- イム・ソンハン作家の新作ドラマ『お嬢さんドゥ・リアン』のティーザー映像が公開され、度肝を抜くワンシーンが話題だ。
- 奇天烈な泥沼劇を生み出すことで知られる彼女の最新作は、早くもヒットが期待されている。
- ドロドロとしたストーリーを見慣れた韓国人視聴者も驚かせるイム・ソンハンの過去の作品を紹介する。

新作ドラマ『お嬢さんドゥ・リアン』のワンシーン(画像出典:TV CHOSUN『お嬢さんドゥ・リアン』ティーザー映像)
脚本家イム・ソンハンの手掛けたTV CHOSUNの新作ドラマ『お嬢さんドゥ・リアン』が6月17日に初回放送を控え、韓国で熱い視線を浴びている。
登場人物の女性が姑に対し「お母さん、愛しています」と告白、横になっている義理の母に自分の顔を近づけるという衝撃のティーザー映像が公開されたからだ。
仰天の展開ながらもその先が気になってしょうがない、“怪人”イム・ソンハンワールド全開のワンシーンはドラマファンの間で瞬く間に話題となり、早くもヒットを予感させている。
SBS『ペントハウス』シリーズなど、ドロドロとした物語を手掛けることで有名なキム・スノクと合わせて、韓国では泥沼劇の二大巨頭的存在として知られるイム・ソンハン。シーズン3まで続くヒット作『結婚作詞 離婚作曲』を生み出した人物だ。
同作は、日本でも連日Netflix(ネットフリックス)の“今日のTV番組TOP10(日本)”にランクインしていたため覚えているのではないだろうか。
シーズン1では、不倫や夫婦関係をメインにリアリティーたっぷりに描いていたものの、シーズン2の後半からシーズン3にかけては、突如“幽霊”や“死神”、“憑依”などを取り上げそれまでとは雰囲気が一転。非現実的な要素で繰り広げられる物語は、視聴者の度肝を抜いた。
またその他の作品では、バラエティー番組を見ている途中、笑いすぎて登場人物が死んでしまったことや、目からレーザーが出て殺人をするというシーンが。ロマンスものが急にホラージャンルに変わったことも。
濃度の濃い泥沼劇に慣れている韓国のドラマファンをも驚かせる脚本家で、見る者の想像の斜め上をいく奇想天外なストーリーは常に注目を浴びている。
日本のドラマにはまずない独特の世界観の泥沼劇を数多く輩出してきたのが、イム・ソンハンだ。
そんな彼女の作品は、まるで韓国の合わせ調味料“ヤンニョム”のようなもの。味の自己主張が強いことから、日本人の間では好き嫌いが分かれがちだが、好きな人はとことんハマるという中毒性のある点がよく似ている。
人によっては強烈な韓国スタイルに驚くかもしれない、彼女の作品を紹介する。
まずイム・ソンハンを語る上で、前出の『結婚作詞 離婚作曲』は抜きにはできない。シリーズ化されるほど高い支持を得たからだ。
ストーリーは、成功した人生を送る30代、40代、50代の魅力的な3人のヒロインに降りかかる不幸の物語で、真実の愛を求める夫婦の不協和音を描いている。

『結婚作詞 離婚作曲』シーズン1(画像出典:namu wiki)
また1998年に放送された『ずっと会いたい』は、なんと最高視聴率57.3%を記録した作品。
母の愛情を一身に受けて育った姉と、それとは逆に疎まれながら育った妹が、ある兄弟と運命的な出会いを果たすことから繰り広げられる物語で、家族間の和解を描いたホームドラマだ。姉妹の二重婚戚という破格的なテーマはお茶の間を驚かせた。
その他、娘を捨て内縁の妻と家庭を築いた父と、後妻への復讐を目標に生きる人生を歩んできた捨てられた娘の壮絶な復讐劇である『人魚姫』(MBC/2002)や、義理の息子と昔自分が捨てた娘の仲を取り持つストーリーで、近親相姦なのではないかとの声が上がった涙の感動ラブストーリー『神様、お願い』(SBS/2006)は、それぞれ視聴率47.9%と44.9%を記録。
衝撃が衝撃を呼ぶ物語に、視聴者から賛否両論が巻き起こる事態となったが高視聴率を叩き出している。

『神様、お願い』(画像出典:SBS)
そして2000年には、温室育ちのダメ御曹司4人の成長を通して、家族の絆や純粋な愛を描いた、『オンダル王子たち』(MBC)が放送され、38.8%という好成績を残している。
これ以外にも、『花の仙女様』(MBC/2004)、『アヒョン洞の奥様』(MBC/2007)、『宝石ビビンバ』(MBC/2009)、『芙蓉閣の女たち〜新妓生伝』(SBS/2011)、『オーロラ姫』(MBC/2013)などが有名だ。
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