復讐の道を歩むことになった女性主人公が、男性を相手に立ち向かっていく姿を描いた、Netflix(ネットフリックス)新シリーズ『マイネーム:偽りと復讐』。アクションノワールジャンルとあって、劇中、多くのアクションが盛り込まれるそうだが、これまでとは違ったより現実的なスタイルになっているという。華奢な女性でも男性を制圧できるという、アクションとは。
今月15日より公開される、Netflix(ネットフリックス)新シリーズ『マイネーム:偽りと復讐』。
本作は、主人公のジウが実父を殺した犯人を捜すため、名前を偽り警察に潜入。残酷な真実を暴きながら復讐していく姿を描く、韓国発のアクションノワールドラマだ。
主人公を演じるのは、JTBC『夫婦の世界(2020)』のヨ・ダギョン役、JTBC(Netflix)『わかっていても(2021)』のユ・ナビ役など、ラブロマンスジャンルで活躍してきた女優のハン・ソヒ。甘い雰囲気が良く似合う彼女が、これまでのイメージとは一変し、ダークさを身にまとう。
『マイネーム:偽りと復讐』の見どころは何と言っても、ハン・ソヒが披露する”アクション”だろう。
父親を殺した犯人を探すために組職に入ったジウ(ハン・ソヒ)が、多勢の男性を相手にどう立ち向かうのか。
弱々しい女性が男性を制圧するには、どれほどの武術センスが必要なのだろうか。
これまでも多くのドラマで披露されてきた、女性主人公による派手なアクション。華麗で完璧ではあるものの、その様は現実的ではない二次元的要素を含んでいる。
これに視聴者は「カッコイイけど、本来ならこうはならないよね」といった感想を述べ、あくまでも創作であることを見抜いていた。
だが、『マイネーム:偽りと復讐』は違うようだ。
本作の演出を担当したキム・ミンジン監督は、「本当にハン・ソヒ本人がしたアクションだ」とし、その魅力をこう説明した。
「アクションについては最初から悩みが多かった」と語るキム監督は、「女性が男性のように戦うなら何の違いかをすべて考えた」とし、「ドラマだからできるアクションは少なめにして、アクションの多様性を増やそうとした。2つの組織に仲間入りし復讐する、現実的なアクションをした」と語っている。
監督が話したように、女性が男性を制圧できる”現実的で可能な方法”を探して盛り込んだというハン・ソヒのアクション。彼女は、リアリティー溢れるアクションをどのようにマスターしたのだろうか。
これまで、運動に全く接してこなかったハン・ソヒは、撮影の3カ月前からアクションスクールで特訓を始めたそうだ。
ハン・ソヒは「『マイネーム:偽りと復讐』のアクションは自分を保護し、防御する凄絶なアクションが多い」とし、「覇気と共にアクションスクールの授業を受けたが、悪知恵を働かせると失敗すると思って時間投資をした」と語っている。
月曜から金曜日まですべてアクション訓練に邁進したと話すハン・ソヒは、撮影時に筋肉量だけで10キロほど増量したという。
続いて、「武術監督が、女性を相手に制圧できる現実的なアクションをたくさん見るようにアドバイスをくれた」とし、「相手に致命的になりうる部分を攻撃するのをよく参考にした」と説明。
ハン・ソヒは、シャーリーズ・セロンの主演映画『アトミック・ブロンド』や『オールド・ガード』などを参考にしたことを明かしている。
従来通りではない現実的なアクションを盛り込んだ『マイネーム:偽りと復讐』だが、肝心のアクションがどのようなスタイルなのかは、まだ明かされていない。
女性が男性に立ち向かえるアクションとは一体、どのようなものなのだろうか。これを確認したい方はぜひ、10月15日にNetflix『マイネーム:偽りと復讐』の扉を開けて欲しい。
常に新たな挑戦を盛り込み続ける、韓流コンテンツ。
今回の『マイネーム:偽りと復讐』では、女性が男性を制圧する”現実的な”アクションを盛り込んだ。
先ごろ公開されたNetflix『イカゲーム』が世界的な成功を収め、韓流コンテンツ全体に弾みがつけられた。この勢いに乗って、『マイネーム:偽りと復讐』も新たな記録を刻むかもしれない。
『マイネーム: 偽りと復讐』予告編 (動画出典:YouTube)
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