現在韓国で放送中のドラマ『サイコだけど大丈夫』を手掛ける脚本家、チョ・ヨン氏は本作が3本目の執筆作品となる。韓国ドラマには珍しい作風のため、「彼女は一体何者か?」と視聴者の関心を集めている。そして作家不足と謳われる韓国ドラマ界に、最近新風が吹き始めているようだ。

過去、韓国ドラマはラブストーリーがチャンネルを席巻していた印象が強いが、近年はプラットフォームの多様化で、そのジャンルも様々だ。

中でも推理・サスペンスジャンルが人気を集めており、『シグナル』(2016)『ボイス』『デュエル』(共に2017)などが記憶に新しい。しかしこの領域、実は作家が不足しているのだという。そこで考えた放送局と制作会社は、新人作家に目を向けて発掘を開始。そうして大成功を収めた代表的な作家が、『秘密の森』を手掛けたイ・スヨン作家である。

ドラマ『秘密の森』(画像出典:tvN)

チョ・スンウ&ペ・ドゥナがタッグを組んだドラマ『秘密の森』(画像出典:tvN)

イ・スヨン作家は、『秘密の森』がデビュー作であり代表作となった異例の人物だ。

デビュー前は会社員として働いており、作家になるべく退社。『秘密の森』は自らの足で取材し、図書館に通いながら執筆された作品で、8話まで書き上げた時にドラマ採用が決まったという。ペ・ドゥナは、この作品に出演する決め手となったのが「台本を読んで、入念な資料とオリジナリティーあふれる物語に魅了された」と語っている。

第54回百想芸術大賞 TV部門 脚本賞受賞の喜びを語るイ・スヨン作家

「第54回 百想芸術大賞 TV部門 脚本賞」受賞の喜びを語る作家のイ・スヨン。(画像出典:百想芸術大賞 授賞式動画キャプチャー)

また、『太陽の末裔』『トッケビ』『ザ・キング:永遠の君主』などを執筆したヒットメーカー作家、キム・ウンスクが公式の立場で『秘密の森』を絶賛。さらなる注目を浴びることとなった。

最終的に、本作は『第54回百想芸術大賞』で“TV部門大賞・脚本賞・最優秀主演男優賞”の3冠を獲得したほか、様々な賞を受賞している。

そして3年の時を経て、今年『秘密の森2』の放送が決定。感情を失った孤独の検事ファン・シモク(チョ・スンウ)と、正義感が強く人情豊かな刑事ハン・ヨジン(ペ・ドゥナ)ペアが、再び真実に向かって走り出す。ちなみにシーズン1はNetflix(ネットフリックス)にて配信中だ。

『秘密の森2』メインビジュアル

ドラマ『秘密の森2』メインビジュアル(画像出典:tvN DRAMA 公式Instagram)

本作が3本目のドラマ脚本執筆となるイ・スヨン作家、前作に引き続き視聴者を唸らせるストーリー展開を見せてくれることを期待したい。

『秘密の森2』は『サイコだけど大丈夫』の後続ドラマとして、8月15日(土)夜9時より放送を開始する。

『秘密の森2』予告映像(動画出典:YouTube tvN DRAMA)

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