• 『イルタ・スキャンダル〜恋は特訓コースで〜』が、3月5日に有終の美を飾った。
  • 中年の恋愛を描いて、本国のみならず日本でも高い支持を得た作品だ。
  • そこで本記事では、様々なしがらみの中にいるミドル世代が描き出す大人のラブストーリーを5作ご紹介。
tvNのロマンティックコメディードラマ『イルタ・スキャンダル〜恋は特訓コースで〜』は、最終回を迎えた

最終回を迎えた、tvNのロマンティックコメディードラマ『イルタ・スキャンダル〜恋は特訓コースで〜』(画像出典:tvN)

tvNのロマンティックコメディードラマ『イルタ・スキャンダル〜恋は特訓コースで〜(以下、イルタ・スキャンダル)』が、3月5日に惜しまれつつ最終回を迎えました。

本国のみならず日本でも高い支持を得た本作。主演を実年齢50歳(記事内の年齢は全て日本年齢)のチョン・ドヨンと、39歳のチョン・ギョンホが務め、大人のラブストーリーで視聴者を楽しませました。

メロドラマといえば、主人公は20代であることが殆ど。しかし『イルタ・スキャンダル』同様、実は中年の熱愛を題材にした作品も多いのをご存じでしょうか。

若い男女の甘酸っぱい恋模様とは一味異なるのが特徴で、落ち着いた深みのあるロマンスが魅力の1つ。

そこで本記事では、生活や仕事など様々なしがらみがある世代の、“恋”に対する隠しきれない欲望を美しく描いた“中年熱愛ドラマ”を5作紹介します。

ミスティ~愛の真実~ (2018)

殺人事件の容疑者となった韓国のトップキャスターをめぐる究極のミステリーメロドラマ。

『ミスティ~愛の真実~』

『ミスティ~愛の真実~』(画像出典:JTBC)

キャスター役を『逆転の女王 (2010)』で活躍したキム・ナムジュが務め、彼女の弁護士で夫役を『トンイ』などで視聴者に強い印象を残したチ・ジニが担当。

仮面夫婦だった2人の感情の変化が見所で、推理とサクセスストーリーにロマンスがミックスされ、どんでん返しのある物語が視聴者を惹きつけた作品です。

ロマンスは必然に (邦題/2018)

離婚した男女の不器用なラブストーリーで、人生に疲れ悲哀を抱えた大人の成熟した愛が描かれた作品です。

『ロマンスは必然に』

『ロマンスは必然に』(画像出典:SBS)

1度のキスがきっかけで死んでいた恋愛細胞が目を覚まして恋がスタート。序盤はコメディー要素たっぷりで見る者を楽しませ、物語が進むにつれ2人の純愛が視聴者を温かな気持ちに。

主演は、『私の名前はキム・サムスン (2005)』をヒットへ導いたキム・ソナと、『恋愛時代 (2006)』で好評を得たカン・ウソンが務め、息の合ったケミストリーは、『2018 SBS演技大賞』でベストカップル賞を獲得しました。


ロマンスは必然に (邦題/2018)

愛人がいます ~Identical Affairs~ (邦題/2015)

不倫が原因で離婚した男性が、記憶を失った元妻と再び恋に落ちるラブストーリー。

『愛人がいます ~Identical Affairs~』

『愛人がいます ~Identical Affairs~』(画像出典:SBS)

細部にまでこだわった脚本をはじめ、主役を務めたチ・ジニ、キム・ヒョンジュの息の合った演技と熱演が光る1作で、中年の第2の青春を描いています。

『2015 SBS演技大賞』では、ネットユーザー人気賞やベストカップル賞などを含む4冠王に輝き、各賞を総なめにした作品として有名です。


愛人がいます ~Identical Affairs~ (邦題/2015)

密会 (2014)

40代の人妻と、20代の天才ピアニストの美しくも切ない愛を描いた物語で、20歳という年齢差の男女の恋模様が、放送当時大きな話題に。

『密会』

『密会』(画像出典:JTBC)

日本の小説家、江國香織の『東京タワー』が原作ですが、モチーフにしているだけで作品の内容や役柄の設定などは異なっています。

ヒロインをベテラン女優のキム・ヒエが務め、相手役を演技力に定評のあるユ・アインが担当しました。

作品性の高さを認められた本作は、『第50回 百想(ペクサン)芸術大賞』で、4部門にノミネートされ、最終的に演出賞と脚本賞2つの賞を受賞しています。


密会 (2014)

温かい一言(2013)

不倫の発覚により関係に亀裂の入った2組の夫婦が、欲望や怒りに苦しみながら描き出す感性スリラードラマ。

『温かい一言』

『温かい一言』(画像出典:SBS)

ドロ沼劇かと思いきや、よくできたストーリーにクオリティーの高いセリフや音楽、役者の好演、そして各状況に置かれた人物が葛藤を解決している過程が楽しめる内容となっています。

ちなみに本作にはパク・ソジュンが脇役として登場しており、主演俳優に負けないオーラを放っていたと言われている作品です。

その他、『妻の資格 (2012)』や、『手をつないで-沈む夕日を眺めよう- (2018)』なども中年の恋愛が楽しめます。

ミドル世代の恋愛物語といえば、ドロドロした“不倫もの”が多いイメージ。

しかし本記事で紹介したものは、妻や夫以外の人に想いを寄せた主人公の純粋な感情にクローズアップしたものをはじめ、不倫や事件を通して夫婦の愛を再確認するものなど様々です。

この機会に成熟した大人のラブストーリーを楽しんでみてはいかがでしょうか。

西谷瀬里

韓国ドラマが大好きな西谷です。現在はK-POP関連の記事を主に投稿しておりますが、韓ドラの魅力や、俳優&女優さんの活躍も随時紹介していきたいと思います。あらゆる年代の読者の方に、楽しんでいただける記事が届けられたらなという思いです。

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