日韓のドラマファンを沸かせている、tvN(Netflix)ドラマ『シスターズ』。しかしこの快進撃に黄色信号が灯ってしまった。その理由は、強力なライバル作品が同時間帯にスタートしたから。期待作と呼ばれている“強敵”ドラマの登場に『シスターズ』は人気をキープできるのか。

日韓で話題沸騰中のtvN(Netflix)ドラマ『シスターズ』。これまで好視聴率をマークし続けているが、ここにきて、その勢いにブレーキがかかってしまった。

tvN(Netflix)『シスターズ』はストーリーも折り返しを迎えた

ストーリーも折り返しを迎えた、tvN(Netflix)『シスターズ』(画像出典:tvN)

秋にスタートする、新ドラマの懸念事項として挙げられるのが、“秋夕(チュソク/中秋節)”と呼ばれる韓国のお盆休み。

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この時期は、ほとんどの放送局が特別編成となり、レギュラー番組が休止となる。さらに、お茶の間を留守にする視聴者も少なくないため、この時期の視聴者離れが心配されている。

ドラマも例外ではなく、9月3日より始まった『シスターズ』も打撃を受けた。秋夕期間での放送となった第3話は、5.6%という自己最低視聴率を記録してしまう。

しかしその後、第6話で自己最高視聴率の8.3%と盛り返し、見事なまでのV字回復を披露。揺るぎない人気を伺わせた。

ネット上でも話題性が高く、視聴率が2桁目前にまで迫っていたが、第7話では6%にダウン。意外なタイミングで下降線を辿ってしまった。

その理由は、新たな“強敵”が登場したからと推測されえる。そんな『シスターズ』を脅かすのは、9月下旬よりスタートした2作の新ドラマだ。

SBS『わずか1000ウォンの弁護士』

SBS『わずか1000ウォンの弁護士』(画像出典:SBS)

1作目は、9月23日にスタートしたSBSドラマ『わずか1000ウォンの弁護士』。このドラマは“*信じて見られる俳優”ナムグン・ミンが主演を務めることで注目を浴びている。

*演技面において不安要素がないということ

(関連記事) 韓国で最も信頼される俳優 ナム・グンミン!’リトルヨン様’がメガネを外した理由

受任料はたった1000ウォン(約100円)だが、実力は最高の弁護士が、金持ちの”*ポプクラジ”&代金の高い弁護士たちと対抗し戦う痛快な法廷活劇だ。

*ポプクラジ:韓国語の法律(법률/ポプリュル)と、ドジョウ(미꾸라지/ミクラジ)を合わせた造語。人脈や財力を持ち、法の抜け穴から逃げ出すのがうまい人のこと。

高い演技力はもちろん、出演作は必ずと言ってもよいほどクオリティーが高いことから、「ナムグン・ミンの出演するドラマは面白い」という評価を得てきた。そんな彼の新作だけに、視聴者は釘付けになっているよう。

JTBC『The Empire:法の帝国』(画像出典:JTBC)

JTBC『The Empire:法の帝国』(画像出典:JTBC)

2作目は、女優のキム・ソナと俳優のアン・ジェウクが主演を務める、JTBC土日ドラマ『The Empire:法の帝国』。

9月24日よりスタートした本作は、法で築いた要塞の中で、守られていた欲望や偽善の人生、そんな人々の秘密暴露と、”手に入れられない物はない”者たちの墜落スキャンダルを描く。

キム・ソナの3年ぶりの復帰作であることでも注目度が抜群の作品だ。さらに韓国ドラマに欠かせない”法廷”を背景にしていることから、大衆からの期待は高まっているよう。

『シスターズ』が放送されるのは、土・日曜日の夜9時10分から。ライバル作である『わずか1000ウォンの弁護士』は金・土曜日の夜10時から、『The Empire:法の帝国』は土・日曜日の夜10時30分からとなっている。いずれも週末ドラマであり、時間帯も被ってしまった。

勢いづいていた『シスターズ』だったが、同時間帯に強力なライバル作が登場したことで失速気味になってしまった。ドラマファンから注目を浴びる新作に翻弄されてしまい、視聴率2桁台を目前にブレーキがかかってしまったようだ。

(構成:星野沙)




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