Netflix(ネットフリックス)オリジナルシリーズ『イカゲーム』が驚異的な人気を見せる中、これと同時に、出演俳優への注目も高まっている。ドラマの放送を機に、一夜にしてスターダムへと駆け上った韓国俳優たち。これまで地道に努力を重ねた韓流スターたちと肩を並べる人気を見せている。
韓国発のドラマ、Netflix(ネットフリックス)オリジナルシリーズ『イカゲーム』が世界中を虜にした。
配信国83カ国で1位を獲得するという快挙を成し遂げた本作だが、その人気は出演俳優にも向けられている。
特に、話題性や人気、知名度を独り占めにしたのは、モデル出身の女優チョン・ホヨン。その驚異的注目度はSNSでも証明されている。
去る3日、チョン・ホヨンのインスタグラムのフォロワー数が約1211万人を突破、5日現在では1345万人を記録している。
『イカゲーム』のヒット後、約40万人に過ぎなかったフォロワー数が、たった2週間で1200万人に迫る勢いを見せており、今後もその数は増加する見通しだ。
この数字がどれほど驚異的かと言うと、これ以前、韓国女優のインスタグラムのフォロワー数で上位を占めていたのは、ソン・ヘギョの約1200万人とイ・ソンギョンの1295万人だ。
ソン・ヘギョとイ・ソンギョンは、共に韓国を代表する実力派女優であり、世界で愛される”韓流スター”である。
彼女たちはこれまで、数多くの作品に出演し、着実にフィルモグラフィーを重ねてきた。持ち前の優れた演技力をさらに磨き上げてきた2人は、長年の努力が実り、ドラマや映画で主演級の活躍を見せる大女優へと成長した。
つまりチョン・ホヨンの人気は、長年、実績を重ねて”韓流スター”になった大女優を超える勢いを見せているのだ。
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韓流コンテンツ『イカゲーム』が、一夜にしてスターを誕生させたのはチョン・ホヨンだけではない。
主演を務めたイ・ジョンジェやパク・ヘス、ホ・ソンテも本作で世界から注目される俳優となった。
カリスマ性のある実力派俳優として、韓国でも確固たる人気を得ていたイ・ジョンジェ。
1995年に放送されたドラマ『砂時計』で、ヒロインに一方的な純愛を捧げるボディーガード役を演じ、一躍人気俳優へ。
その後、映画『イルマーレ(2000)』や『下女(2010)』などの話題作から、『10人の泥棒たち(2012)』や『暗殺(2015)』といった大ヒット作に出演。最近では『ただ悪から救いたまえ(2020)』でファン・ジョンミンと主演を務め、コロナ禍であるにもかかわらず、作品を成功へと導いている。
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数多くの出演作を誇り、ドラマだけでなく銀幕スターとして活躍するベテラン俳優のイ・ジョンジェではあるが、世界的な”韓流スター”かと言えば、そうではなかった。
しかし、『イカゲーム』の大ヒットにより、すでに実力を兼ね備えている彼はグローバルスターとして確固たる地位を得ている。
続いて、『イカゲーム』で主人公ギフン(イ・ジョンジェ)の幼なじみ、218番チョ・サンウを演じたパク・ヘス。
パク・ヘスはデビュー以来、着実な活動を続け、tvN(Netflix)ドラマ『刑務所のルールブック(2017/邦題)』を通じてスターダムへと駆け上がった俳優だ。
『刑務所のルールブック』では、プロ野球のスター選手キム・ジェヒョクに扮し、メジャーリーグに行く直前、妹を襲った男を殺してしまったことで刑務所に入った主人公を演じている。
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最後は、ホ・ソンテ。
彼は『イカゲーム』で、組織の金を無くして追われる身となった、101番参加者のチャン・ドクス役を演じている。
ホ・ソンテは35歳の時、エリートサラリ―マンから俳優に転向した異色の経歴の持ち主。
JTBC『怪物』で組織暴力団出身の実業家イ・チャンジン役を演じ、サラリーマン時代に培った流暢なロシア語を披露。これでロシアをはじめとした海外ファンを獲得した。
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いずれも、すでに韓国では実力と知名度を持つ名優であるが、『イカゲーム』を通じてグローバルスターへと駆け上っている。
もちろん、これは世界各国にチャンネルを持つNetflixだから可能な訳だが、これまで韓流スターが着実に歩んできた道をスキップし、一夜にしてスターになるという新しい”スターへの道”が切り開かれた。
韓流コンテンツの”見せ方”は今後も柔軟に進化していくだろう。そしてまた、新たな”グローバル”韓流スターが続々と誕生する。韓流ファンだけでなく世界中のドラマファンが、高い期待を抱きながら新しいスターの誕生を待つことだろう。
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