• YGエンターテインメントの新人ガールズグループのBABYMONSTERが、デビューメンバー選抜のための、最後のテストを行う。
  • 韓国ネットでは、サバイバルによる選抜方式に「古くない?」「残語」などの声も。
  • また、YGの総括プロデューサーとして戻ってきたヤン・ヒョンソク元代表の姿に驚く声も寄せられている。
YGエンターテインメントの新人アイドルグループBABY MONSTERの選抜方式について議論が巻き起こった

YGエンターテインメントの新人アイドルグループBABY MONSTERの選抜方式について議論が巻き起こった(画像出典:YGエンターテインメント)

YGエンターテインメント(以下、YG)からデビューを予定している新人ガールズグループのBABYMONSTERが、デビューメンバー選抜のための、最後のテストを行うようだ。

3月6日、同グループのプロデューサーであるヤン・ヒョンソク氏は「これまで公開していた7人は、デビューの可能性が最も高かっただけ。最後のテストを通して、最精鋭メンバー(デビュー組)を選抜する」と明らかにした。

これにより、当初7人編成と伝えられていたメンバー数に変更の可能性が出てきており、これから生き残りをかけて様々なミッションを遂行し、デビューの切符を掴みに行くことになった。

“7人組デビュー”と思っていた韓国ネットユーザーからは、「やはりアイドルデビューは難しいね」との声が多数上がっている。

一方で「今どき(サバイバルは)古くない?」「最終的には全員デビューするのでは?」と、選抜方式や、透明性が担保できない社内審査に対して、疑問を呈するユーザーも。

かつてYGは『YG宝石箱』で、その選抜方式が議論を呼んだため、早くもファンによる甲論乙駁が起きている。

同番組では、脱落したメンバーへの報せがまるで“解雇通知”のように映っていたため「再び残酷極まりない儀式が始まったのか」と、皮肉る声も浮上。

「7名デビューは決まっているわけではない」ヤン・ヒョンソク元代表

「7名デビューは決まっているわけではない」ヤン・ヒョンソク元代表(画像出典:YGエンターテインメント)

さらに、サバイバルの趣旨を説明するヤン・ヒョンソク元代表(以下、ヤン元代表)の登場に驚いた人もいたようだ。

見慣れた帽子をかぶり、観客席のようなスタンドに座ってアナウンスをするヤン元代表の映像には、一部のネットユーザーから「なぜそこに座ってるの?」「(YG関連の業務を)辞退したはずなのに」といったコメントが。

ヤン元代表は2019年6月14日、YG代表職を含め、全ての職を辞任している。

このニュースは、当時売春斡旋や脅迫などの嫌疑が持たれ、当局捜査が避けられないと囁かれていた矢先の電撃発表だった。

以降、約3年にも及ぶ捜査と裁判が続いていたが、昨年12月に全ての嫌疑から自由になる(一部罰金刑)。

そして2023年1月1日、ヤン元代表は経営には携わらないものの、“総括プロデューサー”としての復帰を宣言。

韓国メディアは「第一審で無罪判決を言い渡されたヤン元代表は、(YGの総括プロデューサーとして)新人発掘と育成に専念するそうだ」と伝えており、韓国検察の公訴の結果次第では、判決が覆される可能性を示唆。

今年1月、YGの総括プロデューサーとして復帰したヤン・ヒョンソク元代表

今年1月、YGの総括プロデューサーとして復帰したヤン・ヒョンソク元代表(写真提供:©TOPSTAR NEWS)

しかし韓国法律専門家によれば、ヤン元代表の有罪が立証される可能性は低いようだ。

ヤン元代表は、検察の公訴でも結果が変わらないという自信を持ったのか、総括プロデューサーとしての復活を急いだ向きがある。

韓国ネットユーザーは、ヤン元代表がまだ裁判中(公訴審を控えている)という印象が強いため、今回の姿に驚いているようだ。

そんなヤン元代表は、総括プロデューサーを務めるにあたり「YGから報酬を受け取らない」という方針を打ち立てている。

この決定を巡っては、SMエンターテインメントのイ・スマン氏のように、“火元”を作らないための策であるという分析も。

イ・スマン氏は、ライク企画という子会社を設立し、“プロデュース費用”という名目で多額の利益を上げていたため、モラル問題が問われているからだ。

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Danmee編集長のコラムです。韓国芸能界の出来事やネットの話題を分かりやすく解説しております。日本のマスコミが滅多に取り上げない様々な韓国情報を読者の方々と共有していきたいと思います。

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