2021年も、韓国ドラマ界では様々なドラマが誕生した。中でも大ヒットを記録した、韓国ドラマの高視聴率、1位から5位までの作品を紹介していこう。
もはや”視聴率がものを言う時代”は終わっている。
現在、ドラマや映画で世界のファンを魅了している韓国ドラマ界でも、同じ事が言えるだろう。
スマートフォン普及率95%を誇る韓国では、VODでドラマを見たり、再放送専門のモバイルアプリを使って視聴したりと、映像コンテンツを楽しむオプションが増えている。
近年の韓国ドラマ界では、視聴率1桁を記録するドラマが大半であり、2桁の視聴率を記録すればもはや”ヒット作”に分類される。
(関連記事) 韓国ドラマ『わかっていても』 視聴率惨敗がもたらす青春ドラマ ‘消滅の危機’
だからなのか、必ずしもリアルタイムの視聴率=人気のバロメーターではないという見解が、説得力を増している。
視聴率より”ネットの話題性”を重視する傾向も、ここ最近顕著になっている模様だ。
とは言え、VODやモバイルアプリの”集計”がいまだに不透明なところが多いため、各メディアは、人気ドラマの選別基準として”視聴率”に頼らざるを得ないのも事実。
メディアに取り上げられる頻度が増えれば、自ずと話題性も上がるという好循環が生まれるため、スポンサーが生命線であるテレビ局としては、視聴率低下は死活問題につながる。
2021年も様々なドラマが世に誕生し、視聴者を喜ばせた。
今回は、1桁視聴率時代を迎えた韓国ドラマ界で、高い視聴率を叩き出したドラマ5作を紹介する。
※韓国の視聴率調査会社、ニールセンコリア集計の視聴率を参照
『オー!サムグァンビラ(原題)』27.8%

『オー!サムグァンビラ』(画像出典:KBS)
放送期間:2020年9月~2021年3月
イ・ジャンウ、チン・ギジュ、チョン・インファ、ボナ(宇宙少女)らが出演した、全50話のKBS週末ドラマである。
本作は、それぞれに事情を抱えた住人たちが、アパート”サムグァンビラ”で共に生活する中で親交を深め、心を開いていくヒューマンラブストーリー。
演出のホン・ソックが、『お願い、ママ(2015)』の脚本を手掛けたユン・ギョンアと『完璧な妻(2017)』以来のコンビを組んだことでも話題を呼んだ。
“週末ドラマのプリンス”とも呼ばれるイ・ジャンウと、『ここに来て抱きしめて(2018)』での熱演が光った、チン・ギジュが繰り広げるロマンスにも注目が集まった。
2人は本作で『2020 KBS演技大賞』の”ベストカップル賞”を受賞、また”長編ドラマ 優秀演技賞”の男性部門・女性部門ともに受賞するなど、その人気を証明した。
『ペントハウス2』22.2%

『ペントハウス2』(画像出典:SBS)
放送期間:2021年2月~同年4月
瞬間最高視聴率が、30%超えの大ヒットシリーズ『ペントハウス(2020)』の続編。
『製パン王キム・タック(2010)』のユジン、『IRIS -アイリス-(2009)』のキム・ソヨン、『被告人(2017)』のオム・ギジュンなど、演技派俳優らが集結し、復讐劇を展開した。
超高級タワーマンションを舞台に、入り乱れる結託と裏切り、そして復讐が渦巻く衝撃的な物語が描かれている。
観る者を引き込む、サスペンスドラマの定番要素を存分に盛り込んだことが、ヒット要因の一つとなった。
『皇后の品格(2018)』などを手がけた脚本家、キム・スノクならではの手法で、刺激的な素材を混ぜ合わせ、緊張感を抱かせる本作は、シーズン3まで続く。
『ピオラ花店の娘たち(誰が何と言っても)』 19.7%

『ピオラ花店の娘たち(誰が何と言っても)』(画像出典:KBS)
放送期間:2020年10月~2021年3月
『たった一人の私の味方』ナ・ヘミ、『あなたが憎い!ジュリエット(2019)』チェ・ウン、『女の秘密(2016)』ジョンホン主演の、全120話構成の週末ドラマ。
両親が離婚、再婚した家庭の子ども達が、世の中の偏見を乗り越えて恋に仕事に奮闘する姿が描かれた、サクセス・ラブストーリーである。
“再婚”が、親にとっては自身の幸せのための選択であっても、子どもたちにはそれが同等の幸せだとは限らないということを、まざまざと見せつけた作品だ。
それでも苦難や偏見に負けず、時に人間関係に翻弄されながらも、自分たちの幸せのために頑張って生きる姿が胸を打つ。
『ペントハウス』16.4%

『ペントハウス』(画像出典:SBS)
放送期間:2020年10月~2021年1月
社会現象級の大ヒットを巻き起こした『ペントハウス』のシーズン1は、今年の視聴率ランキング4位にランクインした。
瞬間最高視聴率は、31.1%を記録。
衝撃的なラストシーンが話題を呼んだ。
シーズン1~3まで、出演者の大幅な変更はなく、精巧に凝った脚本と、没入感を与える演出、そして俳優陣の安定した演技力で、物語にハマる人が続出した。
『復讐の花束をあなたに』16.0%

『復讐の花束をあなたに』(画像出典:KBS)
放送期間:2020年9月~2021年2月
本作は、最高視聴率が23.4%、同時間帯視聴率1位を記録。
『愛はぽろぽろ(2016)』など、大ヒット愛憎劇に相次いで出演しているカン・ウンタク、『被告人(2017)』のオム・ヒョンギョン、『愛よ、お願い(2019)』のイ・チェヨンなど、豪華共演が注目を集めた。
資産も家族も愛も、全てをある女に奪われた男が、自らの幸せを奪った女や全ての人に復讐を果たしていく、愛憎復讐劇。
中毒性の高いテーマで視聴者の心を鷲掴みにした本作は、同時間帯の同枠ドラマでは、3年ぶりに視聴率20%越えを果たすなど、数々の記録を打ち立てた。
編集部おすすめ記事
-
観るなら今のうち!Netflix他 各VODで6月末に配信終了を迎える韓国ドラマ7選
-
【全7作】第1位は「おつかれさま」2025年上半期 Netflixオリジナル韓国ドラマ番付け
-
この夏ぴったり!涼やかな感動をあなたに・・25年7月BS放送開始予定 韓国ドラマ12選
-
「再婚承認を要求します」Disney+で独占配信決定!超豪華共演に期待高まる
-
韓国が誇る名優たちのカムバックが続々!2025年下半期本国放送 「注目度抜群」ドラマ7選
-
“7番房の奇跡” カル・ソウォン主演!青春ロマンス「ナムジュサーチ」がWavveで配信開始へ
こちらも投票お願いします!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
29分前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
チョン・ジュンウォン×コン・ヒョジン、新ドラマ「人妻キラー」で夫婦役に挑戦!?
-
1時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
BTS V、軍服務中にファンからの“慰問レター 467万通” 最多記録を更新!
-
日常にそっと差し込む癒し!パク・ボゴム、グレーな空と都会の風景に溶け込む
-
“デビューに向けて高まる期待感” AHOF、白いユニフォーム姿でひとつのチームを表現
-
SEVENTEEN スングァンが贈る!見ているだけで涼しくなる“ひと夏のやすらぎ”
-
まるで青春映画のワンシーン・・H1-KEY、新曲「夏だった」で見せた輝く4人の夏
-
CLOSE YOUR EYES、新コンテンツ「Missing Boys」で魅せる推理と恐怖のコントラスト
-
Stray Kids フィリックス、清涼感溢れる自然美フォトが話題!
-
25年6月K-POPカムバック総選挙、激戦を制したのはn.SSign!ファン待望の新章へ
-
TREASURE、再び世界へ!「TREASURE TOUR [PULSE ON]」ツアー & 9月カムバック
-
3時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
韓国が誇る名優たちのカムバックが続々!2025年下半期本国放送 「注目度抜群」ドラマ7選
-
観るなら今のうち!Netflix他 各VODで6月末に配信終了を迎える韓国ドラマ7選
-
待望の生中継も!推しのステージが自宅で楽しめる7月CS放送 K-POPアイドル公演6選
-
8時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
K-POPファンの間に走る衝撃‥2人の男性アイドルの性スキャンダルに揺れる
-
L5ST、今夏 東京で長期公演を開催決定!無料ショーケースも実施へ
-
CNBLUE ジョン・ヨンファ、7月カムバック決定!新たな始まり告げる「One Last Day」
-
CRAVITYが描く新しい世界への第一歩・・2ndアルバム「Dare to Crave」に期待高まる
-
「再婚承認を要求します」Disney+で独占配信決定!超豪華共演に期待高まる
-
まさに舞台職人!KickFlip「Electricity」で音楽番組をジャック
-
この夏ぴったり!涼やかな感動をあなたに・・25年7月BS放送開始予定 韓国ドラマ12選
-
【全7作】第1位は「おつかれさま」2025年上半期 Netflixオリジナル韓国ドラマ番付け
-
今週末(6月20日~) BS・CSで放送する「世にも奇妙な物語」韓国映画4選
-
幻想的な光と闇に包まれるジェジュン、体現するモノクロームの平和と美しさ
-
ユン・シユン、小鳥たちとの癒しのひとときにファンもうっとり
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。