- 2020年に放送され、日本の若者を熱狂させたJTBC『梨泰院クラス』。
- 放送から3年を迎え、主人公を演じたパク・ソジュンはハリウッドデビュー作の公開を控えている。他のキャストは現在、どのような活躍を見せているのであろうか。
- 今回は熱狂的なブームを巻き起こした『梨泰院クラス』で、タンバムのスタッフを務めた5人の俳優の近況を見ていこう。

3年前に日本でも人気を集めたJTBC『梨泰院クラス(2020)』(画像出典:tvN)
3年前の3月21日、JTBC『梨泰院クラス(2020)』が最終回を迎え、日本でも大きな話題となった。
コロナ禍の影響で大勢の人々が外出自粛を余儀なくされ、ステイホームが主流となっていた2020年。Netflixなどの動画配信サイトの需要が高まり、当時放送されていたtvN『愛の不時着(2019)』や『梨泰院クラス』が大ヒットを記録した。
その中でも韓国の梨泰院を舞台に、飲食業界での成功を目指す若者の姿を描いた『梨泰院クラス』は、日頃韓国ドラマを見ないという視聴者を虜にし、日本に韓国ドラマムーブメントを巻き起こした作品として人々の心に刻まれている。

ハリウッド作品の公開を控えている俳優のパク・ソジュン(画像出典:パク・ソジュン 公式Instagram)
主人公パク・セロイ役を演じた俳優のパク・ソジュンは、『梨泰院クラス』の撮影終了後、ハリウッドに進出。
2023年にはハリウッドデビュー作である映画『ザ・マーベルズ』の公開や、女優ハン・ソヒとの共演作であるドラマ『京城(キョンソン)クリーチャー』の放送が控えている。
さらに現在放送中のtvN『ソジンの家』では、手際良く料理をする姿を披露。俳優業だけではなく、バラエティーでも才能を発揮中だ。
熱狂的ブームを巻き起こし、出演俳優たちの知名度を一躍高めた『梨泰院クラス』であるが、当時注目を浴びたメインキャストたちは現在どのような活躍をしているのだろうか。
今回はパク・セロイが経営するタンバムのスタッフ5人の近況を確認していこう。
キム・ダミ
パク・セロイの事業を成功に導くマネージャーとして登場するチョ・イソを演じたのは、女優のキム・ダミだ。

タンバムのマネージャー役を演じたキム・ダミ(画像出典:キム・ダミ 公式Instagram)
彼女は2021年にSBS『その年、私たちは』で主演を務め、俳優チェ・ウシクと共演。
気難しい性格でありながらも心優しいクク・ヨンス役を演じ、仕事や恋にもがくヒロインの心情を高い演技力で繊細に表現した。
3月15日には韓国で主演映画『ソウルメイト』が公開。共演者であるチョン・ソニ、ビョン・ウソクの間で繰り広げられる3人のケミ(相手との相性)に注目が寄せられている。
また、今後は映画『大洪水』でパク・ヘスと主演を務め、洪水が襲った地球最後の日に最後の希望をかけて死闘を繰り広げるSF劇を披露する。
リュ・ギョンス
リュ・ギョンスはタンバムでホールスタッフを務める、元暴力団のチェ・スングォン役を演じた。

数多くの話題作で活躍中の俳優リュ・ギョンス(画像出典:リュ・ギョンス 公式Instagram)
2020年にはチ・チャンウク主演のkakao TV『都会の男女の恋愛法』にて、”自発的シングル2年目”のカン・ゴン役に抜擢。面倒見が良く親しみやすい人柄であるが、ある秘密を抱える小説家として登場した。
さらに2021年には映画『人質』や、Netflix『地獄が呼んでいる』など話題作に出演。
2023年に放送予定であるイ・ドンウク主演のtvN『九尾狐伝1938』では、死者をも生かす名医のチョン・ムヨン役に挑戦する。人間味溢れる演技で新たな魅力をファンに届ける予定だ。
イ・ジュヨン
パク・セロイと同じ工場で勤務していたことをきっかけに、タンバムのキッチン担当となったマ・ヒョニを演じたのは女優のイ・ジュヨンだ。

映画『野球少年(2020)』で主演を務めた女優のイ・ジュヨン(画像出典:イ・ジュヨン 公式Instagram)
彼女は2020年に公開された映画『野球少女』で主演を務め、球速134キロの速球を投げる天才野球少女のチュ・スイン役に挑戦。
さらに日本でも話題となった是枝裕和監督の話題作『ベイビー・ブローカー(2020)』では、赤ん坊を高額取引する現場を張り込み、犯罪者集団を捕らえようとするイ刑事役で活躍した。
彼女は2022年に短編映画『ドア前に置いたベルX』で監督デビューを果たしており、今後の活動に関心が寄せられている。
クリス・ライオン
タンバムのアルバイトであり、韓国人の父とギニア人の母を持つキム・トニーを演じたクリス・ライオン。

タンバムのアルバイト役で活躍したクリス・ライオン(画像出典:クリス・ライオン 公式Instagram)
彼は劇中で在韓外国人への差別など、社会問題を提起する重要な役割を果たしている。
クリス・ライオンは1993年生まれでアメリカ国籍を持つ俳優だ。
『梨泰院クラス』出演後は映画『Live Hard(2021)』で主演を務め、カン・ドッギュ役を演じている。
コロナ禍以降はアメリカのフロリダで生活をしており、今後再び韓国に戻る予定であるという。
キム・ドンヒ
俳優のキム・ドンヒは、タンバムのアルバイトとして働くチャン・グンス役を演じ、チョ・イソに心を寄せる切ない演技を披露した。

Netflix『人間レッスン』で高い演技力を見せたキム・ドンヒ(画像出典:キム・ドンヒ 公式Instagram)
2020年にはNetflixオリジナルシリーズ『人間レッスン』の主演に抜擢。劇中では中学校3年生で両親に見捨てられ、売春の斡旋を行う“警護サービス”で金を稼ぐ少年ジス役を演じている。
学校では普通の学生でありながら、一歩外を出ると賢い犯罪者として悪に手を染めていくという二面性を高い演技力で見事に表現し、話題となった。
しかし、2021年には校内暴力議論が巻き起こり、彼は一部の事実を認めて謝罪。
1月18日に公開された映画『幽霊』が復帰作となっていたが、Netflixオリジナルシリーズ『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』の興行により、校内暴力加害者として再び注目されることに。
1月1日から行われていたインスタグラムの更新も、1月5日の投稿を最後に止まっている。
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