のイ・ジュノとイ・セヨン主演のMBC『赤い袖先』だ。
本作は朝鮮第22代王のイ・サンと、宮女ソン・ドギムの切ない身分違いの恋が描かれたロマンス時代劇。
イ・サンの人生を題材にした作品はこれまでにも制作されているが、チョン・ジインは彼に色気を加え、全く新しい魅力的なキャラクターを作り上げた。
彼女はこの作品で『2021 MBC演技大賞』の”今年のドラマ賞”や、『2022 APAN STAR AWARDS』の”演出賞”、”作品賞”などを受賞している。
赤い袖先 (動画出典:KNTV)
シム・ナヨン
シム・ナヨンはJTBCに所属するドラマ監督。2019年に放送されたJTBC『十八の瞬間』では、学生たちの甘酸っぱい青春を描き、若者が抱えるさまざまな感情の渦をリアルに表現した。
シン・ハギュンとヨ・ジングが主演を務めたJTBC『怪物(2021)』では、犯罪スリラージャンルに挑戦。
登場人物の感情変化を見事に捉えた心理戦が描かれ、監督は劇中で俳優の表情に焦点を当てるズームの演出を度々取り入れている。
彼女は視聴者が俳優の演技にさらに没入できるよう、このような演出を行ったという。そんな『怪物』は、2021年の『第57回百想芸術大賞』にて、テレビドラマ部門の”作品賞”を受賞した。
6月に終了したJTBC『良くも、悪くも、だって母親』でもメイン演出を務め、今後もさらなる活躍が期待されている。
イ・ナジョン
KBSのプロデューサーを経て、現在はスタジオドラゴンに所属しているイ・ナジョン。
彼女はこれまでパク・ソジュンとキム・ジウォンが共演した、KBS2『サム、マイウェイ〜恋の一発逆転!〜(2017)』やNetflix(ネットフリックス)『恋するアプリ Love Alarm(2019)』などのメイン演出を務めてきた。
ラブコメだけではなく、2021年にはヒューマンサスペンス作品のtvN『Mine』を担当。上流階級で生きる女性たちの複雑な家族関係や泥沼劇にサスペンス要素を加え、最後まで飽きさせない演出で視聴者を魅了した。
現在放送中のtvN『生まれ変わってもよろしく』では、転生ロマンスという斬新なジャンルに挑戦し、演出の幅をさらに広げている。
生まれ変わってもよろしく (動画出典:Netflix)
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