韓国ドラマに欠かせない”子役”。幼い年齢にもかかわらず、大人顔負けの繊細な演技で喜怒哀楽を表現し、視聴者に感動を届けている。その中でも特に人気を集めているのはオク・イェリンだろう。近年、日韓でヒットを飛ばした作品に多く顔を覗かせている。そんな”ひっぱりだこ”の彼女にスポットを当ててみた。

日韓で人気沸騰中のドラマ、tvN『二十五、二十一』。

日本ではNetflix(ネットフリックス)で配信されており、デイリーランキングトップ10に常連となっている作品だ。

tvN(Netflix)『二十五、二十一』はナム・ジュヒョクとキム・テリが主演

ナム・ジュヒョクとキム・テリが主演、tvN(Netflix)『二十五、二十一』ポスター(画像出典:tvN)

ナム・ジュヒョクとキム・テリが主演を務める『二十五、二十一』は、初めて互いの名前を呼び合った21歳と、いつの間にか恋をするようになった25歳という、爽やかなロマンスを描く。

未熟な若者たちの純粋で熱い成長期、友情と愛の間で戸惑うときめきと悩みを共にする若者たちのケミストリーまで、青春の記憶を再び呼び覚ます作品だ。

本作には主演俳優のほかにも、注目すべき人気俳優が出演し話題になっている。

その俳優とは、子役俳優のオク・イェリンだ。彼女は劇中、キム・テリ扮するナ・ヒドの幼少時代を担当している。

劇中、キム・テリ扮するナ・ヒドの幼少時代を担当した、オク・イェリン

オク・イェリンは劇中、キム・テリ扮するナ・ヒドの幼少時代を演じた(画像出典:オク・イェリン公式Instagram)

愛らしいビジュアルが印象的なオク・イェリンは、2011年12月生まれの10才(日本年齢)。日本で言えば小学4年生という年頃だ。そんな若さであり、あどけなさが残る表情を見せているも、彼女の芸歴は立派なもの。

芸能界デビューは2017年、OCNドラマ『ブラック~恋する死神~』にて。

ソン・スンホン、コ・アラ、イエル、キム・ドンジュンが主演するファンタジースリラー劇で、コ・アラが扮するカン・ハラムの幼少時代を演じ、多くの好評を得た。

その後、数々のドラマに顔を覗かせたオク・イェリン。彼女は日本で人気の高い韓国ドラマにも出演している。

現場が和やかな雰囲気なのが分かる、ドラマ『私の後ろにテリウス』のオフショット

ドラマ『私の後ろにテリウス』のオフショット。現場が和やかな雰囲気なのが分かる(画像出典:オク・イェリン公式Instagram)

まず、2018年には、ソ・ジソブ、チョン・インソンが主演した、MBC『私の後ろにテリウス(邦題:私の恋したテリウス~A Love Mission~)』に出演。チョン・インソン扮する平凡な主婦コ・エリンの双子の子ども役で、妹のチャ・ジュニを演じた。

劇中、ソ・ジソブが演じた主人公キム・ボン(=テリウス)の向かいの家に住んでいる設定から、キム・ボンが双子のベビーシッターをしていたシーンも登場。ソ・ジソブがオク・イェリンら子役俳優と戯れるシーンは、視聴者に和やかな時間を届けていた。

ここでの演技が評価され、この年の『MBC演技大賞』で”子役賞”に輝いている。

次に、日本に再び韓流ブームを巻き起こすきっかけとなった、JTBC『梨泰院クラス(2020)』。

ここでは、主人公パク・セロイ(パク・ソジュン)の初恋相手、オ・スア(クォン・ナラ)の幼少期を担当した。

オク・イェリンとクォン・ナラはドラマ『不可殺』で再会

ドラマ『不可殺』で再会した、オク・イェリンとクォン・ナラ (画像出典:オク・イェリン公式Instagram)

この他にも、SBS『熱血司祭(2019)』、SBS『誰も知らない(2020)』、tvN『君は私の春(2021)』、tvN『不可殺 -永遠を生きる者-(2021)』など、韓国で人気の高かった作品にばかり出演している。

これと同時に、その年に出演した作品の多さにも驚く。

デビューした2017年には、ドラマ4本、広告(CM)5本、翌2018年と2019年もそれぞれドラマが4本、2019年には5本と、かなり精力的な活動を見せている。

10才にしてすでに芸歴5年を誇る、実力派子役俳優のオク・イェリン。この先も、フィルモグラフィーを重ねながら、心に響く名演を披露していくことだろう。





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