歌手であり女優のスジ(本名 ペ・スジ)が出演中のCoupang Play(ク―パンプレイ)シリーズ『アンナ』が、第2話にして既に話題を集めている。劇中、スジは悪女を演じているのだが、なぜか視聴者の間では「応援したい」との声が寄せられている状況だ。本記事では、その理由に触れてみる。

miss A(ミスエイ)出身の歌手であり、女優のスジ(本名 ペ・スジ)が初めて単独主演を務めるドラマ、Coupang Play(ク―パンプレイ)シリーズ『アンナ』。

ドラマ『アンナ』に、スジは出演中だ

スジが出演中のドラマ『アンナ』(画像出典:Coupang)

6月24日に韓国で初放送を迎え、現在第2話までが放映されたばかりだが、早くもスジの演技をはじめ、台本や演出に至るまでが、韓国のネット上で称賛されている。

中でも話題を集めているのが、過去の出演作では見られなかった、スジの新たな演技だ。

スジは、ユミという名を捨てアンナとして生きるという女性を演じているのだが、この役柄が悪女であるにも関わらず、視聴者はなぜか応援したくなるという。

その理由を紐解いてみたい。

*この記事にはネタバレが含まれています、ご注意ください。

ユミは、貧しい家庭環境の下で育った少女で、ずば抜けた容姿と頭脳を持っている。

スジは、『アンナ』で貧しい家庭環境で育ったユミの学生時代を演じた

『アンナ』で貧しい家庭環境で育ったユミの学生時代を演じるスジ(画像出典:Coupang)

高校時代、金銭的な理由によりバレエを辞めざるを得なかったのだが、自分をバカにした同級生に復讐するため、何とかお金を工面してコンクールに出場。見事トロフィーを手にする。また、成績は校内で1、2位を争うほどの存在だった。

まさにキラキラとした学生時代を送っていたユミだったが、ある日、音楽教師と隠れて交際していることが発覚。信じていた音楽教師から裏切られ、強制転校させられたユミは、それ以来、つらい現実にぶつかってしまう。

そんな生活の中でついた些細な嘘がきっかけとなり、偽名を使って学歴までも詐称して、偽りの人生を歩むことに‥。

それが、スジが演じるもう1つのキャラクター”アンナ”だ。

スジは、『アンナ』で、偽りの人物アンナを演じる

『アンナ』で、偽りの人物アンナを演じるスジ(画像出典:Coupang)

ユミは”アンナ”として就職し、結婚までして、それまでとは打って変わり、周囲から羨望の眼差しを向けられるようになる。

見栄っ張りで嘘をつくことに、罪悪感が微塵もないほど、図々しい性格の持ち主なのだ。

客観的に見ればユミは詐欺師で、そこだけを切り取れば憎みこそすれ、決して好きになれるキャラクターではないだろう。

しかし、ユミによるアンナの行動が否定できないのは、それぞれのキャラクターの叙事に深みを持たせた台本と、重苦しい雰囲気をワンランク引き上げる演出が関係しているという。

また、”裏切り”と”つらい現実”という壁にぶつかるプロセスを通して、スジはユミからアンナへと変貌する感情変化を繊細に演じ、目とセリフだけで完璧に表現した彼女の演技力も大きい。

それを立証するかのように、視聴者の間では、既にユミとアンナが”最高のキャラクター”として取り上げられているようだ。

第2話にして大きな話題を呼んでいる『アンナ』で、今後スジがどのような演技を披露していくのか、さらに期待されている。


「アンナ」ティーザー予告

(構成:西谷瀬里)






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