- JTBC『医師チャ・ジョンスク』の第8話が視聴率16.2%を記録した。
- 初回の4.9%の約4倍となる数字を達成し、今後の展開にも注目が寄せられている。
- 母親世代の女性を中心に支持されている本作であるが、その人気の理由とは?
JTBC『医師チャ・ジョンスク』が好視聴率を更新し、視聴者から大きな関心が寄せられている。
初回放送で視聴率4.9%を記録し、良い滑り出しと言われた本作は第4話で10%を突破。さらに5月7日に放送された第8話では16.2%を記録し、第1話の成績の約4倍となる視聴率を達成した。
物語の折り返しで高い注目度を集めていることから今後、人気ドラマの一つの基準とされる視聴率20%超えも期待されている。
『医師チャ・ジョンスク』は、専業主婦歴20年の主人公チャ・ジョンスク(オム・ジョンファ扮)が、研修医となり医師としてのキャリアを再びスタートさせる物語だ。
久々の社会復帰に翻弄されながらも、仕事や患者、同僚との関わりを通して成長していく女性の姿が描かれている。
オム・ジョンファやキム・ビョンチョルなど、演技派俳優が主演を務めているが、ストーリージャンルや話題性などから、当初はあまり期待作として見られていなかったという『医師チャ・ジョンスク』。
そんな本作が人気を集めた理由は、社会生活を送る上で多くの女性が経験するキャリア断絶や、家庭問題などを現実的に描いた点にあるとされている。
過去に夢を抱いていたものの、結婚や出産を機に自身の自己実現を諦め、家族の人生を支える存在として家事や育児に奔走してきた主婦たち。
そんな女性たちの共感を誘う主人公の背景や、ストーリー展開が高く評価されているようだ。
愛する相手と結婚し、子どもを授かり、母となることは人生のこの上ない幸せである。しかし、一部では”母になると女性の人生が終わる”と悲しい現実を語る人々も少なくない。
その言葉の理由としては、母となることで自身優先の人生から、子どもや家庭中心の生活にシフトしていくことが挙げられる。もちろん、家庭生活と仕事、さらに自分のやりたいことの全てを両立している女性もいるが、それは容易いことではない。
出産や育児の際には、女性が自身のキャリアをストップさせ、家庭生活に専念するケースが大多数を占めている。
さらに韓国では子どもが生まれると、社会生活の中でも”〇〇のお母さん”、”〇〇のママ”と呼ばれ、自身の名前を呼ばれる機会が一気に少なくなるという。
日本では”佐藤さん”、”鈴木さん”のように名字で名前を呼ぶ習慣があるが、韓国では”姓+さん”で呼称する習慣はほとんどない。
そのため出産後は、名前を使う機会が減り、自身のアイデンティティが失われたと嘆く女性が多いのも現実だ。
教育面に注目してみても、教育熱が日本よりも高いとされる韓国では、子どもの勉強する環境を整えるため、親が彼らをケアし、サポートしなければいけないという意識が強い。
実際に劇中でもその様子が垣間見れるシーンが登場している。
チャ・ジョンスクが社会復帰をした際には、夫や姑が受験生である娘のソ・イランを引き合いに出し、退職をするように説得。
さらに娘本人も「私が高3なのを忘れたの?友達のお母さんは仕事を辞めて娘を支えてるんだよ?何してるわけ?」と母に対し、声を荒げている。
そんな娘に対し、チャ・ジョンスクは「受験生なのはあなたでしょ?どうして私の犠牲が当然だと思うの?」と反論。
娘を心から応援しながらも、自分のやりたいことに全力で挑戦する主人公の姿に、視聴者からは共感と感動の声が寄せられた。
世の中の女性が抱える悩みや困難を、見事に物語に溶け込ませた本作には女性のキャリアストーリーだけでなく、夫の不倫劇も描かれており、先の気になるコミカルな展開で、さらに視聴者の心を掴んでいる。
チャ・ジョンスクの夫は優秀な医者であるが、大学の同級生と職場不倫をし、さらに隠し子までいるという最低の不倫男だ。
しかし、この作品はドロドロとした愛憎劇とは異なり、隣人の家庭事情を見物するように気軽に視聴することができる。
飲み会の席で同僚から夫の存在を尋ねられた際、チャ・ジョンスクが「夫ですか?死んでます」と語ったシーンや、父の浮気を知った娘が祖母に対し「おばあちゃんは息子をどうやって育てたの?育て方を完全に間違えましたね」と言い放つ場面など、クスッと笑える痛快なセリフも人気の理由の一つだ。
『医師チャ・ジョンスク』はJTBCにて毎週土曜日と日曜日、午後10時30分から放送されている。日本ではNetflix(ネットフリックス)で配信中だ。
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