- 日本人が選ぶ、IU出演の韓国ドラマ代表作で2位に選ばれた『ホテルデルーナ(2019)』。
- 神秘的な世界観など、話題の要素たっぷりの作品であるが、視聴者の間ではある既視感を感じると声が上がっている。
- 『ホテルデルーナ』が連想させる過去の名作ドラマとは?

IUが主演を務めた名作ドラマ『ホテルデルーナ~月明かりの恋人~』(画像出典:tvN)
歌手のIU(アイユー)と俳優のヨ・ジングが主演を務め、神秘的な世界観が人気を集めたtvN『ホテルデルーナ~月明かりの恋人~(2019)』(以下、『ホテルデルーナ』)。
先日Danmeeで行ったアンケート調査「日本ファンが選ぶ、IUの韓国ドラマ代表作」で2位に選ばれた。
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ストーリー設定の他、出演者たちの演技力や、名だたるアーティストたちが参加したOST、さらにキム・スヒョンのカメオ出演など、放送時から注目度の高かった作品であるが、このドラマの魅力はそれだけではない。
一部の視聴者の間ではこの作品に、“既視感”を感じるという声が上がっているという。
どうやら『ホテルデルーナ』は過去に放送された作品と重なる部分が多く、長年韓国ドラマを視聴してきたコアなファンたちは、他作品との共通点を複数見つけているようだ。
その作品の一つとして挙げられるのは、日本でも根強い人気を誇るtvN『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜(2016)』(以下、『トッケビ』)だ。
コン・ユとキム・ゴウンの共演作であり、劇中では永遠の命を持ったトッケビと、彼の生きる希望となった1人の少女のラブロマンスが、ファンタジー要素たっぷりに描かれている。

『ホテルデルーナ』のチャン・マンウォル(左)と『トッケビ』の主人公はそれぞれ永遠の命を持つ役柄(画像出典:tvN D ENT YouTube キャプチャー)
『ホテルデルーナ』を振り返ってみると、ヒロインのチャン・マンウォル(IU扮)も過去に犯した罪によりあの世に行くことができず、1300年以上にわたりホテルの女主人を務める人物だ。
そんな彼女の前に新しい支配人としてク・チャンソン(ヨ・ジング扮)が現れ、チャン・マンウォルの切ない過去が明らかになっていく。そのようなストーリーの流れも『トッケビ』を彷彿とさせるポイントだ。
さらに長い年月を1人で過ごしてきたチャン・マンウォルの描写は、SBS『星から来たあなた(2013)』の主人公、ト・ミンジュン(キム・スヒョン扮)の姿と重なる部分がある。
ト・ミンジュンは宇宙人であり、1609年にソウルにやってきた。404年間、人間として地球で生活を送り、莫大な富と知識を手に入れたが、彼の見た目は若々しいままだ。
永遠の命は多くの人々が憧れるものであるが、時の流れによって世界が変化し、親しい人々が老いて亡くなる中で、自分だけが何一つ変わらないという主人公の状況は、どこか悲しさも感じさせる。
そんな不死について考えさせるシーンは、ドラマ内で写真と共に描かれており、昔の写真からは主人公の2人が長い歳月を生きていることが伝わってくる。
さらに騎士の像に幽霊が取り憑き、ク・チャンソンを攻撃する『ホテルデルーナ』のシーンでは、パク・シネやヒョンビンが出演した、tvN『アルハンブラ宮殿の思い出(2018)』を思い浮かべる視聴者も多いだろう。
『アルハンブラ宮殿の思い出』では、ゲームのキャラクターたちがゾンビのように襲いかかってくる場面が登場する。どちらも状況は異なるが、命のない者が生きた人間と対決するという点では、既視感を覚えてもおかしくはない。

独特な世界観のラブストーリーが話題となった『ホテルデルーナ』(画像出典:tvN D ENT YouTube キャプチャー)
『ホテルデルーナ』は独特な世界観を持つラブストーリーであるが、劇中にはコメディー要素も含まれ、コミカルな展開が人気を集めた。
その中でも死んだ幽霊が見え、彼らの行動に驚きを隠せないク・チャンソンの様子からは、2013年に放送されたSBS『主君の太陽』を連想させる。
『主君の太陽』は幽霊が見える体質に悩む女性が主人公の物語。劇中では幽霊とのエピソードが数多く登場しており、幽霊がホテルの客である『ホテルデルーナ』と重なる部分がある。
最初は幽霊に驚き、ホテルデルーナの支配人になることを断っていたク・チャンソン。
しかし、それを克服させるべく、チャン・マンウォルが彼に無数の霊を見せ、恐怖に慣れさせる様子は、複数の敵と闘うゾンビ作品のワンシーンにも通じている。
韓国ドラマファンに既視感を与えるほど、様々な魅力が詰め込まれた『ホテルデルーナ』。
この作品は過去ドラマで見た事のあるようなシーンも多いが、オリジナルな見どころを生み出し、視聴者に新鮮さを届けている。
『ホテルデルーナ』を楽しみながら、今回ご紹介した作品もぜひチェックしてみてはいかがだろうか。
ホテルデルーナ
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