- 3月31日、MBCの新金土ドラマ『朝鮮弁護士』の放送がスタートする。
- ウ・ドファン演じる主人公の職業は歴史上に実在した”外知部”という朝鮮時代の弁護士だ。朝鮮時代は身分や性別による差別が激しいイメージがあるが、実は当時の韓国は身分に関係なく、誰でも訴訟ができる国であったという。
- 今回は話題のドラマに登場する”外知部”について注目していこう。

現代ドラマとは違う世界観を楽しめる時代劇ドラマ(画像出典:MBCdrama YouTube キャプチャー)
俳優陣の凛とした韓服姿や、豪華絢爛な宮廷生活など、現代ドラマとは違う世界観を味わえる時代劇ドラマ。
日本でも度々話題となる韓国の時代劇だが、韓ドラファンはどんなイメージを持っているのであろうか?
まず、韓国時代劇の多くには絶対的な地位を誇る国王や貴族などが登場し、厳しい身分制度や男尊女卑の様子が描かれる。平民は政治で苦しめられることも多く、蔑ろにされたり、ひどい仕打ちを受けるというイメージも強いだろう。
しかし、歴史を振り返ると、朝鮮時代の韓国は誰でも訴訟を起こすことができる国であったという。
さらに女性や奴隷の人権を守り、字を読めない人のために代理で訴訟を起こす役割の職業もあったというのだから驚きだ。
その職業の名は”外知部(외지부/ウェチブ)”。朝鮮時代の弁護士や法務士の役割を担い、法律代理人として活躍した。
3月31日には”外知部”をテーマにした注目の新ドラマMBC『朝鮮弁護士』が放送を控えており、人々の関心を高めている。

民の代わりに代理で訴訟を起こす”外知部”が主人公のMBC『朝鮮弁護士』(画像出典:MBC)
『朝鮮弁護士』は、両親を殺害した敵に裁判を通して復讐する外知部の姿を描いた作品だ。
真の復讐は正しいことをする時にこそ、価値あるものであると示し、民のために弁護士として成長していくというメッセージが込められた、愉快で痛快な法廷リベンジ時代劇となっている。
主演にはウ・ドファンや、宇宙少女(WJSN)のボナ、さらにVIXX(ヴィックス)のエンが名を連ねた。
主人公は老若男女を問わず、人々を魅了する魔性の男カン・ハンス(ウ・ドファン扮)。
彼は民法や商法、刑法のみならず、明の法典など様々な法律の知識を持つ優秀な外知部だが、酒好きで女好きというトラブルメーカーな一面もある人物だ。
怒りと悔しさに溢れた民に代わって訴訟を起こすカン・ハンスであるが、彼の真の目的は民を救うためだけではなく、自身の心に秘めたある復讐のためだったのだ。
さらに劇中では先王の娘である姫のイ・ヨンジュ(ボナ)も、死んだ父のために復讐を企てる。姫でありながら身分を隠し、時に男装姿を見せるイ・ヨンジュ。
そんな彼女の計画する策略や、カン・ハンスとのケミ(相手との相性)にも注目が集まっている。
作品にはフィクションの要素が多少加味されていると推測できるが、実際に存在したとされる外知部が主人公である点は物語に新鮮味を与え、視聴者の好奇心を誘うポイントだ。

外知部の存在により弊害もあった‥?(画像出典:MBCdrama YouTube キャプチャー)
身分や性別に関係なく誰でも訴訟ができた朝鮮時代に、法律の知識がなく弱い立場の人々のために訴訟を代理し、対価を受け取っていた外知部。
外知部についての記録を遡ると、12世紀頃から登場しており、1984年の甲午改革までの8世紀の間、存続した職業であるという。
訴訟の代理人であることから、比較的良い職業というイメージが強い外知部であるが、実際は彼らの存在により弊害が生まれることも多かったそうだ。
朝鮮第9代国王の成宗(ソンジョン)の時代を記録した『成宗実録』には、「外知部が勝手に訴訟を行うことでニュートラルな事実確認をかき乱し、管理を煩わしく、判決を難しくしています。該当の官府に命じて、調査を行い彼らを処罰してください」と記述が残されている。

世間からの認識があまり良くなかったという外知部(画像出典:MBCdrama YouTube キャプチャー)
訴訟を起こさないことを好事としていた朝鮮時代、外知部は収入のために市民たちを煽って訴訟を起こすことから、彼らに対する世間からの認識は非常に悪かったという。
さらに現在のように免許制度もないことから、国法を恣意的に解釈して紛争を起こしたり、公文書を偽装したりと、社会からは法を利用して世の中を乱す人々として認知されることもあったようだ。
そんな外知部を新ドラマ『朝鮮弁護士』では、どのような姿で描いているのだろうか。
MBC『朝鮮弁護士』は3月31日より、毎週金曜日と土曜日の午後9時50分に放送される。
編集部おすすめ記事
-
今週(12月15日~)日本のテレビで放送終了「ラブコメ」韓国ドラマ5選&見逃しVOD
-
イ・ジュノ、東京でtvNドラマ「テプン商事」ファンミ開催!歌とトークで1万2千人を魅了
-
首位に迫る「模範タクシー3」の存在感!25年12月第2週 最新韓国ドラマ視聴率ランキング1位~12位
-
クラシックにトレンディーも!来週(12月22日~)日本のテレビで観られる「時代劇」韓国ドラマ 7選
-
大河からラブコメ時代劇まで!2026年に放送予定 期待のKBS韓国ドラマ4選
-
パク・ボゴムからイ・チャンウォンまで!「2025 KBS芸能大賞」大賞候補7人発表
こちらも投票お願いします!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
3時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
チェ・スヨン & キム・ジェヨン、Genie TV・ENA韓国ドラマ「アイドルアイ」制作発表会に出席!(PHOTO11枚)
-
4時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
ハン・ソヒ & チョン・ジョンソら、韓国映画「PROJECT Y」制作報告会に出席!(PHOTO39枚)
-
4時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
キム・ダミ & パク・ヘス、Netflix新韓国映画「大洪水」制作報告会に出席!(PHOTO13枚)
-
4時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
ヒョンビン & チョン・ウソンら、Disney+韓国ドラマ「メイド・イン・コリア」VIP試写会に出席!(PHOTO15枚)
-
4時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
イ・ミンホ、Disney+韓国ドラマ「メイド・イン・コリア」VIP試写会に出席!(PHOTO6枚)
-
5時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
チャン・グンソク、Disney+韓国ドラマ「メイド・イン・コリア」VIP試写会に出席!(PHOTO5枚)
-
5時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
ハ・ソユン、Disney+韓国ドラマ「メイド・イン・コリア」VIP試写会に出席!(PHOTO2枚)
-
5時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
デビュー4周年のIVEが1位に輝く!「25年12月K-POPガールズグループ評判ランキング」トップ5
-
今週(12月15日~)日本のテレビで放送終了「ラブコメ」韓国ドラマ5選&見逃しVOD
-
【沼る VS 微妙】韓ドラのご都合主義パターン?Netflix新作ドラマ「告白の代価」
-
BTS、9年の時を経てアナログ盤が登場!12月24日発売 韓国俳優 & K-POPリリース情報4選
-
6時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
“王者の座は揺るがず” BTSが6カ月連続1位!「2025年12月 K-POPボーイズグループ評判」トップ5
-
【単独インタビュー】NouerAが語る“7人7色”の魅力と強み、そしてNovAとともに歩む未来
-
録画をお忘れなく!今週(12/15~) 日本のテレビで会えるK-POPアーティスト出演情報6選
-
クラシックにトレンディーも!来週(12月22日~)日本のテレビで観られる「時代劇」韓国ドラマ 7選
-
イ・ジュノ、東京でtvNドラマ「テプン商事」ファンミ開催!歌とトークで1万2千人を魅了
-
“罪悪に手を伸ばす逃避の愛” ENHYPEN、7thミニアルバム「THE SIN : VANISH」でカムバック予告
-
パク・ボゴムからイ・チャンウォンまで!「2025 KBS芸能大賞」大賞候補7人発表
-
大河からラブコメ時代劇まで!2026年に放送予定 期待のKBS韓国ドラマ4選
-
首位に迫る「模範タクシー3」の存在感!25年12月第2週 最新韓国ドラマ視聴率ランキング1位~12位
-
「暴君のシェフ」を継ぐ胸キュン時代劇も!スタジオドラコン2026年期待の韓国ドラマ9選
-
イ・ソンギョン、ブランド「ALO」のイベントに出席!(PHOTO7枚)
-
ハン・ヒョジュ、ブランド「ALO」のイベントに出席!(PHOTO6枚)
-
キム・ウビン、ブランド「ALO」のイベントに出席!(PHOTO11枚)
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
NCT ドヨン&キム・ミンハ ‘Fallin” MVU-KISS スヒョン ‘The Soju Fairy’ choleograph movieTWICE ‘Talk that Talk’ Choreography Video (Moving Ver.)miss A出身 Min ‘Hit Me Up (ft. JMIN)’ MVWanna One出身 キム・ジェファン ‘BACK THEN’ MVONEUS ‘Same Scent’ MVDUSTIN ‘CRAZY’ MVNU’EST ベクホ ‘Savior’ MV



ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。