5月1日に最終回を迎えたTV CHOSUN(Netflix)の人気ドラマ『結婚作詞・離婚作曲』シリーズのシーズン3が、一部視聴者から辛辣な意見を浴びている。今回の記事では、同ドラマの世界観と、酷評されている理由に迫る。

2021年から放送が開始され、5月1日にシーズン3が最終回を迎えた、TV CHOSUN()の人気ドラマ『結婚作詞・離婚作曲』シリーズ。

『結婚作詞・離婚作曲』はTV CHOSUNの人気ドラマシリーズ

TV CHOSUNの人気ドラマ『結婚作詞・離婚作曲』シリーズ1作目(画像出典:namu wiki)

視聴者から好評を得たことなども手伝いシリーズ化されたわけだが、なぜかシーズン3だけが韓国のネット上で酷評を受けている。

『結婚作詞・離婚作曲』は、成功した30代、40代、50代の魅力的な3人のヒロインに降りかかる、想像もできなかった不幸に関する物語で、真実の愛を求める夫婦の不協和音を描く。

シーズン2までは主に、不倫をテーマに展開されるが、不倫ドラマ特有のドロドロとした面白みも残しつつ、3人のヒロインの家庭を通して、夫婦や家族の関係性を、各登場人物の目線で見せてくれる。

人気ドラマであるTV CHOSUNの『結婚作詞・離婚作曲2(2021)』

TV CHOSUN『結婚作詞・離婚作曲2(2021)』の宣材写真(画像出典:namu wiki)

また、3家庭は全く異なるテイストで描かれ、家庭を持つ人ならどこか1つくらいは共感を得やすい、現実感溢れる内容になっていた。

初回作はもちろんだが、特にシーズン2の『結婚作詞 離婚作曲2』は、韓国において全国視聴率16.6%を獲得し、地上波を含む同時間帯の1位を記録するという快挙を遂げ、成功裏に放送を終えた。

しかし、シーズン3の『結婚作詞・離婚作曲3(2022)』は、前2作とは一部異色のテイストとなっており、中には驚いた視聴者もいたようだ。

シリーズ3作品目となる『結婚作詞・離婚作曲3』

『結婚作詞・離婚作曲』シリーズ シーズン3(画像出典:namu wiki)

まず、視聴者に違和感を抱かせたのは、メインキャストの俳優に一部入れ替えがあった点だ。

韓国のネット上では、シーズン3でいきなり登場した俳優の演技力に対し、否定的な意見も挙がった。

そしてなんと言っても、視聴者をざわつかせたのが、ストーリーのテイストとエンディング。

前2作が、不倫をテーマに現実感たっぷりに描かれていたのに対し、シーズン3は“幽霊”、“死神”、“憑依”などという非現実的な設定が加わり、映像自体にもファンタジー的要素が一部含まれていた。

シーズン2でも後半、多少そのような傾向は見られたもののシーズン3ほどではなかった。

エンディングに関しては韓国の一部メディアが、「作家の欲望だけが詰まっている」と報じ、ストーリーも含め「どういうドラマだろうか」「シャーマニズムにとっぷりはまっているようだ」と遠回しに批判した。

とはいえ、シーズン2に及ばないまでも比較的高視聴率という成績を残しており、シーズン4を期待する声が挙がっているのも事実。

賛否両論あるのは、それだけ注目を浴びているドラマである証拠なのかもしれない。

(投稿:西谷瀬里)






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