- JTBC『代理店』が2月26日に最終回を迎え、高視聴率を叩き出すのに一役買った主演イ・ボヨンに称賛の声が上がっている。
- しかし本作は、出演者であるアイドル出身のソン・ナウンの演技力不足が指摘され、人気低迷の危機に瀕したことがあった。
- イ・ボヨンが、作品にとって“悪手”と思われたソン・ナウンをキャスティングに推薦した理由をご紹介。
![JTBC『代理店』は、2月26日に最終回を迎えた](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2023/02/agency-jtbc-2023.jpeg)
2月26日に最終回を迎えたJTBC『代理店』(画像出典:JTBC)
JTBC『代理店』が2月26日、惜しまれつつ有終の美を飾りました。
視聴率が3%を超えればまずまずと言われる時代、なんと最終回で最高視聴率16%を記録。先頭に立って作品の人気を牽引した主演イ・ボヨンに絶賛の声が上がっています。
しかしそんな本作、放送期間中に出演者の1人がバッシングを受け、視聴率に影響が出てもおかしくない状況に置かれていたのをご存じでしょうか。
それは、元Apink(エーピンク)で女優のソン・ナウン。彼女の演技に対し、批判が殺到したのです。
![元Apinkで女優のソン・ナウンは、演技に批判の声が殺到した](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2022/01/tp-apink-sonnaeun1.jpg)
演技に批判が殺到した元Apinkで女優のソン・ナウン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
“ミスキャスト”というワードまで飛び出す事態で、韓国のネット上では演技力不足を指摘する記事が相次ぎました。
アイドルが演じることに否定的な風潮がある本国ではよくあることで、好意的でないがためにどうしても厳しい評価がくだされがち。
役者業に就いた際のいわば通過儀礼のようなものですが、ソン・ナウンもその洗礼を浴びました。
これにより『代理店』は、作品の持つメッセージや内容よりも彼女の演技がクローズアップされ、ドラマ自体の人気が低迷するかもれない危機に立たされたのです。
韓ドラ界におけるあるあるのため、制作サイドはソン・ナウンを起用する段階で、彼女が“悪手”となり、リスクを負うことを想定していたはず。
しかし、彼女を出演者の1人に選択しただけでなく、なんと物語において重要な人物、財閥3世でインフルエンサーのカン・ハンナ役に抜擢しました。
そのきっかけとなったのがイ・ボヨン。彼女自ら監督にソン・ナウンを推薦したことを、一部韓国メディアのインタビューで明かしています。
![イ・ボヨンは、ソン・ナウンをカン・ハンナ役に推薦した](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2023/02/tp-koreansctress-leeboyong-sad-episode-2.jpg)
ソン・ナウンをカン・ハンナ役に推薦したイ・ボヨン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
面識は全くなかったそうなのですが、カン・ハンナ役のキャスティングがまだ決定していない時期に知人と同役について会話をする中で、ソン・ナウンの存在を知ったのだとか。
そしてインターネットで彼女を検索、自撮り写真などを見て、華やかなイメージと整った容姿、トレンディーさが役にぴったりだと感じ、ドラマのミーティングの席で「ソン・ナウンさんという方も良さそうですよ」と一言。
これが契機となりソン・ナウンは、カン・ハンナ役のオーディションに参加。見事役を勝ち取ったそうです。
イ・ボヨンは、「私は推薦しただけで、他の役者と一緒にナウンさんも候補に挙がりオーディションを受けて、気付いたらキャスティングされていた」と、あくまで役を獲得したのはソン・ナウンの実力であったことを強調しています。
加えて撮影時の様子から、「とても一生懸命取り組む役者」と語った上で、「監督は、上手く演技できるまで繰り返し撮り直すタイプだったけれど、(ソン・ナウンは)最後まで諦めずについてきた」と絶賛するとともに、「どんどん成長しているように見えてうれしかった」と明かしました。
オーディションには実力で合格したものの大女優からの推薦を受けた点や、役者業に注力するためApinkを脱退した点など、様々なプレッシャーの中で最後まで役をまっとうしたソン・ナウン。
世間からは残念ながらバッシングを受けましたが、イ・ボヨンからは高評価を得ているだけに、今後の彼女の活躍に期待が寄せられます。
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