韓国のお盆“秋夕(チュソク)”は旧暦のため、毎年9月に連休がある。今年は9日から12日が該当日だったのだが、韓国ではこの時期の放送編成が休日編成となり、ドラマを含むレギュラー放送が休止に。そのため、このクールのドラマ制作チーム(俳優含む)は、視聴者離れに戦々恐々なのだという。

今年の9月9日~12日、韓国では“秋夕(チュソク/中秋節)”と呼ばれるお盆休みだった。

『アイドルスター選手権大会』

『アユクデ』こと『アイドルスター選手権大会』も秋夕特集の番組の一つ。(画像出典:MBC)

韓国ではお正月とお盆が旧暦のため、日本の連休とはひと月ずれてやって来る(ちなみに来年は、9月28日から30日)。

そしてこのタイミングで、ほとんどの放送局が特別編成となり、レギュラー放送が休止となることが多い。

それはドラマも例外ではなく、*週に2回放送されるうち1日だけならいいが、2日とも連休にかぶってしまった場合は、1週スキップされることになる。

*韓国では、ドラマを1週間に2回放送することが多い

日本のテレビは、オリンピックや大きなスポーツの祭典に関する放送権を獲得したチャンネルが、試合時間とかぶってしまいドラマを休止することもあるが、それ以外は大きな事件がない限り、ドラマを1週休むという事は珍しい。

『模範刑事2』

『模範刑事2』は13話こそ数字を落としたものの、14話では見事回復。(画像出典:JTBC)

せっかく物語が勢いを付け始め、いよいよ核心へと迫る時に放送がないと、視聴者離れにつながってしまう可能性があるとのことで、演者含め制作チームは戦々恐々としているそうだ。

しかし、今回ばかりは少々違ったようで、1作品を除いては全てのドラマが通常通り放送されたという。

それでもホッとしたのは束の間、ふたを開けてみれば、残念な結果となってしまった。

*視聴率はニールセンコリア(全国基準)調べ

まず、7月30日より放送開始となったJTBCドラマ『模範刑事2』は、13話と14話(全16話)が秋夕期間に放送され、13話は4.2%と落ち込んだ。しかし14話は5.9%と、見事V字回復。

クライマックス直前なだけに、視聴者も見逃してはならぬと、リアルタイム視聴をしたのかもしれない。時間帯が夜10時30分からというのも、用事を終えてゆっくり鑑賞できる時間だろう。

『シスターズ』

まだ序盤の『シスターズ』は今後の推移に注目。(画像出典:tvN)

そして9月3日より始まったtvN(Netflix)『シスターズ』は、第3話が10日に放送され5.6%を記録、自己最低視聴率となった。第2話が7.7%と好調を見せていただけに、後半の巻き返しに期待したいところ。

イ・ジョンソクの除隊後復帰作である、MBCドラマ『ビッグマウス』も13話と14話が秋夕にかかり、平均視聴率約10%を維持する中で8.3%と落ち込んでしまう。しかし、こちらも終盤ゆえ14話には再び10%台へと持ち直した。

結局、秋夕期間は普段自宅にいる層も里帰りをしたり、親戚宅へ行ったり来たりと、テレビを付ける時間がないということが、証明される形となった。

“来年の事を言えば鬼が笑う”というが、次の秋夕はこれらを踏まえた上で、ドラマを放送するかどうかの編成を考えることになりそうだ。






ご意見を自由にコメントしてください!

記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。

編集部おすすめ記事blank

サイトの広告について

Danmee(ダンミ)は、収益化の一環としてオンライン広告を展開しております。広告の内容(公序良俗を害するもの)や、可読性の低下につながる広告に関するご意見はこちらのフォームをご利用ください。

この記事と関連度が高いトピック

現在読まれています!

最新記事

RECENT TOPICs