韓国を代表する国民的大女優のキム・ヘスク。韓国ドラマファンなら、彼女の名前はよくご存じではないだろうか。温かな人柄で、並外れた演技力を持つキム・ヘスクの魅力に迫ってみる。

“国民の母”、”還暦のソン・ヘギョ”などの愛称で親しまれている女優キム・ヘスクが、”国民的大女優”のクラスを証明している。

キム・ヘスクは、韓国を代表する”国民の母”としてあげられ、これまでドラマ『冬のソナタ(2002)』ではチョン・ユジン(チェ・ジウ扮)の母、『千日の約束(2011)』でパク・ジヒョン(キム・レウォン扮)の母、『これが人生! ケ・セラ・セラ(2016)』ではユ・セジュン(チョン・ヘイン扮)の母など、主人公の母親役で視聴者の共感を呼んできた。

ドラマの劇中チョンヘインの母を演じたこキムヘスク

キム・ヘスクは、ドラマの劇中でチョン・ヘインの母を演じたことも(画像出典:これが人生! ケ・セラ・セラ キャプチャー)

近作としては、Netflixを通じて世界でブームを巻き起こしている『スタートアップ:夢の扉』(以下、スタートアップ)がある。

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キム・ヘスクは、単に”誰かのお母さん”という脇役設定ではなく、主演俳優たちの主軸として活躍している点が注目すべきところだ。

1955年生まれ、60代に差し掛かったキム・ヘスクは、最近では母親役ではなく祖母役にも挑戦。10月から放送がスタートしているtvN『スタートアップ』で、ソ・ダルミ(スジ扮)の祖母チェ・ウォンドクとして出演している。

多くの作品で母親役を演じ、"国民の母"と呼ばれているキムヘスク

キム・ヘスクは、多くの作品で母親役を演じ、”国民の母”と呼ばれている(画像出典:スタートアップ キャプチャー)

『スタートアップ』は、韓国のシリコンバレーでの成功を夢見て、スタート業に飛び込んだ青春の開始(START)と成長(UP)を描くドラマだ。

劇中、キム・ヘスクが演じるチェ・ウォンドクは、40年前に夫と死別した後、ホットドッグを売って生計を立ててきた人物で、何よりソ・ダルミの祖母として、逆転を夢見て”スタートアップ”に飛び込む孫娘を心配する目で見ながらも、彼女の心強い力となっている。

特に、第2話で高い現実の壁にぶつかったソ・ダルミに対し、「ダルミ、あなたはコスモスよ。まだ春じゃないの。ゆっくり待ったら秋に一番きれいに咲くのよ。だからあまり焦らないで」と、優しく応援するチェ・ウォンドクの言葉はとても温かく、視聴者の心をジーンとさせた。

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視聴者を暖かくさせているキムヘスクの感情演技

キム・ヘスクの感情の演技は、視聴者を温かく幸せな気持ちにさせている(画像出典:スタートアップ キャプチャー)

1974年、文化放送(MBC)7期公開採用タレントとして芸能界デビューし、女優の道を歩んできたキム・ヘスクは、いつの間にか演技歴46年目の大ベテランになった。流れた歳月ほど多様な作品に登場した彼女は、ユン・ソクホ監督の四季シリーズ『秋の童話(2000)』、『冬のソナタ(2002)』、『夏の香り(2003)』、『春のワルツ(2006)』の全作品に出演したことで、日本でも”韓流の母”というニックネームを得ることに。

母親役という基本的なイメージがあるものの、演技の幅があまりにも広く、固定されたイメージが少ないため、作家やドラマ関係者は常にキム・ヘスクを優先的にキャスティングしようとするほど、卓越した演技力を持つ女優だ。

「キム・ヘスクは、代替不可な女優」「視聴者たちの本当の母親・祖母のような温かさで劇への没入を高め、必ずといって良いほど涙させる」と、芸能関係者や共演俳優たちが口を揃えるキム・ヘスク。絶えず視聴者に笑いと感動を届けてきた彼女は、その温かな人柄で多くの人々の心を癒している。