アジアだけでなく欧米と、世界中に広まっている”韓国ドラマ”ブーム。その立役者と言えば、Netflix(ネットフリックス)の存在が大きいだろう。Netflixでの配信作は欧米で絶大な人気を獲得し、”Kドラマ”と呼ばれるようになった。これ以前にブームを巻き起こした韓国ドラマと言えば、”韓流ドラマ”と名を変え、現在もアジア圏で根強い人気を誇っている。
アジアだけでなく欧米と、世界中に広まっている”韓国ドラマ”ブーム。
ブームと言っても人気作はほぼ、Netflix(ネットフリックス)というプラットフォームで配信されている。
この人気から、世界を魅了している韓国ドラマの中でも、”韓流ドラマ”とは区別して”Kドラマ”という用語も誕生した。
“Kドラマ”と呼ばれる作品とは

世界中を熱狂させた、Netflixオリジナルシリーズ『イカゲーム』(画像出典:韓国Netflix)
では、”Kドラマ(K-Drama)”とはどのような作品を指すのかと言うと、今年、爆発的なヒットを放った『イカゲーム』や『地獄が呼んでいる』、これ以前に視聴者を熱狂させていた『Sweet Home -俺と世界の絶望-』、『キングダム』シリーズなどが挙げられるだろう。
いずれもダークな雰囲気をまとったスリラー劇で、おぞましいクリーチャーが登場したり、目を覆いたくなるような描写が多く盛り込まれているのが特徴だ。
『イカゲーム』の世界興行成績は韓国ドラマの中でも群を抜いている。しかし、1人勝ちといった例外的な事ではない。この作品のヒットには、”Kドラマ現象”としてとらえるべき流れが見える。
昨年12月に登場した『Sweet Home -俺と世界の絶望-』は、韓国ドラマでは初めて、世界でNetflix視聴率ランキングのトップ10にランクイン。最高順位は3位を記録している。
また、10月15日に公開されたハン・ソヒ主演の『マイネーム:偽りと復讐』も1カ月近くドラマ部門で10位圏をキープ。11月19日より公開となったユ・アインの新作『地獄が呼んでいる』は10日以上、世界視聴率1位となっている(12月1日基準)。

ユ・アインの新作『地獄が呼んでいる』も世界ランキングの常連に(画像出典:韓国Netflix)
“Kドラマ”がこれほどまでに人気を得たのは、先進国の技術に追いついたという理由もあるが、何よりも「思想を盛り込んだ」ことが大きい。欧米にいる視聴者の興味や関心を狙い撃ちした結果だろう。
つまり、”Kドラマ”とは、アメリカをはじめとした、欧米圏での人気を得た作品を指している。アジア圏でヒットする”韓流ドラマ”と区別するために生まれた用語が、”Kドラマ”という訳だ。
“Kドラマ”と”韓流ドラマ”の違いって?
最近、人気を集めている”Kドラマ”と”韓流ドラマ”を比べると、狭く見ればジャンル、広く見るとスタイルの差が大きい。
『イカゲーム』をはじめとする”Kドラマ”は、主にスリラーホラージャンルに属する。貧困層の街を舞台に、超現実的な災難状況を扱い、そこで血が飛び散るような衝撃的なシーンが多々登場する。
一方の”韓流ドラマ”は、ほとんどがロマンスや家族劇だ。全てを手にした御曹司が普通の女の子と恋に落ちるシンデレラストーリーや、涙なくしては見られない切ないロマンスドラマ、そして韓国ドラマのお家芸であるドロ沼劇などが挙げられるだろう。実際、最近まで韓国ドラマの主流ジャンルはこちらだった。
日本をはじめアジアでも多くの人気を博す”韓流ドラマ”も、もちろんNetflixでの配信はしている。だが、欧米での人気はそれほど高くはないようだ。

驚異的な視聴率をはじき出し、韓国ドラマ界を独走した、ドロ沼劇『ペントハウス』シリーズ(画像出典:SBS)
ここから見ると、韓国という国や文化、K-POPに代表される芸術に興味を持っているアジア圏の、特に女性に人気が高いのが”韓流ドラマ”。
“Kドラマ”は、韓国に興味のない人でもハマってしまうスピード感のある作品で、特に欧米や日本の男性に人気があるドラマと言える。
底なしの魅力を放つ韓国ドラマの中でも、真逆の面白さを発信している”韓流ドラマ”と”Kドラマ”。あなたはどちら派ですか?
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